紙ふうせんFCのメンバーであるKさん、知り合ったころは東京の交流会で話すだけだった。実はギター小僧(まあ、FCの男性メンバーはほとんどそうなのであるが)で、今は地元の千葉のアマチュアバンドの一員、昭和歌謡をレパートリーにして休みも日はライブ活動にいそしんでいる。

 水木ノアさん、プロのミュージシャン、アーティスト(シンガー・ソングライター)だ。もう10年以上前になると思うが、某自主映画の音楽を担当したことで知り合った。ロックバンドを結成していて、ある時期から盛んにライブハウスに足を運ぶようになった。オリジナル「Human」にガツンときたものだ。
 念願のワンマンライブを開催したと思ったら、あっけなくバンドは解散してしまった。以降、ソロで活動している。
 ノアさん、ミュージシャンの顔とともに占い師なんていう別の肩書を持つのである。霊感なんかもあるみたいだ。
 今は某UMA研究家(?)の事務所に所属して、タレント活動も行っている。

 そんなノアさんとKさんが知り合いだった。
 そこらへんのことについては こちらで書いている

 僕がブックカフェ二十世紀で働きだしたのは、まあ本好き、古書好きということもあるけれど、トークを中心にしたさまざまなイベントを開催していることが大きい。
 自分でもイベントを企画、実施したいのである。
 もう10年前になるが、地元川口のライブカフェで「紙ふうせんトリビュート・ライブ」を開催した。赤い鳥・紙ふうせんのファンによるファンのためのライブだった。
 その第2弾をブックカフェ二十世紀でやろうと考えている。当然、Kさんにも歌ってもらう。
 そんなわけで、Kさんは何度かお店に来ている。会場がどういうところか見てもらうために。
 ノアさんにも何かやってもらいたくて連絡をとっていた。忙しくてなかなか来店できなかったのだが、少し前にKさんからメッセージをもらった。
「(4月)25日にノアさんと19時に(お店に)伺います」
 すぐに返信した。「お待ちしています」

 少ししてノアさんからもメッセージが来た。
「25日、Kさんと19時にお店に行きますからね」
 不思議なものだが、この時は19時に反応した。お店は19時に閉めてしまうのだ。19時に来ても店内を見せられない。まあ、それでもいいか、お店で落ち合ってそのまま食事(呑み)にいけばいいのだから。
 その旨返信したら、ノアさんから「もう一度セッティングしなおします」とあった。が、その後はナシのつぶて。

 さて、25日。朝、二人がくるのかどうか気になった。普通なら連絡をとるのだが、「まあ、いいか」と思い直した。来たら来たらで、来なければ来ないでいいと。
 18時過ぎにKさんがやってきた。ああ、やっぱりあの約束は本当だったのだ。
 19時、店を閉めてから、外でノアさんを待つ。
 5分過ぎ、10分過ぎてもノアさんは来ない。
 確認の電話をしても出ない。留守電にメッセージを残した。
「ノアさん、今日のこと、ないものと認識しているんじゃないの?」
 と僕。
「もう一度セッティングしなおします」のあと、連絡がないということは、自分の中で仕切り直した結果ではないか。19時来店はなかったものになった。本当なら、新しい日時がセッティングするはずだったが、忙しくてできなかった、のでは?
「そんなことないよ、19時にお店で落ち合うことを確認したら、了解という返事もらったんだら」
「それはいつのこと?」
「10日前」
 それって、僕の「19時に閉店する」メールが届く前ではないか。
「やっぱり、ノアさん、今日のことはなかったことになっているんだよ」
 30分過ぎても、ノアさんから何の反応がないので、二人で近くの中華屋さんに入った。ノアさんから連絡あったら、店に来てもらえばいいんだし。
 黒ホッピーで乾杯。昨年の3月に開催された赤い鳥、紙ふうせんコピーバンド大会や昨年9月の「ALFA MUSIC LIVE」、ポンタさんの話で盛り上がった。

 お開きとなって、二人で秋葉原まで歩いているときにKさんのスマホが鳴った。ノアさんからだった。
「ノアさん、どうしたの、25日は19時にブックカフェ二十世紀に集合じゃなかったの?」
 Kさんの問いにノアさんが応えた。
「今日、24日でしょう?」
 
 あのね、ノアさん、わしらたまらんよ。



sannin1
Kさんのバンドのライブにノアさんに誘われて伺った際に


sannin2
まぐま同人の脚本・監督作品にノアさんとともに出演した際に




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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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