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 4月も終わるというのに、まだ、映画レビュー(のようなもの)は2月。
 もっと更新力をださなければ! 

          * * *

2月8日(木)

 「スリービルボード」(MOVIX川口)

 展開が読めない映画だった。
 こんなストーリーだったとは!

 最初は黒澤明監督の名作「生きる」の警察署長版だと思った。
 ヒロインに尻を叩かれて、余命いくばくもない警察署長がヒロインの娘を無残に殺した犯人をヒロインと協力しながら探し出すといったような。
 すると、この警察署長はあっけなく退場してしまうのだ。
 その後もこうなるなと予想していると、全然違う方向へドラマが進んでいく。その意味では最近では珍しい映画である。
 ヒロインも決して〈悲劇の女〉ではない。けっこう嫌な奴なのだ。
 人種差別主義の最低最悪警官が、当初単なる脇を彩る存在だと思っていたら、徐々にその存在を主張しはじめて、そうか、そうなるのかと膝を打ったら、またまたくつがえされた。

 ハッピーエンドではないけれど、なぜか心穏やかにさせるラストだった。


2月22日(木)

 「三百六十五夜」(神保町シアター)

 新東宝作品。市川崑監督のデビュー作。完全なメロドラマ。
 ヒロインよりも、高峰秀子演じる悪女(?)の方が魅力的なのに、主人公はどこまでもヒロインを追いかける。わからん!


2月28日(水)

 「グレイテスト・ショーマン」(MOVIX川口)

 「ララ・ランド」のスタッフによって製作されたというが、僕は本作の方が「ララ・ランド」より数倍よかった。歌にしてもダンスにしても。何より曲が琴線に触れた。サントラが欲しくなる。
 冒頭の主人公とその妻となる女性が、幼少時に出会い、結ばれるまでを一気に描くミュージカルシーンは、「ララ・ランド」のクライマックスの応用か。
 この映画も底辺にマイノリティ差別がある。上流社会など眼中にない主人公が結局憧れていたんだとわかるくだり。人は金が貯まると地位(名声)を求めるものなのか。




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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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