今日は有休をとった。正式には有休とは別のリフレッシュ休暇だが、そんなことはどうでもいいか。午前中は地元警察署で自動車免許の更新。
 皆さん、普通免許の表記が変わったのご存知ですか?

          * * *

2010/08/02

 「昭和が遠くなって」(小林信彦/文春文庫)

 週刊文春連載の小林信彦のエッセイ「本音を申せば」(旧「人生は五十一から」)は、毎年4月に1年分をまとめた単行本が出版される。翌月には既刊(3年前)の単行本が文庫化。昨年まではこのスケジュールだった。〈小林信彦月間〉と一人で呼んでいた。
 今年は新刊の発売がいつもより遅かった。5月だった。GW明け。編集作業に手間取ったのかとあまり気にしていなかった。あれっと思ったのが文春文庫である。当然6月だろうと予想していたら、今月の文春文庫の中に小林信彦の名前がない。おいおい文庫にならないのか! とあせった、あせった。
 これはいったいどういうことか。連載が続くと本が売れなくなる。高島俊男のエッセイ「お言葉ですが…」は10年を過ぎたあたりで、この問題に直面し、最初は本にならないと告げられ。結局連載自体が終了してしまった。ただそれだけが要因ではなかったのだろうが。
 小林信彦も連載10年を迎えて、本の売れ行きが落ちてきたのだろうか? そのための発売スケジュール変更か。
 中野翠のサンデー毎日連載のコラム(こちらはこの表現を使う)は年末に単行本がでる。でることはでるが、たぶん最低部数なのではないか? その後文春文庫になっていたが、今でもそうなのか。

 単行本時に読んだ感想はこちらを


2010/08/05

 「笑殺の美学 ―映像における笑いとは何か―」(中原弓彦/大光社)

 幻の名著を手に入れて、もうそれだけで満足してしまったところがある。いや、内容について「世界の喜劇人」で一度読んでいることだから、夜寝る前にちびちび読んでいた。
 そういえば「日本の喜劇人」は何度も読み直しているが、「世界の喜劇人」は一回読んだきり。なんだろう、この違い。ギャグにナンバーが振られているのがすごい。この年齢になってもマルクス兄弟の映画を観たことがないのが恥ずかしい。機会がないというのはいいわけか……

 
2010/08/08

 「懐かしのアメリカTV映画史」(瀬戸川宗太/集英社新書)

 TV映画の歴史を語りながら、政治の話をつけ加えるところがミソ。60年安保、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争……。

 今村太平という評論家のポパイ評。
 曰く、「機械文明の賛美ポパイの拳骨は肉体化されたダイナマイト」。「彼らにたいしてつねに敗者の地位にたつブルートは、なんら奇蹟的な力をもたない一個の弱い人間として現われる。それゆえつねにポパイに苦しめられるこの人物に、われわれは機械の重圧にあえぐアメリカ労働力の姿を見ることができる」
 著者は、ポパイマンガの本質を鋭くついた批評文と紹介するが、本当にそうか? 考えすぎのような気がするが。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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