大震災から1ヶ月が経過した。
 被災地の皆様へ改めてお見舞い申し上げます。
 今日のニュースによると、震災で亡くなられた方は1万3000人を超え、行方不明者を含めて2万7400人強だという。
 亡くなられた方々、ご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます。

          * * *

 先週は後半毎晩帰宅が遅かった。
 6日(水)はヒューマントラストシネマ有楽町にて「冷たい熱帯魚」を観賞。先週は上映が19時からだったので余裕で劇場に駆けつけられた。
 「アンチクライスト」は観たことを後悔したが、この映画は同じ残酷、残虐描写があっても観終わったときにガツンとくるものがあった。
 でんでん演じる極悪人が他人の心理を見抜く力に長けているというのを、主人公の妻をMであると判断して責めまくるシーンで端的に表現していた。あるいは彼が少年時代に父親に虐待されていたという事実はあのクライマックス直前の虫の息でのひとりごとで。巧い。
 ちなみにクライマックスのあのシーンでは「酔いどれ天使」を思い出していた。
 映画の後、西川口に帰ってきてから駅前のラーメン屋でひとり飲む。
 映画の冒頭で実話を基にしているとあった。調べてみると〈愛犬家連続殺人事件〉だった。犯人グループの一人がこの事件について本を書いているのを知り、あわてて図書館に予約した。

 7日(木)は東北沢のシアターSにて「デスカッパ」鑑賞。シアターSってSさんの自宅地下にあるホームシアターのことだけど(東宝、円谷プロ関連のDVDはほぼ揃っている)。
 「デスカッパ」とはアメリカ資本による日本の特撮怪獣映画。レイトショー公開された際、Sさんに誘われて観に行こうとしたが、日時が合わなかったのでパスしてしまった。BSだかCSで放映されたのをSさんが録画して今回の鑑賞会になった。
 鑑賞後の感想。
「劇場で観なくてよかった!」
 ヒロインの平田弥里って「ウルトラマンメビウス」の眼鏡かけた女隊員(コノミ)だった。観ている最中まったく気がつかなかった。
 鑑賞後は代々木上原の居酒屋でSさんと飲む。

 8日(金)は、studio FOURにて落語会「志ん生座」。この落語会、旗揚げ公演以来二度目になる。トリが談四楼師匠なのだ。演目は「らくだ」。師匠のらくだ、大好きなんです。

 10日(日)、4日間の疲れが一気にでた。日中はそうでもなかった。午後、選挙で外出。帰ってきてからDVD「ユージュアル・サスペクツ」を観る。
 この映画、監督がブライアン・シンガーだったのね。公開時に見逃しビデオでチェックした。ラストでやられたと思った。が、あの映画は反則だと指摘する人がいた。小林信彦だ。コラムで「嘘の回想を映像化してはならない。映画のルールである」というようなことを書いていた。 
 回想シーンで、Mr.コバヤシの名がでてきて、ピート・ポスルスウェイト(今年1月に亡くなった。合掌)がその人だとわかったときに、こりゃ何かあるなと思わなければいかないのかもしれない。
 この嘘の回想シーンの映像化は、かなり映画やTVドラマで見られるものなのだ。
 
 TVをつけると「笑点」が始まるところだった。演芸コーナーが桂歌丸の落語だったので驚いた。このコーナーは、いつも漫才、コント、手品といったもので、落語が披露されたことがない。この人気番組で〈落語=大喜利〉と誤った認識をしている人が大勢いると思う。だから演芸コーナーを見るたびになぜ落語をやらないのかといつも思っていた。時間的な問題なのかもしれないがやればできるじゃないか。演目は「つる」。

 夕方あたりからどうも身体がだるい。夕飯を食べてから布団に横になった。「モヤさま2」のあとは「男はつらいよ 純情篇」。タイトルバックの柴又の空撮が興味深い。かみサンが21時から「N響アワー」を見たいというので、あっさり許可。そのまま演奏を子守唄に寝てしまったのだった。




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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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