「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)が10月15日に発売されます。
 書名だけだとどんな内容かわからないでしょう。
 赤い鳥って何? 青い鳥なら有名な童話があるけれど、なんて思う人がいるかもしれません。
 そこで、私家本を読んだ方2名の感想(メールをいただきました)を転載いたします。

 まずは、映像作家、プロデューサーの佐久間孝さん
 2000年代前半、ある出会いからインディーズの映画団体の映画を知り、ハマりました。佐久間さんはその団体の主宰者でした。「まぐま」のインディーズ映画特集では一緒に編集を担当していただきました。同世代です(年齢的には少し上)。

     ▽
送っていただいた「僕たちの赤い鳥ものがたり」ありがとうございました。
文中に出てくる映画、小説がもろかぶっていたり、テレビ洋画劇場で育った人が持つオリジナル音声への違和感(池田昌子の声)など、うんうんと頷きながら1週間程前に大変面白く読みました。
青春グラフィティとしてはかなり順目な内容が、赤い鳥情報が入ることで豊かに膨み、本当の終わりにあるその後の5人の行方がピシャリと決まって余韻を残します。

赤い鳥の音楽の部分は代表曲以外はまったくわからないので、図書館でベストを取り寄せ作業中に聞いています。
     △


 続いて、その佐久間さんが始めたインディーズ映画の作家を特集上映したイベントで知り合った映像作家の飯野歩さん。すぐれた才能の持ち主です。文中にもありますが、飯野さんは一世代下になります。

     ▽
とても面白く読ませて頂きました。

僕にとっては「赤い鳥」というのはあまりピンとこないグループでしたので、最初はどのくらい興味が持てるかなとも思っていたのですが、主人公を含めた5名の青春物語だったので、すぐに内容にのめりこんで行きました。

これはどこまでが事実でどこからがフィクションなんでしょうか(笑)。
などと、考えながら読んでいたところもありましたが、世代の差はあれども(新井さんとは丁度一回り違うということが判明しました)、
やはりああいった時期に思うことは普遍的なんだなぁと、我がことのように感じながら、最後まで読ませて頂きました。

新井さんの文体はとても読みやすいものなので(それはブログ等でも感じていたのですが)、それこそアッという間に一気に読んでしまいそうなくらいでした。
ただ、ちょっともったいなかったので、各章ごとに分けて読むようにして、最後の章は年末年始を挟んで、ちょっと間を空けて読むことになってしまったんですが、そのくらいのペースは実はこの作品を読むにあたり、とても良かったと感じました。

一年の物語なので、一気に読んでしまうより、少しずつ休みを入れて読んだほうが終わりの方で実感というか、それこそ「一年経ったんだなぁ」と思うことが出来ました。

最後の方は、5人の関係性に感情移入して自分も仲間の一人になったような思いで読んでいたので、ちょっとしたことからズレていってしまう過程が切なかったですね。
でも、あの頃は(いや、今もかもしれないですが)そういったことが本当にありましたので、いろいろな感情を呼び起こされました。

などといろいろ書いてしまいましたが、とても面白かったです。
今度会う機会があれば、ぜひいろいろお話を聞かせていただきたいです。
     △

 それから、やはりインディーズ映画の上映会で知り合った、日曜監督・下倉功さんは読了後、電話をもらって感想を伺いました。続編を読みたい! でした。下倉監督はサラリーマンの傍ら、日曜日に映画を撮っています。最近大けがをして映画の方は休んでいますが、早く復活してほしいものです。


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 「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」は、以下のお店に配本されるとのことです。
 もし店になければご注文お願いいたします。

●埼玉
  フタバ図書 GIGA大宮店
  リブロ ビオニウォーク東松山店
  須原屋 川口前川店
  リブロ 新所沢店
  リブロ ららぽーと富士見店
  須原屋 蕨店
  多田屋 稲毛店
  
●東京
  丸善 丸の内店
  あおい書店 中野本店
  東京旭屋書店 池袋店
  三省堂書店 池袋本店
  
●神奈川
  住吉書房 東戸塚店

●愛知
  こみかるはうす 藤が丘店
  本のメグリア 本店

●大阪
  田村書店 吹田佐井寺店

●福岡
  紀伊國屋書店 久留米店
  紀伊國屋書店 福岡本店




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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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