2010/10/02

 「立川談四楼・桂文鹿 二人会」(天満天神繁昌亭)

 談四楼師匠の繁昌亭初高座。
 東京の定席だって満足に行ったことがない。浅草演芸ホールと池袋演芸場にそれぞれ1度足を運んだことがあるだけ。にもかかわらず、繁昌亭ができてからというもの、一度は訪れてみたいと願っていた。

 落語好きなUさんに、5月のお礼もあって今度機会があったら「天満天神繁昌亭」に行きましょうね、と声をかけていた。上方の噺家さんの高座は大銀座落語祭で拝見している。できれば談四楼師匠が繁昌亭高座に上がるときがいいなあ、なんて思っていたら、あっというまに願いが叶ったというわけだ。
 立川談四楼・桂文鹿二人会が開催されたのだ。

 情報を入手して、真っ先にUさんを誘った。その時点で数ヶ月先のことだ。今のところ予定がないから大丈夫だけれど、仕事が入ったらNGだよ。だったらNGにならない人も誘おう。Eさんに声かけた。こういうことができるのも落語会のチケットが安いおかげだ。コンサートだとこうはいかない。一人招待するのが精一杯だ。
 チケットを買う段になったら、ほとんど完売状態であと何枚しかないというではないか。だったらダメもとでGさんの分も合わせて4枚購入した。
 当日はUさんの代わりにSさんが参加した。メンバーを知ってその後の飲みがあることを予想したてUさんの配慮ではないか。実際、朝5時まで飲んでいましたからね。

 初めて訪れるJR天満駅。早く到着したので日本一長いアーケード街、天神橋筋商店街を散策した。なかなかの古書店を発見。映画関係で欲しい本が何冊もあったが、とりあえず一冊。

「わが青春の黒沢明」(植草圭之助/文春文庫)

 ドトールでしばらく読書してから、繁盛亭へ。二階席の一番前だった。貴賓席。天井からは繁盛亭建設に寄付した人の名前が記されている提灯がぶる下がっている。
 めくりや座布団返しはお茶子さんの女性が担当していた。東京では前座さんがやっている。文化の違いか。

 
 桂ぽんぽ娘 「寿限無」
 桂文鹿   「代脈」
 立川談四楼 「井戸の茶碗」

  〈仲入り〉

 談四楼&文鹿・座談会
 立川談四楼 「ぼんぼん唄」
 桂文鹿   「鍬潟」

 文鹿師匠と談四楼師匠の接点はボクシングだ。文鹿師匠は元ボクサーで引退後噺家になった。逆ファイティング寿限無! それを知った談四楼師匠が電話してきたとか。息子さんが大阪でプロボクサーとして活躍していることだし。 
   
 仲入りのとき、Sさんが訊いてきた。
「新井さん、関西特有の言葉って理解してはるんですか?」
 そりゃわかっていますよ、……のつもりですが。
「おいどって意味わかります?」
 「代脈」にでてくる言葉だという。医者が駕籠に乗るときおいどから、と。
「……」
「お尻のことなんですが」
「そこは、動作から、何となくニュアンスで」
 嘘じゃないですよ。
 



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Comment
もう
5ヶ月も前のことだったんですね。
いやぁ、おいど。子供のころ、よく、おばあちゃんが風呂上がりの孫たちに
「いつまでもおいど出したままで!」と声をかけていました。
僕たちの年代の人はあんまり使いませんが、このままだと廃れるかなぁ。
すぎたじゅんじ さん
すいません、返信がおそくなりました。

そうなんです。5ヶ月前!

この落語会について書いてないから、その後の独演会も開催された、行った、ということしか触れていなくて。で、今でもはっきり覚えているのは「おいど」のこと(笑)。

ところで、4月の紙ふうせんSライブ、Haruが出演しますね、金関さんとともに。とても喜んでいます。
No title
はーい、出演しますよ。楽しみにしておりまーす。
すぎたじゅんじ さん
今回のコーナーは、年末のカウントダウンライブ同様、30分あるんですかね。期待しています。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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