2010/07/31

 「第二回メセナ落語二人会」(館林 文化会館大ホール)

 昨年から始まった「メセナ 落語二人会」。談四楼師匠+ゲストの噺家、色物によるプログラム。昨年同様、小学校時代からの友人で高崎に住んでいるAを誘った。
 12時に館林駅で待ち合わせしたのだが、こちらは携帯電話を忘れ、あちらは到着が遅れて、少々パニクった。ケータイがあれば「遅れる」「わかった」で済むはずなのに。
 30分後になんとかご対面。Aのクルマで会場近くの讃岐うどんのチェーン店へ。その後、三の丸芸術ホールの駐車場に向かうと入口で係の人が申し訳なさそうに会場変更を伝えてきた。クーラーの故障で会場が変更になった件はすでに教えてもらっていたが、文化会館にも駐車場があるとは知らず、さっそく移動する。
 三の丸ホールは列ができるといつも開場時間前に入場させてしまう。文化会館はきっちり時間どおりの段取り。 


  立川こはる 「家見舞い」
  立川談四楼 「のっぺらぼう」
  笑福亭鶴光 「木津の勘助」

   〈仲入り〉

  笑福亭鶴光 「紀州」
  神田蘭   こまつ姫 ~「恋する日本史講談」より 
  立川談四楼 「井戸の茶碗」


 三四楼さんが二つ目に昇進したので、今回はこはるさんが前座をつとめた。天才小学生(じゃないって!)だから堂々とした高座ぶり。昨年、三四楼さんの危なっかしい進行に緊張したA、こはるさんは「ドキドキさせてくれないからつまらない!」だって。Aにとって前座はハラハラドキドキさせてくれる存在らしい。それだけ昨年の三四楼さんのインパクトが強烈だったってことで、前座のイメージがインプットされたのだろう。三四楼さんにとっては気の毒だけれど。
 こはるさんが自己紹介したときの会場の驚愕、動揺ぶりが面白かった。

 さて、上方落語のベテラン笑福亭鶴光師匠。昔とほとんどイメージが変わらない。オールナイトニッポンのパーソナリティとしてブレークしたのは僕が高校生のときだったか。聴いたことはなかったけれど。郷里の太田では電波の状態が悪くてニッポン放送が聴きづらいのだ。一番クリアだったのがTBSラジオ、だから高校時代深夜放送は「パック・イン・ミュージック」ばかり。そんなことはどうでもいい。
 80年代、社会人になってから、クルマを運転してラジオをつけると夕方あの元気な大阪弁が聞こえてきた。やはりニッポン放送だった。若者に人気を呼んだラジオのパーソナリティは、ファンである若者の年齢がアップするにしたがって、担当する番組の時間もアップしていく。夜(深夜)から昼(夕方)、そして最終的には朝へがよくあるパターンだ。鶴光師匠、そろそろ早朝の番組を始めるのではないかしら。
 「木津の勘助」は初めて聴く噺。「紀州」は談四楼独演会にゲスト出演された矢崎滋が披露したのを聴いたことがある。

 神田蘭さんは大ホールでも「らんらんらん神田蘭」コールをお客さんと一緒に。最近本を上梓して、演目はその中の一つ。

 談四楼師匠は、ネバー・エンディング・カイダン・ストーリーと十八番の一つ。

 文化会館は昔ながらの市民会館的な作り。落語を聴く(観る)には客席が段々になっていて横に広い三の丸ホールの方が適している。広くなく狭くなく適度なキャパシティなのでそう思う。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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