昨日(13日)は休み。
 午後、丸の内ピカデリーで「スーサイド・スクワット」を鑑賞する。この秋一番の期待の映画だった。
 悪の軍団の活躍が、往年の洋楽ヒット曲(予告編ではクィーン「ボヘミアン・ラブソディ」が始終流れていた)をふんだんに流しながら描かれている、と思ったからだ。

 もう一つ、ヒロインのハーレ・クイン(マーゴット・ロビー)に注目した。
 例の件で叩かれまくられたベッキーが完全にふりきれて、それまでの良い子キャラをかなぐり捨てワルキャラに変貌した姿に見えてしかたなかった。
 音楽とヒロイン。この二つでこの映画の公開を待ちわびていた。

 映画は、冒頭、ウィル・スミス扮するデッドショットが登場すると、バックに「朝日のあたる家」が流れ、ハーレ・クインに代わると、また別の曲がかかり、とキャラクターごとにテーマ曲が用意されているのかとうれしくなった。が、進むにつれて単なるアメコミ映画化作品になっていき、何度か意識が遠のいた。アクションやヴィジュアルはもう見飽きてしまっているのだ。ハーレ・クインがいなかったらどうなっていたか。
 残念。

 ウィル・スミスが出演していることにも驚いた。〈オレさま映画〉以外には興味がないと思っていたので。

 アメコミには興味がない。にもかかわらず、実写映画化作品はよく観る。で、マーベルとDC、二つのブランドのうち、DCの方が自分の好みであることが分かってきた。
 このことを、アメコミに造詣の深い方に言うと、「ざっくりとした印象ですが、マーベルは東映、DCは円谷プロなんですよ」と教えてくれた。

 「荒野の七人」のリメイク、「マグニフィセント・セブン」の予告編でも「朝日のあたる家」が使用されている。単なる偶然か。まさか、アメリカで「朝日のあたる家」ブームが起こっているとか。
 ちなみに、この歌は娼婦の話。原題「House Of The Rising Sun 」は本当なら「朝日楼」とでも訳すべきなのだ。とずいぶん昔に教わった。 




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Author:kei
新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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