三連休最後の昨日、朝のワイドショーで横澤彪の訃報を知った。ああ、やはり癌が再発したのかと落胆したが、肺炎で亡くなったとのこと。
 昨秋、NHKの番組で爆笑問題の二人が横澤さんの自宅を訪問、いろいろトークを繰り広げていた。最後は牧師の衣装を着て、あの懺悔室を再現していた。まだまだ元気じゃないかと喜んでいたのに……。
 「テレビの笑いを変えた男横澤彪かく語りき」(聞き手 塚越孝/扶桑社)の感想でも書いたが、80年代は、できる限り著作を読んだ。
 「THE MANZAI」も「オレたちひょうきん族」も大好きで夢中で見ていた。「笑っていいとも」も始まったばかりのころはけっこう見ていた。ちょうど社会人になりたてのころで、お昼によく利用していた喫茶店で「テレフォンショッキング」を眺めていたものだ。日曜日の「増刊号」は楽しみだった。
 番組への興味はそのまま番組を統率するプロデューサーに直結した。群馬出身、趣味が人間ウォッチングとあって共感すること大だった。群馬出身といっても、単に群馬県で生まれただけなのだが。
 
 年末には高峰秀子が亡くなった。大晦日、神戸に向かう新幹線の中で知った。一瞬驚くが年齢を確認して納得できた。昨年、図書館で借りてきたDVDで初めてきちんと「喜びも悲しみも幾歳月」を観た。で、わかったのだが、プロット、構成が「二十四の瞳」と同じなのだ。不慮の事故で子どもが亡くなるところなんて当時さぞかし観客の涙を誘ったことだろう。時代とともに高峰秀子がきちんと老けていくのはさすがだけれど。

 合掌


 昨日午後は有楽町に出かけた。スバル座で上映している金子修介監督「ばかもの」を鑑賞するためだ。「シネマdeりんりん」のゲストのとき前売券を販売したが、財布の中が寂しかったし、シネコンのレイトショーを押さえればいいと思って購入しなかった。甘い考えだった。どこのシネコンも上映していない。というか東京は2館でしか上映していないのだ。スバル座と新宿シネマート。それも最終回が始まるのが微妙な時間で、平日だと間に合いそうもない。そんなわけで、祝日にでかけたわけなのだが……

 有楽町に着いてすぐにガード下のディスカウントチケット屋へ向かう。「ばかもの」前売券を買おうとしたが、ない。
 2軒めのチケット屋にはレンタル券(?)があった。レンタル券とは何か? こういうことだ。ある時期から単独での株主優待券が使用不可になった。バラのままだと無効なのである。あくまでも綴りのまま劇場窓口に持っていかなければ利用できない。この処置に対抗するためレンタル制を導入したのだ。「ばかもの」でいえば、スバル座の株主優待券をセットでまず客に販売する。客が劇場で1枚利用したのち、残りをお店に持ち帰れば買い取るというもの。優待券は1枚1,500円、優待券のセット価格は6,000円、鑑賞後に4,500円で買い取るという(優待券が使用されるたびに全額の料金はその分安くなっていくのだろう、たぶん)
 定価(1,800円)で映画を観ない主義の僕は、直ちに利用しようとするが、悲しいかな財布に5,000札一枚しかなかった。

 3軒めにもなくて、結局、公開されたばかりの「アンストッパブル」の前売券を購入してTOHOシネマズで鑑賞した。前半が手に汗握る。クライマックス以降はちょっと興ざめ。

 ちなみに「ばかもの」は15日以降19時からの夜一回だけの上映になる。これなら平日に鑑賞できる。
 



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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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