ら抜き言葉
 もう死語ですね。
 アナウンサーは皆使っていますもん。
 NHKはどうなんでしょう?

 解説なんて無粋ですが、少々。
 70年代、永六輔さんがラジオでよく指摘していました。
 中野翠さんもさんざん叫んでいました。
 元朝日新聞のエース記者、本多某さんは自身の故郷の方言だと強調していました。
 島田某さんのミステリーに「ら抜き言葉殺人事件」があります。

 高校時代、ラグビー部の練習のあと、部室に戻りながら、ら抜き言葉を嘆いていたら、監督のAさんに怒鳴られました。

     ◇

  ら抜き言葉よ永遠に!

 誰も彼も使ってる
 老若男女 日本全国
 みんなで使えば怖くない

 ドラマの台詞も
 CMコピーも
 みんなみんなあたりまえ

 見れない 出れない 食べれない
 見れない 出れない 食べれない

   永六輔さん、残念でしたね
   鯨尺はうまくいったけど
   ら抜きだけは止められません

 何が悪いかわからない
 指摘されてもわからない
 TVじゃみんな使っているじゃん

 人気タレント 文化人
 政治家だってあたりまえ
 アナウンサーも平気のへー

 見れない 出れない 食べれない
 見れない 出れない 食べれない

   昔、昔、その昔
   国語の試験でこんな問題ありました
   「次の文章で間違った れる、られるの
    使い方はどれでしょう?」

 電車の中も 役員会議も
 居酒屋 ディスコ
 どこもかしこも

 すでに誰にもわからない
 すべて常識 あたりまえ
 どこがおかしい? 何がいけない?

 見れない 出れない 食べれない
 見れない 出れない 食べれない

   ある日あるときある高校のクラス討論会
   委員長の中野さんは力説する
   「たった一文字発音するのに
    どうして労力惜しむのよ
    なんてたって語感が悪い
    あたしは絶対使いません」
   クラスの秀才 本多くんが反論する
   「愛する郷土の方言だ 
    どうして使っちゃ悪いのさ」

  けんけんごうごう かんかんがくがく
  議論は続く

   島田先生に相談したら
   思いっきり怒鳴られた
   「がたがた言うな どうでもいいこと」
   なんだか殺気だっている
   殺人事件が起きそうだ!?

 見れない 出れない 食べれない
 来れない 着れない 信じれない
 蹴れない 在れない 起きれない
 寝れない 生きれない
 られない りれない るるれない
 れれない ろれない れれれのれー

   結論!
   言葉なんて 通じりゃいいのさ




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kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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