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 「まぐまPB10 アニメと特撮のあいだに」が完成しました。

 ブックカフェ二十世紀でトークイベント「高野浩幸タイム・トラベルトーク 今、蘇る少年ドラマシリーズ!」が開始されたことを記念して、高野さんに3時間に及ぶインタビューをしました。その記事が掲載されております。
 その他、小特集用にトキワ荘関連の映画や書籍に関するコラムを寄稿しています。はい、「夕景工房」や「もうひとつの夕景工房」に書いたレビューを修正したものです。

 以下の書店で直販されています。

 ・タコシェ(中野) 
 ・模索舎(新宿) 
 ・夢野書店(神保町)
 ・ブックカフェ二十世紀(神保町)

 また、通販も行っております。

 ・蒼天社通販
 


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A5判・定価 本体500円+税
制作:STUDIO ZERO/発行:蒼天社/発売:開発社

目次:
 〈巻頭言〉 アニメと特撮のあいだに 小山昌宏
 福岡特撮座談vol.2~大森一樹さん(映画・脚本家)
 〈ブックレビュー〉「サンデーとマガジン創刊と死闘の15年」 新井啓介
 特撮への愛とマンガ・アニメに対する嫉妬。 足立加勇
 マンガとアニメの「間」を考えるーアニメ経験研究に向けた試論 池上賢

 俳優生活半世紀 高野浩幸 インタビュー

 〈シネマレビュー〉 バクマン。 新井啓介
 六〇年代特撮映画と音楽ー「大魔神」と「サンダ対ガイラ」 梅田浩一
 「裂け目」としてのライダーマンをめぐって 小池隆太

【小特集:トキワ荘の今昔物語】
 藤子・F・不二雄が描いたトキワ荘 稲垣高広
 〈ブックレビュー〉 二人で少年漫画ばかり描いてきた 新井啓介
 〈シネマレビュー〉 トキワ荘の青春 新井啓介
 時代あれこれトキワ荘周辺漫歩 小出幹雄
 原作と映画のあいだに ~回想録『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』は、いかにして映画『これでいいのだ! 映画☆赤塚不二夫』になったのか? 新井啓介

 『リバース・エッジ』はいかに改装/回想されたか? 三津木浩之
 〈BL的想像力〉が与えてくれるもの 西原麻里
 宗教アニメーションにおけるメディアミックス かに三匹
 90年代韓国のダメディア・ミックス 大江留丈二
  ~メディア・国家・時代そして版権までもクロスオーバーしてしまったマンガ原作映画

 表紙・本文イラスト/向さすけ



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 「いだてん ~東京オリムピック噺~」を観始めたのは、第一部の終盤だった。第一部の主人公、中村勘九郎演じる金栗四三がアントワープオリンピックに出場、その後、東京の女学校の教師になっての女子をめぐるスポーツの封建的考えに対するてんやわんやを描くあたりから。

 OPタイトルに瞠目した。
 メインタイトルのロゴデザインは横尾忠則。いかにもって感じでニヤニヤもの。
 横尾忠則を知ったのは1970年代前半の少年マガジンの表紙だった。石油ショックの紙不足でマンガ週刊誌が極端に薄くなっていたとき、マガジンの表紙デザインを担当していた。マガジンの人気キャラクターが登場しているのに、表紙全体から感じる異様な雰囲気に驚いたことを憶えている。

 メインタイトル後の映像がわくわくさせてくれる。
 当時の東京の風景にオリンピック選手の競技を合成している。まるで東京に出現した巨人の様相で怪獣映画、特撮ヒーローファンは歓喜できる。
 そして、そして。軽快な音楽に耳を捉えられた。ファンファーレのあとの前奏、あのストリングスはまさに「スーパージェッター」ではないか! 
 思わず、「僕はジェッター 1000年後の未来から時の流れを超えてやってきた 流星号応答せよ」とナレーションをつけたくなってしまう。
 大友さん、ぜったい狙っている。

 何より驚いたのは、演出家だった。初めて観た回にクレジットされていたのは大根仁。
「えぇ!!!」
 TVの前で声をだしてしまった。大河ドラマのディレクターにNHK局員以外の人が起用されている!
 大根仁は映画監督だ。「モテキ」「バグマン。」は劇場で観た。映画に進出するまではテレビドラマを手がけていたが、それも民放の番組だ。
 これまで大河ドラマは局のベテラン、俊英のディレクターが担当していたのではなかったか。いわゆる花形のディレクターが。
 大河ドラマがフリーのディレクターを起用するとは! これは「いだてん」が最初なのか。それとも僕が知らなかっただけのことなのか。
 聞くところによると、最近のNHKにはかなり民放の人材が流れ込んでいるとか。あるテレビ関係者が言っていたっけ。人気番組「チコちゃんに叱られる」は実際のところフジテレビ関連の会社が制作していると。

 この項続く




 承前

 今年の大河ドラマが「いだてん」と発表されたとき、近代が舞台になっていること、東京オリンピックを題材にしていることで少しばかり興味を持った。脚本が宮藤官九郎、音楽が大友良英、脇を固める役者陣、と「あまちゃん」のスタッフ、キャストが起用されている。「あまちゃん」にハマった僕としては、大いに期待してもいいドラマだった。

 観なかった。
 期待以上に反発が強かったからだ。
 明らかに来年の東京オリンピックを意識した企画である。
 元来、日本でオリンピックを開催することに反対の立場だ。昭和39年の東京オリンピックには意義があったと思う。札幌オリンピックも。まあ、セットとしてだけど。
 その後はまるで開催意義が感じられなかった。名古屋が立候補したときは落選して喜んだほど。

 2020年のオリンピックに東京が立候補したときは何考えてるんだと憤った。
 そんなことやっている余裕があるのか!
 東北大震災の始末もまだついていないだろう。
 震災復興なんてただのお題目にすぎない。
 結局、オリンピック誘致で得をするのは、東京都と政府と建設業界と何よりオリンピック関連のスポーツ関係者だけではないか!
 オリンピック競技を生で観たいというファンもいるか。

 何より、安倍サンの顔がちらつくのが我慢できない。
 誘致スピーチでの、福島が「アンダーコントロール」されている発言に怒り心頭した。リオオリンピックの閉会式でマリオに扮して得意顔を振りまいた。一国の首相が出るものなのか!

 アンチ「東京オリンピック2020」を標榜する者として、オリンピック賞賛ドラマは受け入れられなかったというわけ。

 それがショーケンが出演すると知って、コロっと態度を変えた。
 ショーケンの遺作なら観なくては。ショーケンが登場するのはまだ先だったが、知ったその週(翌週)から観始めた。

 この項続く




 TVドラマを視聴率で語るのはいい加減やめたらいいのに。もうずいぶん前から提言している。
 視聴率で語るのは(民放)TV局の営業とスポンサー(の担当者)だけでいい。
 一般の視聴者が視聴率を語ってどんな意味があるというのか。

 だいたい、今時、昔ながらの調査方法の視聴率にどれだけの価値があるのか。
 そもそも今でもTVが一家に一台的な考えで、視聴率を算出することがどうかと思う。今は一人一台で番組を楽しんでいるいるだろうし、本当に観たい番組は録画するだろう。僕はそうだ。
 調査方法だって、昔ながらのサンプリングではなく、今の時代ならTV受像機の双方向性の機能を利用して、一台々からの視聴の結果が集計できるだろうに。

 まあ、新聞が毎週一回前週のTV番組の視聴率一覧を掲載しているのだから、仕方ないのだけれど。メディアにもその要因があるわけだ。視聴率が悪いと、もうそれだけで番組を叩くからね。視聴率が悪い=ダメ という烙印を押して。
 あるドラマがあって、その視聴率が悪いと、主演の俳優をもう旬ではないと叩く。このパターンが一番多いか。
 ドラマの内容はどうなのか、単なるミスキャストなのか、シナリオの出来が悪いのか、それとも演出が悪いのか、企画そのもののが今の時代にそぐわなかったのか。いろいろと分析する要素はあるはずなのだ。それが、すべて主演俳優の責任になってしまう風潮があって、そうじゃないだろう! と叫んでいたことがあった。

 少し論点がずれてしまったが、何が言いたいかというと大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」のこと。
 開始以来の低視聴率、すっと一桁台であることがネットのニュースになっている。歴代ワーストを更新したとか。

 この項続く




 先週土曜から仕事を深夜シフトに切り替えた。少しでも時給を上げたいため。
 ダブルワーク回避が目的だ。DQのほかもう一つ仕事をしているが、収入はたかがしれている。実益より趣味をいかしたものだ。
 昼夜逆転の生活で毎日がバタバタしている。何もできません! あれもこれもやらなければならないのに。

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先週、東宝スタジオに行ってきました。

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壁の「七人の侍」は有名ですが、

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ゴジラも描かれているんですね。




【ブックカフェ二十世紀 9月のイベント】
 ご好評いただいている月一恒例の落語会「日曜ぶらり寄席」が9月より名称変更します。
 新しい名称は「午後のぶらり寄席」。
 今後は日曜のほか土曜、祝日も積極的に開催していきますよ。
 9月は8日(日)ですが、時間が13時~、1時間繰り上がります。どうぞお間違えなく!

burariyose201909



 本日、19時から文化放送で「追悼・萩原健一 傷だらけの天使ラジオ ~傷だらけの天使ビルに集う人たち」放送。

 エンジェルビルは、今夏大ヒットしているアニメ「天気の子」で主要舞台になっている(らしい。観ていないので)から、若い世代にとって代々木会館=「天気の子」ということになるのだろう。ずるいなあ、新海誠監督。
 前作が空前の大ヒットしたからだろう、「天気の子」は企業のスポンサードがすごくて、さまざまな企業のCMで取り上げられていた。こりゃ、すげぇと思っていたものの、個人的にはまるで興味はなかった。それが、エンジェルビルが劇中に登場すると聞いて、だったら観てもいいか、と思ってしまうほどだったもの。

 50代以上の世代にとっては、代々木会館=「傷だらけの天使」以外考えられない。
 NHK「鴨川食堂」で共演した吉沢悠(ひさしと読むんですね)が進行役で、ショーケンの訃報が流れた翌日(だと思う)に、代々木会館に集まった方々にインタビューで構成されている。
 さまざまな人がいた。熱狂的なファン、デザイナー、当時ロケ現場を何度も見学していた近所に住む人、ショーケンを知らない世代……

 その中に、熊谷俊哉のお兄さんがいた。驚いた。まったくの偶然なのだろう。あるエピソードで誘拐された子役は弟なんです、母親役は大女優で、と応えていて「ええ!」。サブタイトルは思い出せなくて、母親役の松尾和子は歌手(の大御所)だけれども。弟は他界しちゃったんですよ、とも。

 映画化に奔走していた東宝のプロデューサーも登場した。映画をヒットさせるためには水谷豊を登場させろと言われ困った話を語っていた。ショーケンが、周りが考えるほど「傷だらけの天使」に思い入れがないことも。
 まあ、「傷だらけの天使」は映画化されてはいるのだ。トヨエツ主演で。確か続編も制作された。音楽は井上堯之さん。TVとの関連は知らない(観ていないので)。ショーケン主演の映画の話が進められている最中、この映画は完全にないものとされていたっけ。

 「傷だらけの天使」は映画化されなくて正解だった。あくまでも個人的な見解だが。
 リアルタイムで「傷だらけの天使」でオンエアされていたとき、話題になったのは、子分役の水谷豊の演技だった。水谷豊がショーケンを食った的な記事をよく目にした。そのたびに怒り心頭だった。確かに水谷豊の演技は斬新だよ。役者としてブレークした。でも、ショーケンは決して水谷豊に食われていない、毎回ショーケンらしさを発揮しているではないか!
 現在、そんなことに触れる人はいない。皆、忘れているのか。今では「傷だらけの天使」=萩原健一 だもんな。

 「ショーケンという孤独」を撮った原渕さんとは、個人的な追悼会しようかと話をしている。場所はBC二十世紀で。「ショーケンという孤独」でオンエアされなかった秘蔵映像の上映&思い出トークを考えている。

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 常磐道のあおり&殴打男。
 東名高速のあおり運転、追い越し車線で車を停車させた結果、ふたりの命が失われた痛ましい事件が連日のように報道されていたとき、このあおり&殴打男はどう思っていたのだろうか? 犯人に肩入れしていたのか? 
 今回同じことしているんだよな。大事故にならなかっただけで。




 今日発売の週刊文春。映画コーナーの記事で「みおつくし料理帖」が映画化されることを知る。
 「おお!」と喜んだものの監督が角川春樹御大とありションボリ。
 ハルキ文庫の人気小説シリーズなのだから角川春樹が映画化することは当然だろうが、まさか本人が監督するとは……。
 諦めが悪い人だ、まったく。




 気がつくと、今年もUターンの月を通り越して7月になっている。もう夏なのだ。梅雨寒が続いてまるでらしくない日々なのだが。
 今年は正月映画がそうだったように観たいと思わせる新作映画が少ない。邦画はもちろん洋画も。

 なんて、書いてからもう1ヶ月が経ってしまった。
 梅雨明けからとんでもない酷暑が続いていたが、最近暑さは相変わらずのものの秋の気配がチラホラ感じられる。
 毎日4時半にアパートを出て駅に向かうのだが、少し前まで明るかった空が、徐々に暗くなっている。夜、喫煙でベランダに出ると秋の虫の鳴き声が聞こえる。
 もう夏も終わるのか。少々感傷に浸っている今日この頃。

 とりあえず、5月までの分をまとめてみる。

     ◇

3月

2019/03/25

 「青春怪談」(神保町シアター)


2019/03/27

 「グリーン・ブック」(MOVIX川口)


4月 

2019/04/06

 「こどもしょくどう」(岩波ホール)

 
2019/04/06

 「おとうと」(ラピュタ阿佐ヶ谷)

 「THE Guilty/ギルティ」(新宿武蔵野館)


2019/04/12

 「ダンボ」(TOHOシネマズ上野)


5月
 
2019/05/07

 「貸間あり」(神保町シアター)


2019/05/15

 「ごろつき犬」(ラピュタ阿佐ヶ谷)

 「弥太郎笠」(ラピュタ阿佐ヶ谷)

 「反逆児」(ラピュタ阿佐ヶ谷)


2019/05/23

 「沓掛時次郎 遊侠一匹」(ラピュタ阿佐ヶ谷)

 「江戸っ子繁盛記」(ラピュタ阿佐ヶ谷)




プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)

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