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 小林信彦が週刊文春に連載しているエッセイ(連載開始時は「人生は五十一から」、途中から「本音を申せば」に改題)では、たびたび時の政権を取り上げ、「戦後最悪」と書いている。首相が代わるたびだから、どんどん最悪度が高くなっているというわけだ。そこまでは……と苦笑せざるを得なかった。
 ただし、現政権、安部首相は最低最悪だ。本当にそう思う。最近では顔を見るのも声を聞くのもうんざりしている。

 最初首相になったときは特段嫌悪感はなかった。もともと自民党は嫌いだし。これまで自民党には一度も投票したことはない。
 ちなみにこれまで最低最悪だと思うのは麻生首相だった。この人ほどのバカはいないのではないかと思っている。最近の言動を見ても自分の考えが間違いでなかったことがわかる。現政権はこの人がNO.2なのだから、そりゃ最低最悪だわな、やっぱり。

 第二次安倍政権になってから見る目が厳しくなった。
 集団的自衛権を容認するあたりからか。
 数の力でものごとを進める、憲法の解釈を歪める、なんて愚の骨頂ではないか。

 決定的だったのは「緊急復刊・朝日ジャーナル Journal」の「池上彰✕原寿雄 安部政権マスコミ支配」を読んだときだ。
 最近のジャーナリズムはだらしない、という話からこんな話を披露する。
 安部政権になってからというもの、自民党は(TVの)ニュース番組をすべて録画して細かい部分まで毎日のように抗議し、訂正を求め注文をつけてくるという。ゆえに、TV局は「面倒くさ」くなり、「文句を言われない表現にしようか」となる。
 それまで権力を持つ側は「メディアに圧力をかけてはいけない」が共通認識だったという。政治家はメディアから批判されてもいちいち文句を言わなかった。「政治家は抑制的であるべきだ」との認識を持っていたからと。

 トラブルが面倒になったらジャーナリストは後退する、「この権力野郎!」という意識ぐらいでの気持ちで仕事をし、その結晶で報道が生まれるようでないと。
 そう原寿雄が言うと、池上彰が応える。
 ある番組で、安部首相の映像がテレビで流れている時に、技術的なミスで違う映像が入ってしまった、すると「安部政権を貶めようとしている」と言わんばかりの抗議がくる、明らかに技術担当者のスイッチミスで、番組でも訂正と謝罪をしているにもかかわらず。特定秘密保護法についてテレビで批判的な解説をした時も、すぐに役所から「ご説明を」と資料を持ってやってきた。
 メディアへの抗議は第1次安部内閣の時に増えたが、安部さんが辞めたらパタリとなくなった、その後の政権時代も抗議が大量にくることはなかった、それが第2次安部政権になってまた復活した……。

 〇ん〇ま、小せぇ。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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