年末に「まぐまPB(プラベート・ブック)」第8弾、「まぐまPB⑧ 戦後特撮60年+  怪獣・怪人総出撃」がでる。与えられたのは50ページ。当然ブログにUPした「シン・ゴジラ」レビューをまとめて寄稿する。あと2回はじっくりと書くので、その前に……。

 「怒り」と「赤々煉恋」について。

          * * *

 10月1日(土)、TOHOシネマズ日劇で「怒り」を鑑賞。
 かなり混雑していた。まあ、サービスデーというこもあるのかもしれないが、それだけではないような気がする。

 心にズシンとくる映画だった。
 劇場を出て充足感に浸っていた。

 役者の演技が実に自然だった。
 広瀬すず、巧いなあ。
 相手役の少年も最初は素人のように登場して、徐々に存在感を発揮、クライマックスで思いを爆発させる。オレ、叫んでたからね、「やれ~!、やっちまえ!!」
 心の中で。

 森山未來の振幅激しい演技がこの映画の展開に説得力を持たせた。すごい!
 宮崎あおいって、個人的にこれまでどうにも苦手だった(二階堂ゆきは好きなのに)が、ピュアな狂気がいいなぁ、おい。渡辺謙は同い歳だから、一人娘を持つ身として身につまされる。

 3つのエピソードがある一つの事象で結ばれるている構成に「バベル」を思い出した。
 そういえば、「バベル」も日本編で父と娘のくずれかけた絆が描かれていたっけ。
 ミステリとしては、映像を逆手にとって観客をミスリードする方法に膝を打った。

 不満は一つだけ。
 音楽の使い方だ。
 坂本龍一の音楽は素晴らしい。それは予告編から感じていたこと。しかし、あまりにも使われすぎて、ドラマ(演技)に感動しているのか、音楽に感銘を受けているのかわからなくなってしまうのである。




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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