昨日、2回めの「シン・ゴジラ」鑑賞。こんどはTOHOシネマズ日本橋のTCXにて。平日の午後なのに、けっこうお客さんで埋まっていた。
 もう1回は観たい。

          * * *

 もう忘れて続きはないものと諦めていたあなた、お待たせいたしました!
 このリサイタル後、まったくの偶然なのだが、古書店@ワンダーで「伊福部昭 音楽家の誕生」(木部与巴仁/新潮社)を見つけた。当然、即購入。

     ◇

 「東京人 特集 特撮と怪獣 1960年代」から続く

 「伊福部昭21世紀」は日曜日の午後に開催された。
 未来の伊福部昭を語るディスカッション・イベントとして、関係者が集ったのだ。
 金井芙三枝(舞踏家、「プロメテウスの火」芸術監督)、河内春香(ピアニスト、伊福部昭舞踏音楽研究)、小島英人(TBSヴィンテージクラシックス・プロデューサー)、小林淳(映画、映画音楽評論)、北條誠人(ユーロスペース支配人)、土橋庸人(ギター)、そして木部与巴仁。

 各人、一人ひとり持ち時間内に自身の研究内容を語り、最後ディスカッションというのが当日の進行だった
 このとき、木部さんは自分の持ち時間に伊福部昭のギター曲(ギター:土橋庸人)をバックに踊った。上半身裸、裸足になって、会場を暗くし、自身で用意した灯りをステージの所々に置いて。終了後、汗びっしょりになっている姿が印象的だった。汗の量が半端ではない。踊り=スポーツなんだと認識した次第。

 イベント終了後、出演者、スタッフによる打ち上げ時のときに、木部さんに「キベダンスの定義って何ですか?」と訊いて皆に笑われた。

 今回の公演「木部与巴仁×土橋庸人 伊福部昭 全ギター曲を踊る」は、あのときの再演を含んでいる。もちろん、あのとき伊福部昭のギター曲は1曲だけだった。もちろん、全曲といったって、3曲しかないのだけれど。

 前半は土橋さんのギターソロ。

  サラハンド(ヘンデル)
  アルハンブラの想い出(タルレガ)
  七夕(伊福部昭)
  マズルカ(タンスマン)
  ドビュッシー讃歌(ファリア)

 休憩後、メインイベントとなる。

  古代日本旋法に依る踏歌(1967)
  ギターのためのトッカータ(1970)
  箜篌歌(1969)

 同じ内容だからこそ、会場の違いを実感した。
 東京アートミュージアムはコンクリート打ち放し、ホールは天井まで何の遮りもなく空間が広がっている。
 この空間を効果的に取り入れている。
木部さんが階段から降りてくる足音、真っ暗なステージの壁に浮かび上がる影、壁に仕掛けられた灯り。
 残響が素晴らしく、声やギターの音がよく聴こえる。
 木部さん自身の朗読、土橋さんのギター、すべてが映えるのだ。

 とても充実した心持ちで、会場を後にした。
 



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2012/02/17

 「西田幹サロンコンサートver.12 meets落語」(新大久保・スペースDo)

 ゲストの立川談修さんから案内をもらった。ホストの西田幹さんはバストロンボーン奏者。西田さん率いるバンドが奏でるラテンジャスと落語のコラボとあって興味がわいた。
 コラボといっても、内容は大方想像がつく。第一部が落語、休憩後、西田さんと談修さんのトーク、その後バンドのライブ、というような。
 いやはや、最初から本当にコラボしてるんだから、驚くのなんの! 

 早めに新大久保に着いたので、近くのマクドナルドでしばしの読書。
 小雨が降る中、会場へ向かう。地図がなかったらわかりゃしない。建物は住宅街にあった。スペースDoはその地下だ。
 受付をすませて中に入ると着物姿の吉笑さんとばったり。これにはびっくりした。
「あれっ、今日は開口一番やるの?」
「いえいえ、今まで太鼓を叩いていました」
 そういえば、階段で待っているあいだずっと太鼓の音が鳴り響いていたっけ。吉笑さんの一番太鼓は1月の桐生に続いて二度目。弟弟子の笑二さんもいる。
 このコンビによる二番太鼓でライブが始まった。
 ちなみにキャパ100名の会場は開演時には満員になった。
 
 上手に高座、下手は演奏ステージという作り。バンドは、バストロンボーンのほかに、サックス、フルート、ピアノ、ベース、ドラム、コンガ、ティンバレス、ヴォーカルという豪華な編成だ。
 まず談修さんが小噺(西洋ジョーク)を披露すると、バンドがその小噺にちなんだ曲を演奏するという構成。たとえばオープニングは、ある地方の単線が走る小さな駅舎を舞台にした小噺。続く曲は「A列車で行こう」。ミルクの小噺には、フロートの女性がオカリナで「森永」のCM「ピポパポ」。小噺に笑い、バンド演奏にスウィングする。第一部の試みは大成功だったと思う。高座の目の前、最前列には小学生の女の子がいて、きわどい下ネタにはヒヤヒヤしたけれど。

 第二部は談修さんの落語。亭主の夢に嫉妬する奥さんの噺「夢の酒」。生前家元が「いつ真打になってもいい」と昇進の許可をだしていたというが、確かに堂々とした高座だった。腕あげたなあと思う。

 第三部は、談修さんと西田さんのトークで進行するライブ。本当はバンドだけの進行の予定だったのだが、急遽、談修さんもMCで絡むことになったとか。
「この第三部、本当に、私が必要ですか? もう休ませてくださいよ~」に大爆笑。
 第三部でも談修さんはキーマンだった。ボケの西田さんにツッコミの談修さんといった感じ。もう笑わせる笑わせる。
 ラテンバージョン「北の国から」はまるで違う曲だった。ラテンバージョン「美女と野獣」はオリジナルを知らないこともあって、琴線にびんびん触れた。
 バンドの中に女性がいた。ヴォーカル、フルート、ピアノの3人。ヴォーカルはそのマスクからもしかしてと思ったら、やはり外人(ブラジル)さんだった。フルートが演奏の要になる。その音色に聴きほれた。ピアノは乗ってくると、椅子から浮いた形、中腰状態で、鍵盤をたたきつけるような激しいプレイがセクシーだった。

 ラテンジャズは生で聴いてかなりくるものがあった。癖になるかも。




 錦糸町パピーズに遅れてやってきたKさんから知らされた前田武彦死去の報。思えば、市川崑監督の死も、新宿の某居酒屋で飲んでいて後からやってきたKさんから聞いたのだった。
 昨日はジョー山中の死に肩を落とした。やはり奇跡は起きなかったか……
 書きたいことはいろいろあるが、今はお二人のご冥福を祈るのみ。

          * * *

 昨日書き忘れていたこと。
 というか、時系列的にはこちらが先だった。

 夏休み初日の1日(本当は30日の土曜日から始まっているのだが)は、映画サービスデーを利用して渋谷で映画をはしごした。
 まず、10時からアップリンクファクトリーでドキュメンタリー「里山の学校」(&「遊び場のない子どもたち」短縮版)。
 昼食及びネット古書店で購入した2冊(小林信彦「冬の神話」&立川談四楼「どうせ曲がった人生さ」)の代金を郵便局で振り込んだ後、シアターN渋谷で「モンスターズ 地球外生命体」。
 映画の感想はあらためて書く。

 夜は地元のライブハウス、西川口Heartsへ。
 川口にライブカフェがあって何度か通っている。自分が企画したイベントを実施したこともある。西川口、それも繁華街(ピンク街?)の西口ではなく、東口にライブハウスがあるなんて昨年まで知らなかった。なぜ知ったかというと、このブログに関連するのだ。

 ブログ訪問者リストでよくその名前を拝見する方に〈N郎♪〉さんなる人物がいる。ソロとロックバンド(アウフヘーベン)で精力的に活動しているミュージシャンで自身のブログにスケジュールやライブの模様等を綴っている。定期的にライブを行っている会場の一つが西川口Heartsなのだ。へぇ、西川口にもライブハウスがあるんだ、と思った。
 このときは場所まで知らなったが、ある日、西口に用があり、自転車で出かけたその帰り陸橋をわたって左折した通りに西川口Heartsがあった。ここにあったの! 陸橋を利用する際にはよく利用する通りなのである。こうなると次は西川口Heartsの中を見たくなる。じゃあ、次にN郎♪さんがライブするとき行こう! それもアウフヘーベンの。
 アウフヘーベンではなかったが、やっとその機会が来たというわけだ。

 西川口Heartsは本格的なライブハウスだった。面白いのはライブホールと飲みの場が区分けされているところ。通常キッチン(カウンター)はホールの中にある。Heartsの場合、飲み屋はホールの手前にあって独立しているのだ。単に飲みだけに来るお客もいるわけだ。アルコール類はオール500円。つまみ(カワキモノ)は200円、ホットドッグは300円。ご飯類は700~900円。帰宅途中に寄ってみようかな。

 対バンライブの場合、目当てのミュージシャンだけ観て(聴いて)帰ってしまうファンが多い。僕は時間がつく限り最初からつきあう。それがこの手のライブの楽しみだと思っているので。

 ●Rain
 もしかして今日がデビュー? お客さんで年配の男女がいて、この方のライブが終わると帰ってしまった。ご両親ではないか? 

 ●SAKA
 バックミュージシャンが焼酎の一升瓶とグラスだなんて! だから名前がSAKAなのか? 面白い。

 ●河先健
 支払いができなくて、現在水道と電気が止められているとか。そんなことより西川口までの電車交通費だ、なんて泣かせる。声量がすごい。

 ●N郎♪
 本日のトリ。河先健さん以上の声量だった。あるときは山下達郎のような、またあるときは浜田省吾。もしかして七色の声が出せるのではないか。ギターテクも抜群。座っての演奏だったが、リズムとる足の動きが一種独特で、もしスタンディングならステージの上下をいったりきたりしそうな勢いだ。




 1日から始まった例年よりちょっと早い夏休み。ついでにブログも休んでいた。 
 5日は、ポレポレ東中野で「あぜみちジャンピンッ!」を鑑賞。昨年船堀映画祭で観たときよりクライマックスが胸にきた。
 上映後、西川文恵監督と二井康雄さんとのトークショー。このトークイベント、実は二井さんからもし都合がつけば見にきてと案内をいただいていた。二井さん、平日のお昼過ぎに行けるわけがないでしょう、と返信しようして気がついた。夏休みじゃないか!

 一度自宅にもどり、夕方は錦糸町へ。Live House PAPPY'Sの「BLUES FESTIVAL 2011 ~今年もやります! ブルースの祭典!!~」初日に足を運んだ(3日間開催)。トリで水木ノアさんが出演されたのだ。
 郷里が福島のノアさん、3.11以降、被災地復興のため、東京と福島を行き来して八面六臂の活躍だ。ライブはもちろん、ウクレレ100本の贈呈、お母さんと叔母さんが製作している「にほひ袋」を販売して、売上げを義捐金に充てたり。「にほひ袋」とは二本松市和紙の手作り工芸品のこと。
 初日の出演は4組。ブッチ、白石結城、ヤンマー島村、そして水木ノア。
 ブルース特集ということで、オリジナルはなし。たぶん。ブルースに詳しくないのでよくわからないけれど。

 トップバッターのブッチさん、最初見たときは安田大サーカスのHIROかと思った。ブッチって、ブッチャーからきているのだろうか。
 続く白石結城さん、バンドでインスト。バンドっていいなあ。
 ヤンマー島村さん。ソロだけれど迫力あった。中央アジアの三味線(ライブ後、名称を確認したけど忘れた)に驚愕。ジェイク島袋がウクレレをギターのように弾いて素敵な音を聴かせてくれるけれど、この島村さん、この三味線をギターのように弾くのである。
 トリのノアさん。バックは20代の若者2人(ギター&サックス)と40代のオヤジ(ベース&ドラムス)だという。あらっ、ベースはみうらじゅんではないか。原田芳雄追悼でうたっ「横浜ホンキートンクブルーズ」とオリジナルの「ハウンドドッグ」。
 
 ライブ後のセッションがまた良かった。

 

daimajin
入口で出迎えてくれる大魔神のフィギュア

live1

live2

live3

live4
ライブ後のセッション。店長(?)が、ヴォーカル、ギター1、ギター2、ベース、ドラムを表に記入して決めていく
ノアさんヴォーカルのセッション2が途中でヤンマー島村さんに引っ張られてどんどんトンデモ度を増していく。まるで「赤い鳥ミリオンピープル」の「もうっこ」のような展開に大感激!

akaitorisyasin
店内は1960年代、70年代グッズでいっぱいなのだが、その一つに70年代アーティストのプロマイドが貼られた額がある。ボケているけど、赤い鳥の5人です。




 昨日は映画サービスデー。ユナイテッドシネマ浦和で「トゥルー・グリット」を観た。この映画についてはあとにして、3月の備忘録ということで。

     ◇

2011/03/18

 「小川和隆の十弦ギター春のきざし ~バッハからポップスまで~」(霞ヶ関ナレッジスクエアスタジオ)

 もしかしたら、小川さんとは「ふたいサロン」ですれ違っているのかもしれない。昨年6月の「ふたいサロン」で企画された、キウイさんの真打昇進前祝いの会で、南久松真奈さんと知り合った。彼女が出演した映画「+1(プラスワン)vol.3」(の一編「下校するにはまだ早い」)の前売券を購入したのである。
 彼女のご主人がギタリストという事実を知ったのは、篠原哲雄監督の実験劇「草原の二重奏」終了後の懇親会のとき。十弦ギターとは何ぞや? 十二弦ギターとどこがどう違うのか? ナルシソ・イエペスに師事したギターの腕前も拝聴したく、さっそくコンサートにお邪魔した次第。

 ステージに登場した小川さんはスーツ姿に黒いスニーカー。何か意味があるのだろうか? クラシックギター界のみなみらんぼうと呼ばれているとかいないとか。

 クラシックギターの定番とはいえ、「アルハンブラの思い出」と「アランフェス」に感激した。ライブでは初めてだったので。

 春よ、来い/グリーンスリーブス/プレリュード~チェロ組曲第1番/第三の男/禁じられた遊び~愛のロマンス~/月光とメヌエット/アルハンブラの思い出/アランフェス/ピカピカ/エストレリータ/ワルツ第3番/Haru


2011/03/24

 「シネマDEりんりん」(サムライシアター新宿)

 今のビルにおけるサムライシアターでの最後のシネりん。新宿御苑の方に移転するという。
 「クレイジズム」プレイベントで、窪田将治監督と出演の草野康太さんがゲスト。窪田監督はほとんど毎回お客さんで来ている。自作が取り上げられるのも3回目。なので林さんとのトークはとんでもないはじけようだった。
 4月16日(土)よりシネマート六本木で公開される。


2011/03/25

 「経堂さばの湯 立川談四楼独演会」

 立川こはる「真田小僧」
 立川談四楼「三方一両損」「三年目」

 




 その1から続く

 父親にチケットを渡すと娘はさっさと会場内に消えていった。友人のところへ行ったのだろう。一人になった父は受付でチケットをもぎってもらい中に入る。特典でオリジナル軍手をもらう。
 入場の条件で500円でドリンク券を購入。中に入る前に生ビールで喉を潤した。
 ライブが始まるというので、ドリンクコーナーに近いドア(ホール左サイドの後方)を開けると、観客が一杯で中に入れない。仕方なく前方のドアから中に入る。こちらも混雑しているが、ドア付近に少し余裕があったので、壁にもたれるような感じでステージを見る。

 観客の中にオレンジのつなぎ(作業服)を着ている人たちがいた。何組も見かけた。オレンジだけでなく紺色のつなぎグループも。あとでわかったのだが、このつなぎ、このバンドのユニフォーム(?)なのだった。ファンはそれを真似していたわけか。ああ、だからオリジナル軍手が特典なのか! 
 平成のダウンタウン・ブギウギ・バンド?

 メンバーがステージに登場。上手にヴォーカル&ギターの男性、下手はベースの女性。二人の後方には一段高いところにドラムスの男性。
 3人とも眼鏡をかけている。眼鏡というか、写真なので素顔をわからせないために施す目隠しのようなタイプ。色はシルバーだったような。この目隠しのため、3人の存在がとても無機質なものに思えてしまうから不思議なものだ。

 MC担当のヴォーカル&ギターの男性が何かにつけて叫ぶ。よく聞きとれない。「トォース」と言っているのか。観客も元気に応える。まるで「8時だよ 全員集合!」のオープニングで、いかりや長介が客席に挨拶するみたいなやりとり。

 演奏が始まった。観客ノリノリ。身体をはずませステージと一体化している。
 困った。何歌っているのかわからない。歌詞が聞きとれない。もともと楽曲はメロディやアレンジで入っていくから、とりあえず歌詞はどうでもいい。演奏そのものにまったくノレないのがつらい。ギターの音色にしびれる、とか、ベースに下半身が反応する、とか、あればそれはそれで楽しめるのに。ベースの女性のマスクに注目…したくたって目隠ししていたんじゃ意味がない。
 シラけた気分でステージを、観客を見ていた。

 娘は、このバンドのどこがいいのだろうか?
 ちなみに娘はスピッツのFCに入っている。椎名林檎のファンでもある。以前はポルノグラフティの大ファンだったのに、今は興味がないらしい。宇多田ひかるも好きらしい。そういったアーティストとPOLYSICSの接点は何だろう?
 娘もノリノリでこのライブを体感しているのか。どこにいるのかわからないので(わかりたいくもないので)目にすることができない。

 場違いなところに迷い込んでしまった感覚に陥りながら、ふと思った。
 この子たち(10代、20代)が、もし、何も知らずに、ショーケンのコンサートに迷い込んだらとしたら? ステージのパフォーマンス(ショーケンの歌声、バックの演奏等々)や観客の反応をどう見るのか、感じるのか。
 今の自分と同じなのかなあ。同じなんだろうなあ、たぶん。

 ライブの2/3はそこで観ていた。気持ち悪くなってきた。酸欠状態になったような気分。外に出た。
 しばらくロビーでうろちょろしたあと、逆サイドの後方ドアから中に入った。かなりスペースにゆとりがあってゆっくりとステージを眺められる。驚いたのは音がクリアになっていること、歌詞が聞きとれるのだ。場所の問題だったのか! 最初からここにすればよかった。
 そうなると、さっきまでの拒否感はどこえやら、演奏も歌も身を入れて聴けるから不思議なものだ。
 男性二人は目隠しをはずしていた。おお、素顔だ。親近感はそんなところにも由来するのかも。楽しみはいつ女性が目隠しをとるかになった。結局とらなかった。がっかり……。




 ブログを途中まで書いていた。東日本大地震が起きて続きを書く気がしなくなった。
 2週間経って、再開しようと思う。

          * * *

 先週、4日(金)はSHIBUYA-AXへ。

 このホールの存在を知ったのは2003年。ショーケンが13年ぶりに開催したコンサート「Enter The Panther」の最初の会場がここだった。僕は渋谷公会堂を選択してこのホールには行かなかったが、客がスタンディングでライブを鑑賞するホールとインプットされたわけだ。

 そんなホールを初めて訪れた。POLYSICSというグループのライブがあるというので。POLYSICS。ポリシックスと発音するのだろうか。ウィキペディアにはニュー・ウェーブ・ロックバンドとある。男2+女1のメンバー。まったく知らないバンドである。じゃあ、なぜライブに足を運んだのか。娘に頼まれたからだ。

 今年になってから寮生活をはじめた娘から先週1日(月)にメールがあった。
「お父さん、4日の夕方、渋谷に来られる?」
 夜遅かったので返信しなかった。翌日になったらまた同じ文面のメールがきた。すぐに娘に電話した。「いったい4日渋谷で何があるんだ?」
 わかったのは、4日にSHIBUYA-AXでPOLYSICSのライブがあること、友だちが行けなくなって、チケット2枚余ってしまう、使用しないのはもったいないと思っていること。
「だからね、お父さんに来てもらいたいなあと思って」
 ぴんときた。「チケットを買えってこと?」
「そう!!」
「もう一枚はどうするの? お母さんを誘うつもり?」
「だって、お母さん、九州じゃない」
 父親の一周忌のため前日(3日)から帰省するのを忘れていた。もう一枚買って、誰か友人を誘おうかと思ったが、やめた。だいたいどんなライブなのかもわからない。苦痛を与えるだけのバンドだと申し訳ない。終わってから飲みにいくと余計な出費がかかる。だいたい早く帰ってやらないと、猫の世話があるのだ。やはり一人で参加しよう。

 18時ジャストに退社して京浜急行で品川に向かっていると、娘のメールが入った。
「今、渋谷駅近くのマックにいるけれど、もし場所がわからなければ待ち合わせする?」
 すばやく返信。
「今、会社出たところだから、一人で行く」
「わかった、近くに来たらメールください」

 何とか、19時前に会場に着いた。
 入口で娘からチケットをもらう。金を払おうとしたら、バックをロッカーに閉まっているので財布がない、終演後でいいからと言われた。
 列の最後に並んで会場の中に入った。特典でオリジナル軍手をもらった。いつもいくコンサートと違って観客が若い!

 この項続く




 朝方、変な夢を見た。
 某所に旅してネットカフェに泊まった。翌日、精算したら金額が150万円! 15のあとの0の数を数えたら5個あるのだ。15,000円でも150,000円でもない。1,500,000円!
 怒りましたよ、どうやったらそんな金額になるんだと。
 店長は気まずそうに言った。「当店は深夜パック料金が設定されてないもので」
「そうなんだ」
 あっけなく納得してしまった僕って何? 

          * * *

2010/05/27

 「開店10周年記念特別プログラム The Will」(Welcome back) 

 承前

 僕の質問に「どこまで話していいんだろう」と前置きしてから答えてくれた。
 秋にショーケンのライブがある。9月の横浜関内ホールと11月の中野ZERO。その音源だそうだ。ピアノの篠原信彦さんやコーラスの女性+ギターは出演するらしい。トークありとあるので、前回の「トーク&ミニライブ」のライブの割合が増えたものと考えた方がいいか。あくまでも憶測にすぎないが。
 フルバンドでないことを残念がると「本人はバンドでやりたいらしいですけどね」。どうやら大人の事情があるらしい。堀越さんは篠原さんから頼まれて今回のレコーディングに参加したと。それから篠原さんやGHQの話。
「石間さんと深町さんと一緒に演奏したこともあるんですよ」
「石間さんって、石間秀機さんですか?」
「そうです」
 な、なんてこったい! 全然知らなかった。
「石間さんのギター、生で聴いてみたいんですよ、今もやられているんですか?」
「いや~、もう解散しちゃったんで」
「石間は○○が×××から」
 深町さんが会話に入ってきてそのままステージに向かった。
  
 第二部開始。
 第一部は堀越さんのMCで進行したが、第二部は開始早々、深町さんにマイクを預けた。深町さんは「僕にマイク渡したら当分の間返さないから」と、次に演奏する自作曲「Anomalocaris」について解説を始めた。タイトル(アノマロカリス)は5億数年前のカンブリア紀に棲息していた生物の名称で、深町さんはとても興味深いと言い、なぜなのか、懇切丁寧に教えてくれる。
 この種の生物はその進化の過程から考えるとかなり異質な存在らしい。普通、生物は手や足、目や耳など二つあるのに、この生物は目が3つとか5つある左右非対称であり、生物の進化の中でこの生物を加えると進化論が成立しなくなるらしい。なので化石が発見されて一時期は公表されなかった……。
 何ともSFマインドを刺激する話ではないか。こういう話は大好きだ。

 興味深い話のあとの曲がまた印象深かった。
 というか、第二部で披露された曲はどれも僕の琴線に触れるものだった。渡辺さんが以前発表した曲を新たにアレンジしてきた「大塚の女(ひと)」(仮)。堀越さんの曲で、ラヴェル「ボレロ」のリズムそのままにオリジナルのメロディが奏でられる「The Bolero」。

 終了後、受付でCD「Infinity Orchestra」が売り出されたのですぐに買いに走った。
 一人、テーブルでブルドッグを飲みながら余韻に浸る。
 この店はビートルズに格別の思い入れがあるようだ。壁にはすべてのアルバムジャケットが貼ってある。昭和41年の武道館ライブのチケット(レプリカ?)も額に入れられて飾られている。ローリングストーンズのチケットも。何たって定期的に「ビートルズ大会」を開催しているのだ。素人バンドが5,000円の費用で参加できる。

 深町さんに石間さんの件を確認した。ユニットを結成したのはいいがすぐに解散してしまったとか。原因は……まあ、いいや。
 ずっと気になっていたことを質問してみた。
「深町純って本名なんですか?」
 だって、素敵な名前ではないか。
「よく言われるけど、本名だよ」
 深町っていったら、僕らの世代、「タイム・トラベラー」や「時をかける少女」に夢中になった世代には、ある種憧れの苗字だろう。で、名前がJUNだもの。
「『沈黙の艦隊』の潜水艦の艦長の名前も深町なんだって?」
 よく言われるらしい。調べてみたら、主人公ではなく、海上自衛隊のディーゼル潜水艦〈たつなみ〉の艦長だった。深町洋。なるほど、なるほど。
 自分のお店で、毎月最終土曜日にソロライブを開催していることを教えてもらった。今月は無理だが、来月には行ってみよう。

 3杯目のブルドッグを飲み干して店を出た。店の前では堀越さんがスタッフの方と一緒にクルマに楽器をしまっていた。
 一度通り過ぎて、思い直して戻ってきて訊ねた。
「石間さんや篠原さんと演奏する予定はあるのでしょうか?」
 答えはイエス。ハプニングス・フォーのライブで篠原さんと共演するとのこと。石間さんとも、石間さんのギターが大好きなのでいつかは一緒にセッションしたいと。堀越さんのHP、要チェックだな、こりゃ。




2010/05/27

 「開店10周年記念特別プログラム The Will」(Welcome back) 

 承前

 メンバー3人を紹介する。個人的な印象だけど。キャッチフレーズはファーストアルバムのライナーノーツに書いてあった。

 感性のドラマー、堀越彰。
 本ユニットのリーダー。谷原章介+東儀秀樹、ノーネクタイのちょっと胸元をはだけさせたスーツ姿はどこかのNO.1ホストみたい。なんて書いても本人うれしくないか。いわゆるドラマーってイメージからかけ離れているイケメンタイプ。

 鮮烈のバイオリニスト、渡辺剛。
 谷原章介に大泉洋をまぶした感じ。見た目も親しみやすいがしゃべるとぶっ飛んでいる。吉本新喜劇のリーダーが務まるかもしれない。演奏中弦を弾きながらチューニング。何か新しい奏法なのか!? 終了後に確認したら「単にチューニングしてただけです。三味線なんかでよくやっているでしょ」

 孤高のピアニスト、深町純。
 若いときの顔しか知らなかった。団塊の世代一年生。白いものがまじる髪と髭から受ける印象はキーボード界の永井一郎ですね、はい。東京藝術大学を卒業10日前に退学したとか。トークの内容がむちゃくちゃ面白い。


 ライブは19時30分に始まった。休憩を挟んで第一部と第二部。それぞれ約1時間。
 ステージは真ん中に渡辺さん、上手から堀越さん、下手に深町さん。
 始まってすぐは場に慣れていなかったのかもしれない。演奏も奏でる音楽もいまいち弾まないような気がした。
 本調子になったのは、第一部のラスト2曲。ユニットを結成するきっかけになった曲。あるダンサーのバックを担当したのだそうだ。ああ、いいなと思った。瞑想できる。

 休憩になった。
 入場時にもらったライブハウスの5月のスケジュールを眺めていた。
 斜め45度から話しかけられた。
「バランスよく聴こえるかい?」
 声のする方に振り向く。深町さんだった。
「ええ、ちゃんと聴こえますよ」
 そう答えたが、深町さん、僕の顔を見るとびっくりして「あっ、ごめん、ぼくの知り合いと間違えた」
 チャンスだと思って訊いてみた。
「最近、後藤悦治郎さんから連絡ありました?」
「紙ふうせんの後藤くん?」
「はい」
「ないけど、何?」
 2月、貝塚のコンサート後、後藤さんが口にしたことを伝えた。
「やってくれるならうれしいけど、でもぼくの店、めいっぱい入って45名ほどだよ」

 深町さん、赤ワインのグラスを持ちながら、訊いてきた。
「君は何、後藤くんの知り合い?」
「ファンです。赤い鳥時代からの。いろいろお世話になってます」
「そう」
「『もうっこ』大好きなんです」
「?」
「赤い鳥のライブアルバム『ミリオン・ピープル』で延々20分演奏しているじゃないですか」
「ああ、そんなことやったねぇ」
「お訊きしたいことがあるんですけど、ずいぶん前にマーサ三宅さんとレコードだしていますよね。今、CDで手に入りますか?」
「無理だろう、CDになっていないもの」

 控室に戻ろうとしたときに、用意してきた付箋つきの「僕たちの赤い鳥ものがたり」を渡した。「お時間あるときに付箋のところだけでも読んでください」

 ひとつは以前個人的に夢想していた、赤い鳥ファミリーのコンサートについて。深町さんの名が出てくる。
 もうひとつは日曜劇場「バースデー・カード」に関する記述。
    ◇
(略)
 水谷豊もいい。『バンパイヤ』の頃から知っている。『太陽にほえろ!』の第一話に登場して、その後も役柄を変えてゲスト出演している。日曜劇場で放映(誤植・放送)された『バースデーカード』が忘れられない。このドラマに使用されたマーサ三宅の歌を求めてレコード店を捜し歩いた。未だに見つけられない。
(略)
    ◇

 第二部が始まる前に、深町さんが僕のテーブルにやってきた。
 マーサ三宅さんの歌に関する件。「本当ですか!」叫んでしまった。やったぁ!

 堀越さんが目の前を通り過ぎようとしたので呼び止めた。
「あの、ブログ読んで、ショーケンのレコーディングに参加されたことを知ったのですが、何のレコーディングなんですか?」


 この項続く




2010/05/27

 「開店10周年記念特別プログラム The Will」(Welcome back) 

 昨年の秋あたりから深町純というピアニスト(キーボード奏者)が気になって仕方なかった。
 きっかけは後藤さんの一言だった。
「深町さんが店オープンしたんだって」
 ネットで調べてみるとダイニングカフェバー「FJ's」のサイトがあった。ライブもやっているらしい。深町さん自身も演奏していると知って、早く足を運びたいと思った。
 キーボード奏者として深町さんの名前を覚えたのは赤い鳥のライブアルバム「ミリオン・ピープル」だと思う。ゲストでエレクトリック・ピアノを弾いていた。「もうっこ」の演奏は何度聴いてもしびれてしまう。
 生の演奏に触れてみたい!

 紙ふうせんのデビューシングル「いかつり唄」の編曲を担当している。またパーソナリティを担当していたFM東京(現TOKYO FM)の「音楽ってなんだ」という番組には何度か紙ふうせんをゲストで呼んでいる。「円山川舟唄」を取材した回が興味深かった。民謡がどのように紙ふうせんに採譜され、フォークソングとして再生するのか、その過程を追ったドキュメンタリーだ。録音したカセットテープを何度か聴いている。今どこにあるのだろうか。
 市川崑監督「悪魔の手毬唄」の音楽は村井邦彦氏だが、シンセサイザー演奏者として深町さんがクレジットされていた。
 サイトのCD紹介で知ったのだが、東芝日曜劇場「バースデー・カード」(脚本・市川森一、主演・水谷豊)の音楽を担当されていて、主題歌に起用されたマーサ三宅とアルバムをリリースしているのだ。

 今月、神戸に行ったときのことだ。南京町を散策してから会場に向かう途中に某ビルの2階に中古レコード店があった。開場迄まだ時間があったので寄ってみた。階段の壁にさまざまなミュージシャンのライブ情報を伝えるフライヤーが貼ってある。その1枚に目が留まった。「The Will 2010 TOUR」のタイトルとともに3人のミュージシャンの写真。ドラム+ヴァイオリン+ピアノの組み合わせに注目した。おまけにピアニストが深町さんなのだ!
    ◇
 “The Will”とは、単にひとつのバンドなのか、それともオーケストラか?
    ◇
 プログレの匂いがプンプンする。何しろギターではなくヴァイオリンというところに興味津々。ショーケンのドンジャン・ロックンロール・バンド、後期にヴァイオリンが加わった。これがなかなかよかった。

 スケジュールを確認したら、5月27日(木)に東京・大塚のライブハウスで最初のライブがある。
 東京に戻ってきて知るのだが、ドラムの堀越彰氏は最近ショーケンのレコーディングに参加したとか。レコーディング!? いったい何のため? 
 これは行くっきゃないでしょう。

 第四週の木曜日は新橋で「シネマDEりんりん」。5月のゲストは誰かなあと楽しみにしていたのだが、今回はパスします。主催のHさん、申し訳ありません!


 この項続く




 昨日は夕方、乃木坂のコレドシアターへ。「唄姫旅情Live」と銘打ったライブがあった。トーク&ライブと映画上映がセットになった内容で、12月に関係者試写があった「恋々風情」(下倉功監督)が初披露されたのである。
 唄姫ericoのトーク&ライブの間に「恋々風情」の上映が挟まれた構成。映画のヒロインを演じた新人女優さんと同じ名前なのは偶然だろう。
 トーク&ライブ第一部の話題が南アフリカ共和国だった。前々日に「インビクタス 負けざる者たち」を観て少しこの国について調べていたので興味深い話だった。「南アフリカの公用語はいくつあるか?」の質問にもすぐ答えられた。
 終了後、南アフリカ訛りの英語について訊いてみた。ドイツ語訛りに聞こえたのはアフリカーンス語訛りだとわかった。

 財布にそれほどの持ち合わせがないのに打ち上げに参加してしまった。「インビクタス」と「ゴールデンスランバー」について話したかったもので。途中で引き上げようと思っていたのだがそうもいかなくなって結局お開きまで。下倉監督、すいません。感謝です。
 「ゴールデンスランバー」はたぶん原作を読んでいるだろうから、映画との違いを確認したかった。「インビクタス」の後半は以前から考えている「1977 春だったね」とほぼ同じ展開なんだと言うと鼻で笑われた。
 ちなみにerico嬢はミキティをもっと丸顔にした感じ。スタッフにはアンタッチャブルの柴田もいました。

 で、転載シリーズは〈英語〉絡みで……。
 姉歯事件(?)。もう5年前になるんですね。
 
          * * *

 ●Mr.sistertooth 2005/11/28

 ここのところ、メディアを騒がせている耐震構造計算書の偽造問題。
 まるで他人事のように無表情で取材に応じる一級建築士を最初に見た時、気になって気になって仕方なかった。
 そうです。アレです、アレ。ワイドショーのコメンテーターで発言する人いないのかしらん、なんて一人心の中で騒いでいたら、先週発売された週刊文春でやっぱり指摘されていました。まあ、誰だってそう思うよね。
 今すぐ日本テレビの物まね番組が放送されるとしたらイジリー岡田がぜったい扮するキャラクターとも思っている。

 いや、そんなことはどうでもいい。
 実は朝日新聞の記事を読むたびに気になって仕方ないことがある。
 一級建築士の表記について。朝日のそれは1級建築士。これがどうにも違和感がある。
 たとえば、単に数や順番をいうのであれば算用数字でもおかしくない。免許の資格を表す1級とか2級だったら別に何とも思わない。しかしこの場合、1級の免許を持つ建築士のことであり、それ自体で一つの名詞。だったら一級建築士でしょう? 
 百万馬力を100万馬力と書くか? …書くかな。例を変えよう。八面六臂を8面6臂、七転八倒を7転8倒と書くようなものではないか。
 朝日新聞の見解を訊きたいところだ。

 sisterと書いていて思いだした。
 もうずいぶん昔のことだが、年末に「炎のランナー」がTV放映された。録画しておいて、正月に夫婦で観たのだが、テープが足りなくて途中で終わっているのである。
 あわててビデオをレンタルして見直した。そこでどうにも合点がいかないことが起きた。TVは吹き替えだったが、主人公が「姉さん」と呼んでいた女性が、レンタルビデオのスーパーインポーズでは「妹」になっているのである(逆だったかも)。
 姉と妹では主人公のその女性に対する思いがまるで違ってくるではないか! 本当はどっちが正しいのでしょうか?
 英語の堪能な方に訊くとアチラの方は兄弟、姉妹、あまり区別しないらしい。しかしドラマの場合、人間関係はとても重要なことだと思うのだが。
 単数か複数か、ものの数には必要以上にこだわるのに、どうして人間関係に無頓着なのか。
 英語ってホント不思議。


 【追記】

 本日のNHK大河ドラマ「龍馬伝」。
 冒頭、免許皆伝した龍馬が、千葉周作の娘(貫地谷しほり)と会話するシーンのことだ。龍馬のアップと娘のアップが交互に続くわけだが、イマジナリーラインを無視したものになっている。二人とも(向かって)左を向いている。これって、わざとか? 二人の気持ちが離れ離れになっている状態を端的に表現したとか。




 先週の金曜日(26日)、久しぶりに水木ノアさんのライブに行った。錦糸町のライブハウス「PAPPY'S」の〈ひな祭り De Live〉。
 新曲「扉」にガツンと来た。もう何年も前に聴いた「HUMAN」と同じ感激。初のヴァイオリンも良かった。CDのときのフェイク(これも良かった)がやっと本物になったぜよ! すいません、今「龍馬伝」観てますき。


 今日は、池袋シアターグリーンにて「好きよキャプテン」を観劇した。Theatre劇団子の第22回公演。1980年、某田舎の高校漕艇部メンバーの物語。笑って泣いて、泣いて笑って。二人のマネーシャーが、麻生祐未、貫地谷しほりに見えた。阿部さん熱い。
 詳細は後日(本当だよ!)。

 その帰り、近くのジュンク堂に寄った。
 談四楼師匠の「記憶する力 忘れない力」(講談社+α新書)を買うためだった。なのに、ちょっと覗きに行った9F映画の本コーナーに読みたい本がたくさんあった。

 「KAWADE夢ムック文藝別冊〈増補新版〉黒澤明 生誕100年総特集」(河出書房新社)
 「特撮魂 東宝特撮奮戦記」(川北紘一/洋泉社)
 「不死蝶 岸田森」(小幡貴一・小幡友貴 編/ワイズ出版)
 以上、4冊購入。

 池袋に出る前、川口中央図書館に寄った。借りていた本を返したついでに、DVD3ソフト、本3冊借りる。

 黒澤明監督「赤ひげ」
 山田洋次監督「愛の賛歌」
 ヒッチコック監督「泥棒成金」
 『連合赤軍「あさま山荘事件の真実』(北原薫明/ほおずき書籍)
 『「少年ジャンプ」資本主義』(三ツ谷誠/NTT出版)
 「ぼくらが大好きだった特撮ヒーローBESTマガジン」(講談社 編/講談社)




 9月になってから〈シルバーウィーク〉という言葉をよく耳にした。土日を含めて5連休だったのだから当然か。言葉としては昔からあるのに、これまで身近で口にする人がいなかったので気になったというわけ。耳にするたび相手に確認したくてたまらなかった。「シルバーウィークっていつから知っていた?」
 春のゴールデンウィークに対する秋のシルバーウィーク。どちらも全盛時の映画業界から派生したものであるが、どれだけの人が知っているだろう。なんて、僕だって学生時代に小林信彦のコラムを読み始めて知ったことだが。

 シルバーウィークの初日、19日(土)の午後は、本郷菊坂近くの音楽喫茶「山小屋」へ。
 この喫茶店で開催される「秋のカフェコンサート ~音色で彩るティータイム~」と銘打った演奏発表会に、かみサンと娘が出演したのだ。

 娘は中学、高校と吹奏楽部でフルートを吹いていた。かみサンも娘に感化されたのか、フルート教室に通いだし、いつしか仲間とアンサンブルを結成してライブ活動なんぞをしはじめた。
 娘は大学に入学すると軽音楽サークルに入部してベースを習い始めた。肌が合わなかったのか、このサークルはすぐに退部するのだが、その代わり、ギター教室に通い始めた。なぜかクラシックギターに目覚めたのである。
 NHK教育「趣味悠々」で「荘村清志のギターで世界の名曲を」が始まったころから我が家にギターがプチブームとなっていた。ライブにも足を運んでいる。
 娘はその前にアコースティックギターを購入していたのだが、あまり上達しなかった。にもかかわらず、クラシックギターはギター教室の成果もあって、みるみる上達した。いつのまにか、かみサンも同じギター教室に通いだした。

 これまでもギター教室の発表会(コンサート)はあった。が、会場のキャパの問題なのかどうか、父が呼ばれることがなかった。
 今回初めて誘われたわけだが、このコンサートがいつもとちょっと違う。ピアノ教室との共同コンサートなのだ。ピアノ教室のコンサートに、ギター教室が手を貸したというべきか。
 ピアノ教室を主宰するU先生(女性)とギター教室のT先生(男性)が、以前一緒に仕事をして、意気投合、「現在演奏技術を習得中の音楽を愛する皆様に、より多くのステージを経験し、演奏家同士の交流の場を設けたい」(当日配付されたプログラムに掲載されたごあいさつ)とのU先生の企画に賛同したとのこと。
 その結果、幼稚園児から主婦までの幅広い年齢層、さまざまな楽器(ピアノ、チェロ、フルート、アコースティックギター、クラシックギター、声楽)によるコンサートが実現した。

 喫茶店というところがアットホームではないか。この喫茶店、店の真ん中にグランドピアノがデンと置いてある。U先生の友人であるピアニストの実家だとか。
 今回、娘がギター、かみサンはフルートで、娘が師事するギターの先生(石川遼にそっくり!)作曲の演奏会用エチュードに挑戦した。

 ♪ギターの為の叙情的練習曲より第2番
 ♪午後の待ちぼうけ

 ピアノがあるとはいえ普通の喫茶店。通路がステージだ。演者にすれば、すぐ目の前に観客がいることになる。「すごく緊張した」とは演奏後の娘の感想。
 ギターの音はよかったし、フルートも迫力あった。

 お疲れさまでした。


 
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喫茶店「山小屋」がある通りには、
かつて樋口一葉が通った質屋があると
聞いて、記念にパチリ。
近所には実家もあるらしい。







プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
私家本「僕たちの赤い鳥ものがたり」
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」

神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。遊びにきてください。

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