8月1日(火)は映画サービスデー(ファーストデー)。本来なら、特撮仲間のSさんと「パワーレンジャー」を観に行く予定だった。この夏の公開を知ってからかなり楽しみにしていた映画である。

 ところが8月から僕の(BC二十世紀の)出勤シフトが変わったことでこの目論見がはずれてしまった。これまでの火木から水木へ休みが変更になったのだ。
 上映時間を調べてみてわかったのだが、「パワーレンジャー」は都内のほとんどの劇場で夕方の上映がないのである。配給の東映は何を考えているのか。「パワーレンジャー」の主要客は子どもではないはずだ。かつてスーパー戦隊シリーズを夢中になった子どもたち、大きなお友だちが対象になる。にもかかわらず、夜の上映がないのはどういうわけか。
 せめて、東映の資本が入る(ってますよね?)新宿バルトはそこらへんを考慮すべきではないか。

 東映はこういうことがたびたびある。
 昨年、西内まりやが主演する「CUTIE HONEY –TEARS‐」をやはりSさんと観に行こうとしたら、新宿バルトでは深夜しかやっていない。一応ロードショー作品ですよ!
 本来ならDVD(Blu-ray)作品なのに、格付けのため劇場公開させたということだろうが。

 結局、「パワーレンジャー」はバラバラで観ることになり、僕は1日、仕事を終えてから品川のT・ジョイPRINCE品川のレイトショーに足を運んだ。翌日の休みに地元シネコンで観てもよかったのだが(割引クーポンがあるので1,300円で観られる)、こちらは吹き替えだとわかり遠慮した。金だして吹替なんて観たくない。

 品川の劇場はもともと〈品川プリンスシネマ〉という名称で、セガに勤めていたとき、大鳥居に通ってきたいたときはよく利用させてもらった。知らない間に経営母体が変わったのだろう(ホテルが外部に委託したのか)、T・ジョイPRINCE品川になった。


 アメリカと日本のヒーローの一番の違いは〈変身〉の概念だと思っている。
 スーパーマンにしろ、スパイダーマンにしろ、みな超能力を持った人間(スーパーマンは宇宙人だけど)が、その超能力を発揮するとき、人間のままの姿では支障があるので、それっぽいスーツ(&マスク)を着るわけだ。バットマンは逆にスーツが強化服になっているのだろうか? 普通の人間がスーツとマスクで身を包むことで力を得る、のか。
 日本でも「月光仮面」が、まさにそういうヒーローだったわけだが、「ウルトラマン」の登場でヒーロー像が一新された。
 
 「仮面ライダー」で空前の変身ブームになったわけだが、〈原作〉である石森章太郎のマンガでは、アメリカンヒーローのように、改造人間になった本郷猛がスーツ&マスクを着用する設定なのである。怒りに燃えると顔に傷が浮かび、その傷を隠すためにマスクを被るのではなかったか。

 東映が集団ヒーローものを企画し、「仮面ライダー」同様、石森章太郎に原作を依頼した。それがスーパー戦隊シリーズの第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」であるが、色分けされた5人のメンバーというと、その前に「科学忍者隊ガッチャマン」が人気を呼んでいた。少しは意識したのだろうか?

 僕はというと、「科学忍者隊ガッチャマン」には夢中になったものの、ゴレンジャーはバカバカしくて相手にしていなかった。
 5人のレンジャーだからゴレンジャー? なんだその語呂合わせは!! 
 登場する敵方怪人も〇〇仮面といったおちょくったような造形、ネーミング。まあ、対象年齢が低く設定された番組なのだから、中学生が、それも円谷特撮で育った者として容認できるわけがない。
 石森章太郎も、少年雑誌に連載していたマンガを最初はシリアスだったにもかかわらず、途中で「秘密戦隊ゴレンジャーごっこ」とタイトルを改めギャグマンガにしてしまう始末。

 こうして、戦隊シリーズが個人的にまったく縁のない特撮番組になって四半世紀をすごしてきたわけだが、2000年代になって「未来戦隊タイムレンジャー」にハマってしまった。「仮面ライダークウガ」とセットで観ていたところがある。
 その後、また離れてしまうのだが、「獣電戦隊キョウリュウジャー」あたりからまた観だして「列車戦隊トッキュウジャー」「手裏剣戦隊ニンニンジャー」ときて、「動物戦隊ジョウオウジャー」でまたハマった。
 そして今「宇宙戦隊キュウレンジャー」に夢中になっている。
 ちなみに平成「仮面ライダー」シリーズは「カブト」で卒業した。

 ハマる前もハマった後も、このシリーズに対して同じ思いがある。等身大での戦いで一度破れた敵(の怪人)が巨大化してからのシークエンスにまるで興味が持てないことだ。
 戦隊側の合体ロボットはどのシリーズもデザインセンスが微塵も感じられない。特撮も旧態依然で観てられない。
 ロボットデザインに関しては、子どもの情操教育に悪影響を与えるのではとは思うほどだ。

 このまま続けます






 
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Author:kei
新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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