昨日、2回めの「シン・ゴジラ」鑑賞。こんどはTOHOシネマズ日本橋のTCXにて。平日の午後なのに、けっこうお客さんで埋まっていた。
 もう1回は観たい。

          * * *

 もう忘れて続きはないものと諦めていたあなた、お待たせいたしました!
 このリサイタル後、まったくの偶然なのだが、古書店@ワンダーで「伊福部昭 音楽家の誕生」(木部与巴仁/新潮社)を見つけた。当然、即購入。

     ◇

 「東京人 特集 特撮と怪獣 1960年代」から続く

 「伊福部昭21世紀」は日曜日の午後に開催された。
 未来の伊福部昭を語るディスカッション・イベントとして、関係者が集ったのだ。
 金井芙三枝(舞踏家、「プロメテウスの火」芸術監督)、河内春香(ピアニスト、伊福部昭舞踏音楽研究)、小島英人(TBSヴィンテージクラシックス・プロデューサー)、小林淳(映画、映画音楽評論)、北條誠人(ユーロスペース支配人)、土橋庸人(ギター)、そして木部与巴仁。

 各人、一人ひとり持ち時間内に自身の研究内容を語り、最後ディスカッションというのが当日の進行だった
 このとき、木部さんは自分の持ち時間に伊福部昭のギター曲(ギター:土橋庸人)をバックに踊った。上半身裸、裸足になって、会場を暗くし、自身で用意した灯りをステージの所々に置いて。終了後、汗びっしょりになっている姿が印象的だった。汗の量が半端ではない。踊り=スポーツなんだと認識した次第。

 イベント終了後、出演者、スタッフによる打ち上げ時のときに、木部さんに「キベダンスの定義って何ですか?」と訊いて皆に笑われた。

 今回の公演「木部与巴仁×土橋庸人 伊福部昭 全ギター曲を踊る」は、あのときの再演を含んでいる。もちろん、あのとき伊福部昭のギター曲は1曲だけだった。もちろん、全曲といったって、3曲しかないのだけれど。

 前半は土橋さんのギターソロ。

  サラハンド(ヘンデル)
  アルハンブラの想い出(タルレガ)
  七夕(伊福部昭)
  マズルカ(タンスマン)
  ドビュッシー讃歌(ファリア)

 休憩後、メインイベントとなる。

  古代日本旋法に依る踏歌(1967)
  ギターのためのトッカータ(1970)
  箜篌歌(1969)

 同じ内容だからこそ、会場の違いを実感した。
 東京アートミュージアムはコンクリート打ち放し、ホールは天井まで何の遮りもなく空間が広がっている。
 この空間を効果的に取り入れている。
木部さんが階段から降りてくる足音、真っ暗なステージの壁に浮かび上がる影、壁に仕掛けられた灯り。
 残響が素晴らしく、声やギターの音がよく聴こえる。
 木部さん自身の朗読、土橋さんのギター、すべてが映えるのだ。

 とても充実した心持ちで、会場を後にした。
 



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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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