先週の金曜日(10日)は荻窪の杉並公会堂小ホールで朗読会「紡ぎあう言葉と音」へ。桑原美由紀さんも出演した音楽(演奏)と朗読のコラボ。詳細は後で、かな。
 昨日は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を品川プリンスシネマで鑑賞。S氏と一緒に。本当は日劇で観たかったのだが、時間的にレイトショーしか間に合わない。映画の前にちょっと飲んで、と思ったら、S氏が「それじゃあ寝てしまう」ってんで、品川プリンスシネマの19時30分からの回にしたわけ。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」にまったく思い入れがない、というより大ブームのあの当時シリーズに怒り心頭だった者の感想はいかなるものか。乞ご期待、ってか。

          * * *

2010/09/15

 「昭和電車少年」(実相寺昭雄/ちくま文庫)

 「タモリ倶楽部」でときたま取り上げる鉄道ネタ。楽しんで見ている。別に鉄っちゃんではないけれど、その資質は大いに持っているということだろう。何しろ旅では電車(列車)が一番好きだから。電車に乗りながら窓から景色を眺めていることが一番心が和む。電車の型がどうだとか、写真撮影に一所懸命になるとか、まったくないけれど。
 ちくま文庫に入った実相寺監督の本は皆購入しているので(「星の林に月の舟」だけは単行本を持っているので手に入れなかったが)、本書も発刊後しばらくしてから買ってずっと積読状態だった。
 考えてみると、実相寺監督って鉄道オタクだけは自身の映像作品に反映させていなかった。特撮作品(ウルトラシリーズ等々)でも、もっと鉄道を前面に押し出した内容のものがあってもよかった気がする。電車、列車を舞台にした旅情あふれる作品も観たかった。らしくないか。

 本書についていえば、写真、絵があった方が素人にはありがたかった。


2010/09/18

 「談志の最後の根多帳」(立川談志/梧桐書院)

 談志最後の三部作と銘打たれたシリーズの第二弾、だそうな。 落語のネタに関するウンチク話と実際の高座の活字化。これは楽しめた。談四楼師匠の十八番「柳田格之進」。「芝浜」と同じく談志直伝のネタと思っていた。ある日、師匠から直に聞いた。家元は「柳田格之進」をやったことがないって。ええ!
 本書でもケンもホロロな記述でした。


2010/09/21

 「時効なし。」(若松孝二/ワイズ出版)

 学生のころ、若松監督のフィルモグラフィを眺めながらうなったことがある。ピンク映画は高校時代に一度観たきりで、日活ロマンポルノに乗り換えてしまった。ロマンポルノにも裏切られてばかりいたが、まだピンクよりましという認識だった。内容がつまらない。それはタイトルをみれば一目瞭然だった。その手のピンク映画群に比べたら若松監督のそれはタイトルだけで「観たい」という気持ちにかられる。すごいことだなあと思ったものだ。「胎児が密猟するとき」なんていったいどんな内容なのか。
 一般映画を撮るようになって、注目したのは「餌食」だった。サングラスをしてヘッドフォンをつけた内田裕也がつなぎを着て街中にたたずむ姿(ポスター&チラシ)が実にかっこよくて、大学時代の8mm自主映画「狙われたユニバーシティー」の主人公の衣装にそっくりそのままいただいてしまったほど。映画は観ていないのだけど。すっかり忘れていたが「愛のコリーダ」のプロデューサーでもあったのだ。

 本書を読んで、やはり若松監督には映画「キャタピラー」のテーマは似合わないと思った。
「正義のための戦争などはない。戦争は人殺しである」
 まったくそのとおりだと思う。しかし、人間は大なり小なりその戦争をずっと繰り返しているのである。
 長年パレスチナを応援してきた若松監督は、パレスチナとイスラエルの戦いをどのように見てきたのだろうか。


2010/09/24

 「帰ってきたウルトラマン大全」(白石雅彦・荻野友大/双葉社)

 本書を新刊として書店で見つけたとき思わず手にとって、そのかゆいところまで手が届く詳細な内容に感激しながら結局購入しなかった。必要なところだけ立ち読みで済ませてしまったのだ。帰マンのスーツアクター、きくち英一が上梓した「ウルトラマン・ダンディー」も毎日のように立ち読みしてほぼ読破してしまった。自分の中でやはり第一期と区分する意識が働き、興味はあるものの自分のものにするまでではないと判断した結果なのだろう。
 ブックオフで見つけたときは、ちょうど「帰ってきたウルトラマン」のDVDを借りて再チェックしていたときなので、いい機会だと思って買ったのだった。ずっと積読状態だった。分厚い本なので持ち歩くことはせず、就寝の友として毎晩ページを繰った。

 第一章 始動 第1クール解説
 第二章 発展 第2クール解説
 第三章 円熟 第3クール解説
 第四章 第2期ウルトラシリーズ 第4クール解説
 第五章 戦いの記録 (*スタッフインタビュー)




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No title
keiさんへ
keiさんは25周年記念のTVで放映しました紙ふうせんのコンサートは録画されていたんでしょうか?
大阪と東京で開催されていたので会場に行っていたのかな? もし動画がなければ、DVDに録画されたものがありますので、お貸しいたしますが・・・
あれから10年が経ちました。何が言いたいかというと35周年のモノが無いのはどうしてか?という事であり、来年には「紙ふうせんライブ」のCDとか、録画したように35周年のコンサートの模様がほしいではありませんか!それが「なつかしい未来6」でもかまいません。
このあたりの事を直訴していただくのはkeiさんしかおりませんので、年末行く時にお二人にお話してみて下さい!赤い鳥のLP「スタジオライブ」のようにコンサートの様子が伝わるものがいいですが、どうでしょうか?
ジンギスカン さん
師走。毎日が忙しくなってきました。

25周年記念コンサートは、TVで放送された番組を録画したビデオを持っています。ビデオデッキがないので、もう観られませんが。ですからDVDは貴重かと。

実は、当日、コンサート終了後にロビーで取材を受けたんですよ。2名のうちの一人で、カメラに向かって紙ふうせんの魅力を語ったんです。放送時、どんな風に使われるかなと期待していたのですが、ばっさりカットされていましたね(笑)。しどろもどろのしゃべりがよくなかったのでしょうか……。

紙ふうせんのライブアルバム、私は個人的に「紙ふうせんスタジオライブ」を期待しているんですけどね。

今は機械、技術の発達で、CD化、DVD化なんて手軽に作れます。まあ、あくまでも記録としてなら、FCの力でできなくはないでしょうが、無理かな。
記念誌「紙ふうせん読本」、提唱したけど、相手されなかったし。
No title
何故かな~。こだわっている事があるのでしょうか?
もう一つ考えているのはFC限定になると思いますが、
「写真集」的なもの。もちろん洋ちゃんの協力が必要なんですが・・・ 5年前平取町に来られた時にも洋ちゃんが写真とビデオを最初から終わりまで撮っていたし、他の会場でも撮っていると思います。そのような物を記録として作らないかな~  1月のジローさんの講演も
活字にしたら今後残るのに・・・ &%$!+
ジンギスカン さん
後藤さんが読売新聞に連載したコラム、ふたりが交互に親筆した毎日新聞のエッセイ、本にならないかなあと思っています。
後藤さんに訊いたことがるんですよ、本を書く気がないか。興味ないみたいですね(笑)。
「紙ふうせん読本」はもちろん仮題ですが、そのコラムをまとめるのが趣旨でした。もちろん巻頭はさまざまなスナップ写真で構成されて。関係者に原稿を書いてもらい、対談、鼎談とか。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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