先週、ドリキャス撤退のニュースが日経にリークされ、それにまつわるマスコミ各社の報道合戦が過熱した感があります。
 それこそ、「待ってました!」というマスコミのセガへの対応でした。

 ここ数年、マスコミのセガへの対応は、いいニュースでも悪く、悪いニュースはことさら悪く、書くという情けない状況でして、これを打破するには一にも二にも赤字脱却しかわけですが、まあ、その話はとりあえず置いておきまして、今日はマスコミの悪意についてお話しします。

 皆さんは週刊誌は読まなくても、電車の中吊広告をご覧になる機会は多いでしょう。
 その中吊広告のタイトルが実際の記事の内容とまったく逆の場合があることがあります。

 一昨年、大河ドラマ「元禄繚乱」が始まったころ、ドラマの担当ディレクターが綱吉役のショーケン(萩原健一)を批判する、というような記事(のタイトル)を中吊広告で目にしました。ショーケンファンとして、ショーケンの綱吉は久々にらしさを発揮していましたから、スタッフの批判はとても気になります。すぐに週刊誌の記事をあたりましたよ。
 読んで驚きました。内容は逆なんです。ディレクターはショーケンを褒めているんです。

 中吊広告の記事のタイトルに惹かれて実際の記事を読めば良いですが、大半の人は中吊だけで判断してしまうでしょう。
 こうして個人あるいは団体、法人に対して偏見をもつ、誤解をしてしまうことがかなりあるはずです。

 マスコミ、メディアというのはある種の聖域であり、私たちの中に特別視するところもあります。
 しかし、マスコミも一つの企業で利潤追求しなければなりません。儲けるためには、一般大衆に受ける、雑誌を購入する、TVを視聴する、そうさせるための記事やニュースを作る側面があります。
 そういうことも心しておく方がよいと思っています。




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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