23日(土)は地元シネコンで「エイリアン:コヴェナント」を観た。

 実は「新感染 ファイナル・エクスプレス」鑑賞後、10分後に「エイリアン:コヴェナント」が始まるスケジュールだったので、続けて観ようと思っていた。毎月20日はMOVIX独自のサービスデーで1,100円だから、クーポン(1,800円→1,300円)を使用するよりお得だし。
 しかし、予想以上に「新感染 ファイナル・エクスプレス」の出来が良く、しばらくは充実感に浸っていたかった。
 以前にも書いたことだが、続けて映画を観るのは疲れるし、何より感動や感銘といった想いが分散してしまうのが惜しいのだ。その日しか観られないというのなら無理もするが、余裕があるなら、1日1本にしたいというのが本音。

 昔、中学、高校時代は、3本立てが当たり前で、別に苦でもなんでもなかった。それも3本休憩なしで上映したのだ。今は2本立てに耐えられるか自信がない。年齢には勝てない。感受性の磨耗もはなはだしい。

 そんなわけで、日を改めてレイトショーでの鑑賞にしたわけだが、本当のところ、今はレイトショーもつらいのだ。
 いや、レイトショー自体には何の問題もない。
 こういうことだ。
 レイトショーは21時前後に始まる。終了は23時過ぎで帰宅すると深夜0時をまわっている。なんだかんだで寝るのが1時ごろ。目覚ましは3時半にセットしているから睡眠時間は3時間ない。起きるときのつらさといったら……。
 サラリーマン時代、レイトショーはありがたかったのに。

 さて、映画「エイリアン:コヴェナント」。
 前作「プロメテウス」はある意味噴飯ものだったから、続編「エイリアン:コヴェナント」はまっとうな内容になっていて面白く観られた。全体の構成は第1作「エイリアン」を踏襲、最初のクライマックスは「エイリアン2」のリプリーvsクィーンエイリアンを最新のVFXで表現するとこうなるというヴィジュアルだった。興奮できるかどうかは別だが。

 エイリアン・シリーズにおいて、アンドロイドは重要な立場で登場する。とはいえ、これまではあくまでも脇役だった。それが今回は主役に躍り出る。それも二人いることで、その存在がクローズアップされるのだ。
 そして予想外の驚愕な展開。このエイリアンの前日譚シリーズはいったいどこに着地するのか?

 何より特筆すべきはアンドロイド・デイヴィッドのキャラクターだ。
 クラシック音楽や美術に精通し、優しさと残虐性を兼ね備えた人物。これはまさしくレクター博士ではないか!
 かつて、「ハンニバル」(トマス・ハリス/高見浩 訳/新潮文庫)の読書レビューでレクター博士についてこう書いた。
     ▽
 ヨーロッパ的な優雅さと得体のしれない残虐さを併せ持つ斬新なキャラクター。
     △
 「ハンニバル」は「羊たちの沈黙」同様、ジョナサン・デミ監督で映画化される予定だった。が、主演のジョディ・フォスターがオファーを断ったことにより、降板(だと思う)して、リドリー・スコット監督が後を引き継いだ。
 リドリー・スコット監督がアンドロイドのデイヴィッドを創造したことにはかなり「ハンニバル」の影響があるのではないか?
 ある意味、レクター博士以上に残忍なキャラクターである。レクター博士はクラリスに対してあんなことはしないだろう。

 ヒロイン(キャサリン・ウォーターストン)を見ながら思っていた。
 ハリウッドで「コメットさん」が映画化されるなら、主役やればいいな。
 

  

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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