今朝は朝刊が読めなかった。いつもの時間に届かなかったのだ。
 選挙結果を反映させるため、印刷が遅れた影響か?

 消費税(10%)をめぐる与党(民主党)と野党(自民党)の言い分って、もし、立場が逆転したら、逆のことを主張するのではと思えてならない。
 みんなの党の躍進ぶりは、発足当時の新自由クラブを彷彿とさせる。その後の新自由クラブといえば、結局いいところなく皆自民党に舞い戻ってしまうのだけど。

 TV「朝ズバ!」でつかこうへい死去を知る。やはり奇跡は起きなかったか。
 舞台は一度も観たことがない。20代のころ、文庫になった戯曲を何冊か読んだきりだ。若すぎるけれど、肺がんならば仕方ない。
 合掌


          * * *

2010/07/07

 「『万年前座 僕と師匠・談志の16年』出版記念落語会 新潮社祭り」(文京シビックホール・小ホール)

  立川キウイ「真打への道」
  立川志らく「火焔太鼓」
  立川談四楼「一回こっくり」

   〈仲入り〉

  立川キウイ「たがや」
  立川談志 小噺あれこれ
  座談 ~談志・談四楼・志らく・キウイ~


 「万年前座 僕と師匠・談志の16年」は昨年の11月に出版された。当然、師匠の談志家元をゲストに呼ぶ出版記念落語会の話がでたが、でたその日に家元が休養宣言してしまったとか。ゲストは家元のほかに談四楼師匠と志らく師匠。3人の共通項はともに新潮社から本を上梓していること。だから「新潮社祭り」なのである。

 しかし、人生、何が幸いするかわからない。「万年前座」がよく書けていると師匠に褒められ、褒美として真打にしてもらえるのだから。藝が認められたわけではない。キウイさんらしくていいや。
 21世紀枠真打、子ども真打、もうなんでもいいから真打になってしまった方がいい。
 家元自身が言っているではないか。
「まともな藝なんて期待していない」「落語をぶっ壊してみろ」「求めているのは上手い奴より面白い奴」
 これって三遊亭歌笑~林家三平(初代)のラインを目指せってことではないか。
 高座に「美弥」のバーテンの衣装で登場して自虐的なスタンダップコミックを繰り広げるとか。これぞ家元お墨付きのバーテン真打!

 とても楽しい会だった。
 志らく師匠のギャグ満載「火焔太鼓」、昨年の国立演芸場で初めて聴いて爆笑させられた。あのときもサゲは「買えん太鼓」だったっけ?
 談四楼師匠の人情噺「一回こっくり」。自伝的小説「一回こっくり」を読んでから聴くと、特に第一章を知っていると、より深い感銘を受ける。
 期待していなかった「たがや」も楽しめた。舞台そででチャチャを入れる家元にびくびくしながらの高座に妙な緊迫感、緊張感があって。言い間違いも一つのギャグ、か。「サゲまでいった~!」に大笑い。
 家元が元気だった。弟子たちとのトークに心が和んだ。

 来年の真打昇進までに、自分のスタイルを確立してください。キウイさんにとって、たぶんそれは落語が巧くなることではないと思う。場数を踏んで自信を持つ……




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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