24日(金)、ショーケンのトーク&ライブの前に、放送ライブラリーに足を運んだ。受付でSさんと遭遇した。ショーケントーク&ライブのために大阪から深夜バスでやってきたという。何たる偶然!

 Sさんのブログで紹介されていたショーケン主演のTVドラマ「露玉の首飾り」は1979年東芝日曜劇場で放送された。市川森一の脚本、共演は夏目雅子と岡田嘉子。制作はCBC。このドラマを放送ライブラリーで視聴できると知って、この日足を運んだわけだ。
 もう1本は同じ東芝日曜劇場枠で人気を呼んだシリーズの第1作「うちのホンカン」。HBC制作、倉本聰の脚本、ホンカンに大滝秀治、妻役は八千草薫、娘には仁科明子が扮している。
 放送ライブラリーはNHKアーカイブに比べ、タイトルを知らないと検索するのが面倒だが、視聴できる作品数が雲泥の差だ。

 26日(日)は午後図書館へ。

 「全身落語家読本」(立川志らく/新潮選書/新潮社)
 「悼む人」(天童荒太/文藝春秋)
 「椿山課長の七日間」(浅田次郎/朝日文庫)

 「花と龍」(監督:加藤泰)
 「タイム・マシン」(監督:ジョージ・パル)
 「リトル・ロマンス」(監督:ジョージ・ロイ・ヒル)

 それから読みきれなかった『「平凡」物語』(塩澤幸登/河出書房新社)を再度借りる。

 夕方、TOKYO MX「ファイヤーマン」。全話の中で一番期待していた第12話「地球はロボットの墓場」。岸田森の脚本でファンの評価も高かったから、期待して観たのだが、良かったのはラストのみ。そのラストも「怪奇大作戦 京都買います」の二番煎じのような印象を受けた。ヴィジュアルショックはかなりあったが。 

          * * *

2010/08/22

  「『七人の侍』と現代 ――黒澤明再考」(四方田犬彦/岩波新書)

 「八月のラプソディ」で黒澤映画に嫌気して、ロードショーはもちろんのこと、しばらくの間「まあだだよ」を観なかった。冒頭の著者の言葉に膝を打った。
 同じように感じ、同じ行動をとった人がここにもいた!

 思えば、オリジナリティ溢れる名前の映画評論家が執筆した著作を初めて読んだ。
 小難しい評論をこねくりまわす人というイメージ(あくまでも個人的な)が大幅に変わった。

 ひとつだけ反論。
 「七人の侍」の批評を紹介する中で、野武士を描いていないことを批判する評論があって、著者自身もその趣旨を肯定する姿勢をとっているが、バカ言っちゃいけない。そんなことしたら、映画に絶対悪が存在しなくなるではないか。


2010/08/27

 「したくないことはしない 植草甚一の青春」(津野海太郎/新潮社)

 どうしてもタイトルを「したくないことはしたくない」と言い(書き)間違えてしまう。

 中学から高校時代にかけて植草甚一ブームというものがあった。当時書店に行くと晶文社刊行の独特なタイトルの著作を目にしたものである。 「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」とか「ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう」とか。このセンスに憧れた。
 とはいえ一冊も読むことはなかった。ブームがあともう数年遅ければかなりハマったかも。いや、あの文体がどうも好きになれなかったから無理か。2000年代になって、植草本が復刻されている。図書館から借りて読んだがそれほど夢中になれなかったもの。散歩文体という由。本書で知った。

 この散歩文体、70年代には大いに流行したのだろう。
 紙ふうせんのファーストアルバム「またふたりになったね」のライナーノーツには、イラストレーターの文章が掲載されているのだが、これがもろ散歩文体なのだ。

 評伝というとどうしても対象者を敬い特別な存在にしてしまいがちである。特に著者と植草甚一は担当編集者と作家の関係である。ところが本書の場合、いたるところで肩の力を抜いた筆致になっていて、そこに好感を持てる。

 悠々自適、したくないことなしない主義で生きてきたら、さぞ快適な人生だろうと思うのは間違いだと思う。たぶん悩みに悩んで晩年を迎えたのでないか? そんな気がしてならない。




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No title
ほんの数でもずれていたら、多分お会いしてないですよね。ホントにびびびっくり!!でした。
おかげで開場までの時間をお付き合いいただけてありがたかったです。
showken-fun  さん
前回のトーク&(ミニ)ライブはブログで東京に来ること宣言していましたよね。実際2日目は午前中からお会いしてショーケンについて語り合いましたから。
今回はまるでそんなそぶりを見せなかったので、放送ライブラリーの、それも受付で会ったことに驚きました。

おっしゃるとおり、少しでもづれていたら、まったく気がつかなかったでしょう。
しかし、あのとき受付にいたのは延長の申請だったとは!
それにしてもあの日は偶然が重なりました。
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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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