3月9日(水)の談四楼師匠のツィート。

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乙武さんの件でヘコんだが、間を置かずに朗報がもたらされた。大津地裁が高浜原発3、4号機の運転を差し止めたのだ。喜びと同時に怒りが突き上げた。あたりまえだ、むしろ遅過ぎると。故郷に戻れない人がまだ10万人いる中での再稼動が異常なのだ、人間のすることではないのだ。さあ何かが始まるぞ。
     △

 まったく、そのとおりだと思った。原発を再稼動したいのは誰なのか。誰か教えてください。まあ、経財界のお偉方なんだろうけど。
 子どものころ、小学時代、中学時代、社会科で日本の電力事情を教わった。水力発電に未来はない、火力発電も石油がなくなればどうすることもできない。だから原発に依存しなければならない、と。だから原発は仕方ないことなのだと自分も思っていた。政府や電力会社が標榜する「安全」は眉唾ものだが、それしか頼るものがないのだから、と。

 あれから40年以上経った。石油、まだあるじゃないか。
 東日本大震災で原発がちっとも安全でないことが判明した。地震や津波の規模が想定外だからなんて理由にならない。
 原発がすべて止まった。計画停電が実施されて、不安な日々をおくったが、やがて正常になった。原発がなくても電力が供給できるじゃないか。
 再稼動する話がでてわが耳を疑った。
 なぜ、どうして?
 もし、原発が稼動しなくて電力の供給がおぼつかないというのなら計画停電にすすんで協力しよう。

 2020年オリンピックの開催地が東京に決まったときも、何も日本でやることないだろうと思ったものだ。投票前の安倍首相のプレゼンに愕然とした。避難を余儀なくされている人たちはどう思ったのだろうか。
 すべては経済が優先されるというわけか。


 師匠はよく〈クソリプ〉という言葉を使う。たとえば、「さばのゆ」の懇親会時、ツィッターの内容を話題にしたときだ。くそリプライ。
 翌10日(木)にはこういうツィートをしている。
     ▽
保育園落ちた日本死ね! 事態を端的に表現した名コピーだ。確かに言葉は汚なく品位には欠ける。しかしこれは、頭を低く理を尽くしても通じない相手への切羽詰まった挙句の啖呵なのだ。窮鼠猫を噛むであり、なにょぬかしゃんでぇべらぼうめと言っているのだ。効いたぞ、連中オロオロしてるじゃないか。
     △
 これもそのとおりだと。
 
 が、次のようなリプライを見つけた。
     ▽
「立川談四楼の落語はつまらない落語死ね」なるブログを書いた者を、この私が「よくぞ言った。事態を端的に表現した名コピーだ」と称えたとしたら、君はどう感じる?頭にくるだろ。俺を悪く言うのはまだしも、落語を悪く言うなよと思うだろ?
     △
 書いた本人は談四楼節を真似て得意になっているようだが意味がわからない。
 某ブログの日本とは現在の政府、安倍政権のことを指している。保育園に落ちたのは安倍政権がきちんと対応していないからだ、そんな政権なんてクソくらえ!
 〈俺を悪く言うのはまだしも、落語を悪く言うなよ〉というのは、安倍政権の悪口は言うなよ、という理屈か。
 立川談四楼の落語はつまらない、(そんな弟子を育てた)談志死ね、あるいはそんな落語家が所属している立川流死ね、ならわかるのだが。

 で、もっと情けなくなったのは次のリプライ、上記のリプライに対するリプライ。

     ▽
談四楼の下手くそなツイートよりも、○○○さんのツッコミの方が痛快ですw
     △

 あなた、師匠のツィート、毎日読んでいますか?




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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