珍しく週刊現代を買った。モノクログラビアでショーケンが特集されているのだ。単なる記事なら立ち読みするだけだが、特集だとそうはいかない。
 買って驚いた。400円もするのだ。特別価格とあるのでいつもはもう少し安いのかもしれない。週刊文春の特別価格は370円(通常価格350円)だから、通常価格は380円か。週刊ポストは380円だって。週刊新潮は340円のはず。サンデー毎日、週刊朝日はいくらなんだろう? いつも立ち読みばかりの雑誌は価格まで気にしていない。
 まあ、どうでもいいことだけど。
 
 週刊文春・先々週号で桜庭一樹の「伏~贋作・里見八犬伝」が終了した。桜庭一樹の小説を読んだことがなかった。直木賞を受賞する前後まで男性作家だと思っていたほどだ。連載が始まったときは、題材が「八犬伝」ということもあって興味深く読み始めた。なかなか夢中になれなかった。ちっとも盛り上がらないのである。一時はなかなか終わらない「一刀斎夢録」(浅田次郎)と後から始まった「真夏の方程式」(東野圭吾)と3本立てになって読むのに苦痛を感じていたほど。

 「一刀斎夢録」も途中まで義理で読んでいたところがある。「壬生義士伝」を読まなかった失敗があったので、同じ新撰組もの、幕末ものならば押さえておこうと読み始めたのだが、段々読むのが億劫になってきた。どこが面白いのかわからなかったからだ。ラスト近くになって一気に盛り上がって目頭を熱くさせてくれた。途中でやめなくてよかったと心底思ったものだ。一冊になったらまた読むつもりでいる。

 対して「伏~贋作・里見八犬伝」は最後までその面白さがわからなかった。予想していた物語とは全然違う展開になっていったことも要因かもしれない。それでも「一刀斎夢録」のように、ラストに近くになれば大いに盛り上がるのだろうと期待して毎週読み進めたわけだが、先々週号が最終回だと知って驚いた。ええ! もう終わりなの? とするとこの数回はクライマックスだったのか。お義理で毎週文字だけ追いかけていたのでそういうことになる。
 連載回数からいってももう少し連載が続くと思っていた。普通小説は1年間、50回前後は続くのに「伏~贋作・里見八犬伝」は42回で最終回を迎えた。なんとも中途半端な気がする。
 驚いたもう一つは来月には本が店頭に並ぶこと。ちと早すぎやしませんか。人気作家の証なのだろう。僕とは相性が悪かっただけのこと。

 「伏~贋作・里見八犬伝」より少し遅れて始まった「真夏の方程式」は、さすが東野圭吾というべきか、最初から読ませてくれた。こちらは毎週のお楽しみになっている。最近になって気がついたのだが、このミステリ、探偵ガリレオシリーズの最新作だった。主要登場人物の湯川が福山雅治だったのね。 「容疑者Xの献身」を読んでいるのに、湯川の存在を忘れていました。いや、お恥ずかしい。
 こちらは先々週号で事件の真相が明らかにされてボルテージが一気に上がった。いやはや意外な展開! 最終回も近い。




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No title
keiさんお久しぶりです、oye como va です。
そうですねえ、「伏~贋作・里見八犬伝」はちょっとがっかりしました。え、これで終わるのって感じでした。単行本にはならないと思っていたら、たしかに単行本化の案内もありましたね。さあ、果たしてどれだけ加筆されるのか、あるいはそのまま(?)か、ちょっとある意味興味あります。「真夏の方程式」はいよいよ佳境ですね、こちらは楽しみです!
oye como va  さん
書き込みありがとうございます。
ご無沙汰しております。

「伏 …」、終了後、何か書かれていないか、たずねたんですけどね(笑)。
やはり同じ感想を抱きましたか。安心しました。
ほかの方のブログ、何名かですけど、けっこう楽しんだなんてことを書いてあったもので。

「真夏の方程式」、今、最高に面白いです。
新連載の小説も読んでいます。三浦しおん初体験なんですけど。
No title
「贋作里見八犬伝」の最終回は電車の中で読んでまして、Twitterで「こんな終わり方?」的なことをつぶやいてしまい、ブログには書かずじまいでした(笑)
私も三浦しをんさんは私も初体験です!
oye como va さん
>三浦しをんさんは私も初体験

やはり似てますね!

「伏 …」、本になるときに大幅な加筆があるならいいんですけど(それこそ「模倣犯」みたいに)、連載終了後すぐ発売だから期待できません。
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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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