2010/10/14

 「椿山課長の七日間」(浅田次郎/朝日文庫)

 週刊文春連載の「一刀斎夢録」を読み続け、やはり「壬生義士伝」をあたらなければと思うようになった。図書館に行くたびに棚をみるのだがあったためしがない。文庫コーナーに本書があった。映画「カラフル」で似たような話だと思ったこともあって手に取った次第。


2010/10/15

 「役者六十年」(小林桂樹 聞き手・中山敬三/中日新聞社)

 追悼するために読んだ。代表作が東宝作品ばかりなので、デビュー時から東宝所属の役者だと思っていたら違った。日活から出発したのか。「裸の大将」「黒い画集 あるサラリーマンの証言」「江分利満氏の優雅な生活」が観たい。


2010/10/20

 「イノセント・ゲリラの祝祭」(海堂尊/宝島社)

 映画化第二弾の原作「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読みたかったのだが、図書館の棚になかった。代りにシリーズ最新作を借りてきたのだが、ここまでくると作者がこのシリーズを書く理由がわかってくる。


2010/10/22

 「大魔神の精神史」(小野俊太郎/角川oneテーマ21・角川書店)

 書店の棚で見つけてすぐにレジに走った。「モスラの精神史」に感銘を受けた者としては当然だろう。
 題材はモスラより合っているのではとドキドキしながら読み始めたのだが……うーん、どうだろう。イマイチの感。いや、つまらなくはないのだ。


2010/10/22

 「日本映画[監督・俳優]論」(萩原健一・絓秀実/ワニブックス【PLUS】新書)

 新書なんかではなく、A5版ハードカバー、600ページくらいのボリュームがあったら就寝の友になるのに。


2010/10/25

 「怪獣人生 ~元祖ゴジラ俳優・中島春雄」(中島春雄/洋泉社)

 古谷敏が「ウルトラマンになった男」を上梓したときは、やっとトリが登場したと喜んだものだが、そのあとに大トリが控えていたことをすっかり忘れていた。
 日本映画の黄金時代、映画会社の大部屋俳優の仕事ぶりが活写されていて興味深い。これまでの特撮本ではお目にかかったことがない写真の数々も貴重である。


2010/10/30

 「無理」(奥田英朗/文藝春秋)

 地方都市を舞台にした、破滅に向かって突き進んでいく人たちの群像劇。初期の「最悪」「邪魔」の世界が甦ってくる。東北の冬の気候と殺伐とした街の風景が合致、主要人物5人の心情とリンクして迫ってくる。
 どんな風に収束させるのかとドキドキしていた、こうきましたか。




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kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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