若いころ、大学生のころですが、心に誓っていたことがあります。
 大人になったら、つまり親の世代になったらという意味ですが、そういう年代になっても 「今の若いやつらは」といった調子で若者たちを非難するのはやめようということでした。
 しかし、最近、どうにもこうにも我慢できないことが続いています。

 先週22日、事業計画発表会があった日のことです。
 朝、京浜急行品川駅で電車を待っていたら、若い女性が、今流行の座った状態で待っているんです。別に誰にも迷惑をかけているわけでもないし、座って電車を待ってはいけないルールもないですが、その姿勢がその場に適していない、というか、そぐわない、とても違和感があったんです。

 で、発表会が終わって帰りの品川駅、京浜東北線のホームなんですが、今度は若い女性が二人、同じスタイルで電車を待っているんです。
 疲れているのならベンチに座ればいいんですよ。これって、常識っていうか、羞恥心があればできないことではないでしょうか?

 私自身、非常識なことをやるし、他人さまのことをとやかく言える人間でないことは承知していますが、こと、社会の中で、あくまでも公共施設というか、そういう場所では、他人の目を気にします。
 それは、見られているからという理由だけでなく、見られる見られていないにもかかわらず、そうすることがエチケットとわきまえているからだと思うんですよ。

 以前、酒の席でもお話しましたが、電車内で化粧する女性、それも最初から最後までえんえんとやるわけですね。これも羞恥心の欠如だと思うのですが、全般的に羞恥心がなくなっているからだと思うんです。

 今朝のニュースで携帯電話の電車内での使用を不快に思う人が日本人の約半分いることを伝えていましたが、番組内のコメンテーターの大学教授は大学生の60%は迷惑ではないと思っていると言っていました。
 確かに電車内で携帯電話を使っている人たちすべてが迷惑ではありません。きちんとマナーを守っている人もいます。
 でも、私にしてみれば、そういう公共の中で、自分のプライバシーをさらけだすというのが恥ずかしいのです。




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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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