ホラーに造詣が深いKさんから貸してもらったDVDの一枚が「邪願霊」だった。あの「女優霊」の元になった作品だという。
 某新人アイドルの4枚目シングルを売り出すプロジェクトを追ったドキュメンタリービデオという体裁のホラー。1988年のオリジナルビデオ作品(だと思う)。クライマックスが「女優霊」に応用されている。
 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」より前にフェイクドキュメンタリー・ホラーがあったのか!
 あくまでも取材ビデオの断片を装っているものの、登場人物が皆演技していることがわかってしまうのが残念無念。それでも途中々に、こちらの背筋をヒンヤリさせるカットは健在。
 脚本(クレジットでは構成と表記)は小中千昭。構成だけでなくヴィジュアル&サウンドデザインも担当している。監督は石井てるよし。 石井監督は平成ウルトラマンのレギュラー監督となり、小中さんは「ウルトラマンガイア」の脚本とシリーズ構成を担当することになる。

 80年代が今だったとき、70年代のファッションがダサく感じられて仕方なかった。もちろん個人的に70年代への思い入れは半端ではない。10代をまんま過ごしたのだから、70年代の文化、風俗への愛着は人一倍ある。とはいえ、ファッションに関していえばダサダサという感じ。幅色のネクタイ、太い結び目とか。
 しかし、21世紀の今からすると、80年代それもバブルのころのファッションの方が異様だ。はっきりいって変!
 最近、TVで80年代のアイドル等を振り返って昔のビデオが流れるたびに思っていた。「邪願霊」に登場する人たち、特に女性たちも例外ではない。

     ◇

 ●「赤い運命」リターンズ 2005/10/12

 もう20年以上前のことだ。ホテルニュージャパンの火災、日航機の羽田沖墜落という悲惨な事故が続いた。私は大学3年生だった。
 しばらくして友人からこんな話を聞いた。
 ニュージャパンの火災で運良く助かったサラリーマンがいて、その日九州へ出張した。翌朝帰ってくるという強行スケジュールなのだが、帰りに乗り合わせたのが問題の日航機。今度は墜落事故に遭遇したというのである。本当かどうか知らない。調べればわかるはずだが、確認もしなかった。新たな都市伝説なのかもしれない。

 先週、リメイクされた「赤い運命」を見ながら、あの時のサラリーマンを思い出した。ホテル火災、航空機墜落にめぐり合った彼が自宅に戻るとマグネチュード7の大地震に襲われ、命からがら逃げ延びると今度は避難所を台風が直撃する。
「赤い運命」って、まさにそんな偶然が連鎖反応したような「ありえねェー」世界全開のドラマなのである。
 山口百恵主演で人気を呼んだ「赤い」シリーズは一度も見たことがない。不治の病、ご都合主義。私が最も嫌う世界をこれでもかと過剰な演出、演技で描くのだから。ほとんどバカにしていた。バカにしながら見る、のではない。汚らわしくてチャンネルを合わせるのもイヤだった。後年竹内和義著「大映テレビの研究」に笑い転げたクチである。

 今年になって「赤い」シリーズがリメイクされているのは、韓流ドラマ人気の影響なのだろう。とはいえ、「冬のソナタ」に興味がない私には関係ないこと。
 ところが、「赤い運命」でどういうわけかチャンネルを合わせてしまった。別に真剣に視聴していたわけでなかった。翌日第2話は外出していて留守録もセットしなかった。
 本当ならそこでジ・エンドなのに、3日めの朝、新聞のTV欄を眺めると、昼間に第2話を再放送、夜に最終話。この日も外出だったが、今度はしっかり録画のセットをしておいたというわけ。
 1話めより真剣に見たからだろうが、その設定や展開にツッコミを入れながらかなりのめりこんでしまった。クライマックスでは目がウルウル。かみサンや娘には見せられたものではない。

 だってさぁ、ヒロイン(綾瀬はるか)がけなげなんだもん。あの今にも泣き出しそうな表情で見つめられたらたまりません。船越英一郎の口跡も耳に心地よい。この俳優さん、落語やったらけっこうイケルのではないか。
 このリメイクは時代をオリジナル同様(1970年代)に設定している。登場する車がいかにもな旧式だが、全体的に時代色はそれほど鮮明ではなかったような気がする。一番目にする、検事(榎木孝明)のネクタイの結び目がいかにも今風なのが要因だと思うのだが。

     ◇




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Comment
No title
韓流ブームの中、多くの日本女性が被害にあっています。
朝鮮人による凶悪事件を知ってください。
彼らの凶暴性を知ってください。

そして多くの日本女性は泣き寝入りしています。

真実が書かれています、一読ください。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/
ささき さん
返信が遅くなって申し訳ありません。

書き込みありがとうございます。

ブログ読みました。
が、真実のところにまだいきついておりません。
もうしばらくお待ちください。

最近の記事を読んで……
私の場合、自分の嫌いな人、ものがあると次からは敬遠する傾向があります。
断固拒否するといった方がいいでしょうか。
たとえば、それが文筆家ならば、もう二度とその人の著書は読みません。
芸能人なら、出演する番組にはチャンネルを合わせない。
新聞社のオーナーならば、その新聞を購読しない。
フジテレビは視聴率至上主義が鼻につき、できるだけ見ないようにしています。
特にワイドショー的な番組。
そういうスタンスです。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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