週末は独身生活を謳歌した。かみサンと娘は、九州から孫娘を連れてディズニーランドへ遊びにきた母親のお相手。舞浜のホテルに金、土と一緒に宿泊したのである(日曜の夕食時に帰宅)。

 一人残された僕は自炊の毎日(ってほどでもないか)。27日(金)の夕飯は親子丼。これは100円ショップでレトルトを買ってきた。28日(土)はあんかけ炒飯。いつもなら醤油と胡椒で味つけするのだが、今回は炒飯の素をやはり100円ショップで買ってくる。二人用だったので、日曜のブランチも同じメニューで。夜は冷やしカレーそうめん。今年は冷やし中華ならぬ冷やしそうめんを極めたぞ。
 
 日曜午後は図書館へ。
 読めなかった2冊「ナイチンゲールの沈黙」「曽根幸明の昭和芸能放浪記」とともに、本2冊+DVD3巻を借りる。

 「十代目 金原亭馬生 ―噺と酒と江戸の粋」(石井徹也 編著/小学館)
 「ロードショーが待ち遠しい 早川龍雄氏の華麗な映画宣伝術」(藤森益弘/文藝春秋)

 「プロジェクトA」(監督:ジャッキー・チェン)
 「バード」(監督:クリント・イーストウッド)
 「喜劇 一発勝負」(監督:山田洋次)

 前日にはTSUTAYAで5巻レンタル。以前2巻を一週間レンタルしたら700円。だったらあと3巻プラスして1000円の方が得だろうと判断したわけ。

 「黒薔薇昇天」(監督:神代辰巳)
 「団鬼六 縄炎夫人」(監督:藤井克彦)
 「帰ってきたウルトラマン VOL.8」
 「反逆のメロディ」(監督:澤田幸弘)
 「続・悪名」(監督:田中徳三)

 暑い毎日だ。外にでるとまるでサウナ室に入ったときのようにムっとした熱気に包まれる。
 8月は明日で終わるが、夏はまだまだ続く……のか。

 先日(24日)22歳になった娘は、今週京都に遊びに行くそうだ。

 
          * * *

 ●seventeen years ago 2005/08/25

 1988年の夏はどちらかというと天候不順だったと思う。
 あまり暑さを感じたことはなかったのだが、身重のかみサンは毎日「暑い、暑い!」を連発していた。
 当時笹塚(実際の住所は中野区南台、駅が京王線の笹塚駅)のアパートに住んでいた。六畳一間と四畳半のキッチン、それにトイレ、風呂がついた狭い部屋である。クーラーなんてなかった。

 激動の転職生活の末、某出版社(の映像部)に勤めだして2日めのこと。
 臨月を迎えていたかみサンは、実家に帰ることもせずその日もパートに出かけた。稼ぎの悪い亭主を持つとそういうことになる(出産ギリギリまで働いていただから頭が上がらない)。
 出かけたと思ったら、すぐに戻ってきた。
「どうしたの?」
「破水したみたい……」
 妊娠した当初は近所の産婦人科に通っていた。ところがある時期に逆子だとわかって東大病院を紹介され、以来本郷に通っていた。
 いそいで入院に必要な用具を持って(いつ入院してもいいように準備していたような気がする)、大通りにでるとタクシーを止めた。タクシーにかみサンを乗せ、用具をつめこんだバックを持たせ、運転手に「本郷の東大病院まで」と告げるとドアを閉めた。
「じゃあね」
 私はタクシーを見送った。
 後でかみサンからもう責められた、責められた。
「あの時、どうしてついてきてくれなかったの? どれだけ心細かったか、ったくもう!」
 なぜ一緒にタクシーに乗らなかったのか。自分でもよく思い出せない。途中入社したばかりの会社を休めないという気持ちが働いたのか。気が動転していたことは確かだ。
 病院から会社に電話があった。その晩出産予定だという。退社してから病院へ。
 そのまま立ち会おうと思っていたら、看護婦さんが出産は夜遅くなるという。分娩室に入る時には電話するからと言われ、だったら風呂にでも入ろうとアパートに戻った。
 夜の10時過ぎ、電話が鳴った。さあ、病院だ、と電話をとるとあの看護婦さんの声。
「おめでとうございます、女の子でしたよ」
 はァ? 廊下でイライラしながら待っていると分娩室から産声が聞こえてきて…という夢は無残にも消え去った。

 わが子との対面は翌日。ガラス越しにみる愛児はよく言われる猿の子ではなかった。髪も黒々としていた。同じ日に生まれた新生児の中で唯一の女の子は眠たそうに片目をつぶって父親との対面を迷惑がっていたっけ。

 あの時の風景を昨日のことのように思い出す。
 そう、昨日は娘の17回めの誕生日……


 ●センチメンタル・サマー 2006/08/24

 夏休み最後の日。
 高校3年、18歳になる2ヶ月前だった。
 自宅前の道で夕空を眺めながら感傷に浸っていた。
 高校生になったとたんにふられた彼女のこと。
 忘れられなくてジタバタしつづけた2年半。
 結局、彼女を振り返らせることはできず、
 やっと諦めがついた、いや、つけなければと決意したその瞬間。
 ついこの間のような感じがする。
 あれからもう29年経つなんて……

 今日は娘の18歳の誕生日。
 父親に比べてお前は実に充実した高校生活を送っているよね。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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