14日、和田勉が亡くなった。享年80。NHKを定年退職されてからはその個性的なキャラクターからタレントとして数多くの番組に出演していた。80年代にはTVドラマについて綴った著書を読んでいる。書名が思い出せないのでウィキペディアをあたってみたら80年代の著書がない。「映画はロング、TVドラマはアップ」、ということを教わったのは和田さんの本ではなかったか。TVアニメ「あしたのジョー2」の最終回。有名な燃え尽きたジョーを徐々にアップにしていった。劇場アニメ版では逆に徐々にカメラを引いていって、得心したのを覚えている。記憶が間違っていなければ。

 横浜の放送ライブラリーを初めて訪れたのはもう何年も前になる。
 NHK時代劇ドラマ「茂七の事件簿ふしぎ草紙」のパート3放送後だから2003年、あるいは2004年か。このドラマの演出家、石橋冠が司会するNHKドラマのトークショーが放送ライブラリーで開催されたのだ。そのドラマとは向田邦子脚本による「阿修羅のごとく」。傑作として名高い。
 始まる前にトイレに寄った。小の便器で用をたしていると隣に立った人がいる。和田さんだった。「阿修羅のごとく」は和田勉が手がけたドラマだったのだ。あの印象的なテーマ音楽はトルコに旅行したときに偶然耳にして録音したものを使用したとか。トークショーで語っていた。ショーケン主演の映画「居酒屋ゆうれい」のテーマ曲に通じるものがあるような。同じ曲か?

 訃報記事の〈川崎の老人福祉施設で死去〉の記述が気になったのだが、その後週刊誌の記事によれば大したことではないらしい。
 昨日の朝日新聞に掲載された今野勉の追悼文の最後の一文にニヤリ。

 合掌

 


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No title
ああ、確かに居酒屋ゆうれい、ちょっと似てますね。
居酒屋は音楽担当が梅林茂さんだったと思います。オリジナル曲じゃないかなあ。
阿修羅のごとくのは、元々有名な曲なんだそうで。
ホント、あの音楽は耳にこびりついています。衝撃的でした。
後年、「ガハハハ」笑っている人と、硬派なドラマの演出家のイメージが一致せず困ったものでした。
ご冥福を・・・。
showken-fun  さん
私はリアルタイムで「阿修羅のごとく」を観ていません。で、「居酒屋ゆうれい」のテーマ曲がとんでもなく印象的だったもので、その後「阿修羅のごとく」を観たときに、ああ、このテーマ曲は「居酒屋ゆうれい」だ、と思ったんですね。

あるインディーズ映画を観たときも、テーマ曲に同じ曲を使っていたので、監督にそのことを確認したら、音楽担当の作曲家に「阿修羅のごとく」のテーマ曲をサンプルで聞かせ、似たような曲を作ってもらったと言ってました。
とてもインパクトありますものねぇ。一度耳にしたら絶対忘れられません。

ちなみに、私は中近東の音楽って、個人的にとても好きです。今、タイトルを思い出せないのですが(メロディなら口ずさめます)、家にシングルレコードがあって小さいころよく聴いたものでした。
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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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