昨日は映画サービスデー。有休をとって久しぶりのはしごをした。
 まず、11時から丸の内ルーブルで「バーレスク」。どうにも苦手なシェールが主演の一人と知って迷っていたのだが、描かれる世界が好きなので勇気をだして足を運んだ。動くシェールは悪くない。
 15時10分から銀座シネパトスで「YOYOCHU SEXと代々木忠の世界」。「アダルトビデオ革命史」(藤木TDC/幻冬舎新書)のドキュメンタリー版的趣きがあるか。映画で取り上げられた作品はほとんど観ている。しかし、催眠シリーズで話題を呼んだジャイアント吉田の紹介で、元「グループサウンズ・ドンキーカルテット」だって。じゃあ、ドリフターズもGSですか! そりゃないぜ。思わず突っ込んでしまった。
 二人連れの女性の片方が上映終了後場内が明るくなったとたんに一言「面白かったねぇ」。もう一人が「ほんと」。

          * * *

2010/12/31

 「JamJamカウントダウンライブ」(JAZZ&COFFEE JamJam)

 承前

 ●金関環(ヴァイオリン)

kanazeki
金関環(かなせき たまき)さん

 紙ふうせんはふたりだし、演奏時にはバックサポートがつく。Haruもデュオだ。竹田一彦さんも浦野さんがベースで参加することは予想できた。残りの3人はソロで参加するのだろうと漠然と考えていたところがある。リュートの高本さんも笛のタローさんも、コンビであるいはトリオでステージに立った。ヴァイオリンの金関さんだけ唯一ソロだった。
 金関さんは最初にそのいいわけをするのだけれど、これが大笑い。朴訥としたイントネーション、ちょっと要領を得ない説明。実際の演奏とのギャップが魅力、ではないか。
 とにかく、ソロのヴァイオリンの音色、その繊細さと迫力に始終圧倒されまくり。金関さんのヴァイオリンを聴くだけでも、来た甲斐があったというものだ。たぶん今回のライブにMVPがあるとしたら、金関さんに贈呈されただろう(で、敢闘賞は浦野さん)。

 金関さんのヴァイオリンに初めて触れたのは、2006年の紙ふうせんとラ・ストラーダのジョイントライブだった。いっぺんでファンになり、CDを買い求めた。東京のコンサートにも一度足を運んでいる。
 一番前の席で鑑賞したものだから、目の前に金関さんのプレイが迫ってくるのである。もうはっきりくっきり。要所々での鼻息がすごい。たまに弦(の一本)が切れるというアクシデントに見舞われる。でも、金関さんは動じない。まあ、弦は束になっているから、一本や二本、どうってことないのだろう。

 紙ふうせんとは大震災後の神戸復興コンサートで知り合ったのだろうか。髪を切ったことで当時と見た目の印象がずいぶん違っている。
 本当なら奥さん連れてくるのだろう。一昨年の暮れに赤ちゃんが生まれて無理だったのかも。

 ちょっと前に「贋作・盗作音楽夜話」を読んだ。著者の玉木宏樹氏は作曲家でヴァイオリニスト。山本直純の弟子なんですね。その関係で実相寺昭雄監督の問題作「怪奇大作戦/死神の子守唄」の挿入歌「死神の子守唄」の作曲しているのか。
 前述の著書には純正律、平均律のことが書かれていた。いまいちよくわからない。で、ライブ終了後、さっそく金関さんに質問してみた。懇切丁寧に説明してもらいました。
 ラ・ストラーダはキッズコンサートも開催している。クラシックにそんなに詳しくない、でも興味はあるって人は、このキッズコンサートは面白いと思う。
 東京でラ・ストラーダ キッズコンサート開催してくれないかなあ。

 ソナタ第二番グラーヴェ/パガニーニのカプリス 第24番

 
 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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