早いものでもう12月です。
 11月に新札が発行され、かなり流通してきて、よく見かけるようになりました。
 もうずいぶん前になりますが、千円札と五千円札、それぞれの肖像画が野口英世と樋口一葉に変更されるとニュースで知ったとき、笑ってしまいました。
 紙幣の肖像画が本当にこの二人でいいのかと思ったんです。

 野口英世は世界に誇る日本の偉人として、皆さん、小学生時代に一度は伝記を読んで、読書感想文を書いたりしているでしょう。樋口一葉は「たけくらべ」などで女流文学者として、また若くして亡くなった薄幸な女性として喧伝されています。
 それはそうなんですが、二人の素顔はというと、借金ばかりでしていて、お金に対して数々のエピソードが伝えられています。

 たとえば、野口英世。村一番の秀才として帝大、今の東京大学に入学しました。村の誇りだと、上京時に村人たちは寄付を募り、今の金額で400万円ほど集まり、学費の足しにと渡したのですが、野口英世は芸者宿で散財してしまうのです。それも一度だけでなく、二度も同じことを繰り返し、3度目でやっと東京行きの汽車に乗ったそうです。
 この手の話はいくつも伝えられていて、アフリカで研究生活をしている時も友人から借金をして、それをうまく理由をつけて踏み倒してばかりいたと聞いたことがあります。

 樋口一葉が貧しかったことは有名で、そのためにいろいろなところから借金をしています。その証拠として、彼女の記念館には多くの借金証文が展示されているとのことです。

 大蔵省、財務省は新札の肖像となる人物を選定する際、二人のこうした借金にまつわるエピソードを知ったうえで決定したのか、まったく知らなかったのか、気になります。

 財政状況が芳しくなく、何かというと増税、増税の政策が聞こえてくる昨今、この二人が新札の肖像画になったことは偶然ではないような、そんな気がしてなりません。




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Comment
mikaidou さん
UPしてから、何か違和感があったんですが、そのままにしていました。野口英雄ではなく、英世、でした。
ご指摘ありがとうございます!
No title
こんばんは(^^)
ご指摘というほどのものでなく、実は某かの引っかけじゃないかと暫し考えてしまいました。
そういえば、まぐま、届きました。速かったです。
前回買って読んだライダー編と読み合わせているのですが、私の中ではライダーは女子ウケしやすく、ウルトラ系は男子なのかなあと。

その辺り、一般にはどのように認識されているのでしょう?
mikaidou さん
団塊世代と昭和40年前後に生まれた世代では、オートバイ免許の取得率が他の世代に比べて突出しているのではないか?
前者は「月光仮面」、後者は「仮面ライダー」の影響です。
なんて、調べたわけではないですけど。

ライダーは等身大なので、子どもたちがすぐに「ごっこ」ができたということはいえるのではないでしょうか。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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