あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 新年の抱負等いろいろあるのですが、昨年のうちに更新すべきことがそのままなので、しばらく2015年を引きずりますのでご容赦のほどを。

          * * *

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を初日に鑑賞して、元日にもう一度観た。
 映画サービスデーなので200円の値上げも気にならないと思ってのことだ。1,100円+200円で1,300円を払うつもりでいたら1,100円だって。映画サービスデーだと通常どおりのサービスデー料金になるみたいだ。
 1回めよりも夢中になれたし、また考えさせられた。
 3回観てもいいかな。

 どうでもいいことだが、ミルクパンをゆっくりまわしながら、出しっ放しにしたシャワー状の水道水を受けると、まるで宇宙を飛行するタイファイターの音がする。料理するとき、その音でしばしスター・ウォーズごっこしている。

     ◇

2015/12/18

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(MOVIX川口)

 ルーカスフィルムがディズニーに買収されたことには驚いたが、買収されたことで「スター・ウォーズ」のエピソード7(以降、8、9)が製作されるというニュースに歓喜した。ジョージ・ルーカスにはその気がまるでなかったようだから。

 エピソード1、2、3のレビューで繰り返し書いていることだが、アナキン・スカイウォーカーがフォースの暗黒面に堕ちてダース・ベーダーになってしまう、そんなバッドエンドでスターウォーズサーガが終了するなんて許せない。
 ルーク、レイア、ハン・ソロの子どもたち世代を描き、銀河系に真の平和が訪れなければ、本当の意味で大団円とは言えないはずなのだ。
 時が流れ、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォードが実年齢で親世代を演じられるのに活用しない手はない。

 とはいえ、生みの親がもう作らないというのだからシリーズは全6作で終了なのか。
 何度も既存シリーズに手を加えているのなら、その気力を新シリーズに注いでほしかった。
 とにかく、新シリーズの着手に快哉を叫んだ次第。

 配給が20世紀FOXではないから、冒頭に、あのファンファーレが流れないのは「スター・ウォーズ」らしくなくて残念ではあるが、予想していたシンデレラ城でなかったことに安堵する。

 エピソード1~3より夢中になれた。というか、観終わってもう一度観たいと思った。こういうことは前シリーズ(1~3)ではなかったことだ。

 理由はわかっている。「スター・ウォーズ(/新しい希望)」「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(帰還)」の続編だからであり、旧シリーズの主人公、ルークやソロ、レイア姫がきちんとドラマに絡んでいることが大きい。

 映像的な問題もある。
 今回の映像はすんなり受け入れられることができた。
 前シリーズは、時代的には旧シリーズよりも古いはずなのに、都市もメカもその描写に未来感ありありだった。CG技術が発達した結果だとは理解しているが、あまりにCGを多用しているから、まるでCGアニメの中で役者たちが演技しているようで、その画に息苦しさを感じたものだ。
 この映画ではそういうことはなかった。ロケーションを基本としているからだろう。砂漠、森林、雪、海……旧シリーズの延長のような風景に安心して身をゆだねられた。

 これまでシリーズ6作には、毎回斬新なヴィジュアルがあった。「スター・ウォーズ」では巨大な宇宙船、バトルシーン、「帝国の逆襲」では冒頭の雪原の戦闘シーン、「ジェダイの復讐」では、森林のスピーダーバイクシーンに心躍った。
 新シリーズ、「ファントム・メナス」ではポッドレースと、必ずキーとなる特撮があった。
 そういう意味では「フォースの覚醒」のVFXに斬新さはない。やっていることはすごいのだが、もう見慣れてしまっているものばかりなのだ。

 ヒロインのレイ(デイジー・リドリー)のキャラクターは、ルーカスが好きそうなタイプである。レイア姫がそうだった。「レイダース 失われた聖櫃」に登場する、インディアナ・ジョーンズの恋人も。
 全編を通じて活躍するハン・ソロ。年老いてしまったが、その姿形はかっこいい。うまく年とったなあ。
 登場シーンは少なかったがルークにも感じた。きちんと師匠の教えを体現しているのかと。ラストショットにしびれた。
 ここぞというときに流れるルークのテーマに胸が熱くなる。

 ハン・ソロと息子(名前が感慨深い)の断絶が描かれるのだが、個人的に身に染みて仕方ない。エピソード7は父子の断絶が、その後8、9では恢復が描かれると思ったのだが。
 息子との溝を嘆くソロにレイアが言う。
「ルークはジェダイだけど、あなたは父親よ」
 名セリフは今回もあった。


 どうでもいい話。
 「スター・ウォーズ」が公開された当時、ダースべーダーは日本の特撮ヒーロー番組のキャラクターのパクリ、いや、引用だと言われた。
 「変身忍者嵐」は「ウルトラマンA」の裏番組だったので観ていないが、敵方の首領は造形から設定(主人公の父親)までそっくりだった。
 今回、カイロ・レン(アダム・ドライバー)をフォースの暗黒面に導いた人物(巨大)が登場するのだが、その巨大な姿や暗闇の中、レンの前に現れるところなんて、仮面ライダーのシリーズの中に似たような首領がいたなあと思った。




関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
二宮和也DAY ~29日午後・映画「母と暮せば」
NEW Topics
告知ページ
 「グリーンマイル」 ~映画を観て原作をあたる
 「雨あがる」「ボイスレター」 「スペーストラベラーズ」「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」 「DEAD OR ALIVE 犯罪者」 ~ある日の夕景工房から
「シュリ」「海の上のピアニスト」「新選組」「ストーリー・オブ・ラブ」 ~ある日の夕景工房から
「天国と地獄」「どん底」 ~ある日の夕景工房から
「赤ひげ」「御法度」 ~ある日の夕景工房から
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「リトル・ヴォイス」「黒い家」 ~ある日の夕景工房から
1分間スピーチ #19 マスコミの悪意について
「双生児 ~GEMINI~」「秘密」「皆月」 ~ある日の夕景工房から
NHK「ファミリーヒストリー」は8月18日(金)に放送されます!
Comment
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
あけましておめでとうございます
先日はコメントありがとうございましたm(__)m

実は偶然にも今日の仕事帰りで「フォースの覚醒」を見てきまして、つい今し方帰宅したところでした。

割と素直に面白い映画だったと思いましたが、何よりも最近の映画ではなかなか感じない「音楽の力」というのもあらためて痛感したような気がいたします。

あ、ライダーシリーズの某幹部ってキングダークでしょうか?(^_^;)
しろくろSHOW さん
いえいえ、こちらこそコメントありがとうございます。
京都の特撮映画上映状況、うらやましいものがあります。

>キングダーク

今、調べました。そうです、そうです。
まあ、あの絵面は日本の特撮ヒーローもので敵方本部でよく見ますよね。


フォースの覚醒
年末、少しばかり時間が出来、007とSWを見る事にした。
勿論小生にとってSWはコスプレにこそ手を出したりしていないが、数ある映画の中でも”大好き”と言ってはばからないモノであって、新シリーズであるエピソード7-8-9が始まると言うのは非常にうれしい事なのである。SWのスペースサーガとしての内容は勿論だが、所謂ギミックの凝り方みたいなところもかつてサンダーバードで目を皿の様にしてメカの動きを見ていたのと同じ衝動に駆られるのだ。観た感想は一言!7.3位まで見せてほしかった!
きくち さん
コメントありがとうございます。
ご無沙汰しておりました。
連絡できず往生したこの半年でした。
まさかスマホを紛失していたとは知りませんでしたので。
ま、それはともかく、007も観たのですか。
SWとどちらが面白かったですか?
007は少々長いような気がしました。
それに比べてSWはあっという間でした。

>所謂ギミックの凝り方みたいなところ

お気持ちよーくわかります。
発進シーンや着陸シーンにワクワクですね。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
007 スペクター
確かに007は長く感じましたけど、非常に楽しんでいる自分が居ました(^^)ヒロインも中々素敵!
で、SWは確かにあっという間、だからこそ7.3まで見たかったという感じになっている気がします。特撮については仰る通り、もうあまり驚きません、初期作の頃は例えば帝国軍の戦艦の大きさとかスケール感に「おお、スゲー!」と言うところが沢山ありましたが、大分見慣れてきましたね。
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top