神保町古本まつりは今日が最終日だった。
 昨日と今日の成果物は……。

 「不忠臣蔵」(井上ひさし/集英社文庫)
 「フランケンシュタインの子供」(メアリー・シェリー・ラヴクラフト・ヴォガネット他 風間賢二 編/角川ホラー文庫)

 古本まつり、今年初めて参加したのだが、すごいお祭りだわ。楽しい。

     * * *

2015/09/27

 「ALFA MUSIC LIVE」(渋谷Bunkamuraオーチャードホール)

 前々項から続く

 以下原則敬称略です。

 ●加橋かつみ(プレゼンター:松任谷由実)

 プレゼンターのトップはユーミン。高価なドレスが目にまぶしい。アルファと最初に作家契約を結んだことを初めて知った。まだ高校生だったとか。楽曲を提供したのが、元タイガースの加橋かつみ。   
 小学2年のとき、タイガースの「モナリザの微笑」から歌謡曲に興味を持つようになった。ギターを弾きながら「花の首飾り」を歌う加橋かつみが大好きだった。僕にとってタイガースはジュリーではなくトッポだったのだ。だからトッポがタイガースを脱退するととたんに興味がなくなって、テンプターズファンになるのだ。ヴォーカルのショーケンがハーモニカを吹くのがかっこよくて。
 「ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた」を読むと、トッポが〈キャンティ〉文化にどっぷり漬かっていたことがわかる。川添ファミリー→村井邦彦→パリというルートだったのか。
 「愛は突然に」がユーミンの作曲(詞は本人)。
 客席には応援でサリー(岸辺修三→一徳)が来ていた。トッポの呼びかけに「2階にいるよ!」。

  愛は突然に/花の世界


 ●赤い鳥/紙ふうせん(プレゼンター:吉田美奈子)

 幕前、ステージ下手の吉田美奈子が赤い鳥を紹介すると、幕が開くことなく、上手から平山泰代・後藤悦治郎が登場して中央で自己紹介。後藤さんのギターのみの演奏で「竹田の子守唄」を歌うとそのままソデに引っ込んでしまった。
 その間、自己紹介以外のおしゃべりはなし。その姿が実に何ともかっこよかった。とにかくアコースティックギター1本だけの演奏で聴かせてしまうのである。自分たちの歌に対する姿勢を見事に主張していた。

 村井邦彦は「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」で赤い鳥を聴いたとき「竹田の子守唄」の楽曲そのものにはあまり感銘を受けなかったのかもしれない。でなければ、「人生」なんて歌ができるわけがないのだ。
 そもそもファーストアルバム「FLY WITH THE RED BIRDS」にはなぜ「黒い雨」「人生」が収録されたのか。しゃれた英語詞ばかりの楽曲の中にあって、あの2曲は浮いている。そして「人生」という「竹田の子守唄」の替え歌。アレンジはいいのだけれど、あの詞にがっがりしてしまう。
 後藤さんはレコーディングしている英国から村井さんに国際電話したという。思い入れのある伝承歌に何ていう処置をしてくれたのか! 「人生」はレコードだけの歌で、ステージでは一度も披露されたことはなかったのではないか?

 ちなみに赤い鳥のウィキペディアには「第三回ヤマハライト・ミュージック・コンテスト」で、〈財津和夫はオフコースを聴いて「負けた」と思い、オフコースの小田和正は赤い鳥を聴いて「負けた」と思ったという。〉と書かれているが、赤い鳥はトップに登場しているのだから、二人とも最初から「赤い鳥に負けた!」と思ったのではないか。まあ、どうでもいいことだけど。

  竹田の子守唄


 ●ガロ/大野真澄(プレゼンター:安藤和津)

 プレゼンターの安藤和津に? 共通項は1969年に日本で公演されたミュージカル「ヘアー」。ガロのメンバーも安藤和津もキャストの一員だったのだ。
 共演者には加橋かつみもいる。これで、ガロと加橋かつみとユーミンがつながった。
 僕がガロを初めて見たのはTBS「ぎんざNOW!」だったか。以前にも書いたが、あのころTVに出演する際、マークとトミーがギター弾いて、ヴォーカルは歌だけだったので、個人的は評価は低かった。タイガースではジュリーよりトッポのように、あのころ、楽器を弾かないミュージシャンはミュージシャンではなかった。歌なんて誰でもうたえるだろう、なんて、今から思うと、とんでもない考えを持っていたのだ、当時の私は。
 ところで、「学生街の喫茶店」の学生街ってどこだろう? お茶ノ水とか神保町とか、そこらへんの風景が頭に浮かぶのだが。

  学生街の喫茶店


 この項続く




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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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