今朝の地震。ちょうど京浜東北線の電車の中だった。いたるところで携帯電話の地震警報が鳴り出してかなり怖かった。揺れ自体は感じなかった。電車も急停車することもなくそのまま品川に到着。駅に降りてからかなり激しい地震だったことを知った。
 昨日の午後の地震も一ヶ月前を思い出すような長い揺れだった。この余震で建物が倒壊し16歳の女子高生が亡くなったと今朝の新聞記事にあった。胸が痛む。
 今日は午後も地震があった。まず携帯の地震警報が鳴り出し少しして揺れが……。昨日も今日も震源は福島県浜通り。原発はどうなるのだろう。

          * * *

2011/01/05

 「市川崑のタイポグラフィ」(小谷充/水曜社)

 市川崑監督が映画金田一シリーズで採用した縦横無尽に並ぶ極太明朝体クレジット。ある世代から下はTVアニメ「エヴァンゲリオン」のクレジットでお馴染みだろう。というか、今ではTVCM、雑誌広告等々、各メディアではごく当然の表現になっている。
 僕自身も高校3年生のときに真似している。弟の夏休みの宿題のポスターを描いてやった。そのポスターの標語に取り入れたのだ。
 それにしても市川崑=金田一映画シリーズのクレジットに関する本ができるなんて! 
 
 マンガのふきだしの中の文字は、ひらがなは明朝、漢字はゴシックという使いわけがなされているという事実を知ったときは驚いた。同じようことが「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」のクレジットにもあった!! 映画同様ミステリタッチで本書は始まる。


2011/01/11

 「ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど」(砂古口早苗/現代書館)

 僕にとって笠置シズ子は、カネヨンのCMに登場する陽気なおばさん、家族そろって歌合戦の審査員というものだった。歌手だったなんて全然知らなかった、ような気がする。ブギウギという言葉を知ったのはダウンタウンブギウギバンドの「スモーキンブギ」だもの。そこから昔笠置シズ子がブギウギの女王だったことがわかったのだと思う。
 笠置シズ子は美空ひばりに自分の持ち歌を歌うなとクレームをつけ、長い間、悪いイメージがあったという。本人はこのことについて何ら弁明等しなかったのだが、本書でクレームをつけた理由がわかる。そりゃ当然だよな。


2011/01/12

 「病院ライブで童謡・唱歌 ボランティアでみつけた新しい旅」(井上堯之/近代映画社)

 井上さんが病気で引退したんじゃないことがわかって大喜び!


2011/01/18

 「監禁」(小林信彦/角川文庫)

 ネットの古書店で見つけた。小林信彦の初期作品は文庫本でも信じられないような高値がついていて、まったく手が出せないでいるのだが、本書はわりと手ごろな値段だったのですぐに注文した。届いたときは感謝感激雨霰。にもかかわらずずいぶん長い間積読本状態だった。買ったことで満足してしまったというか。
 表題作「監禁」のほか、「ある晴れた午後に」「川からの声」「日々の漂泊」所収。

 「監禁」を読み始めてそれまでのわくわく感が徐々にしぼんでいった。まったく小林信彦らしくないのだ。女子高生を誘拐して監禁する中年男、というストーリーや世界のことを言っているのではない。文章にまるでノレない。純文学を書くにはこうでなくてはならないと、無理やりそれっぽい表現を使っているような感じ。いつもの簡潔明瞭な文章ではない。とてもすましていて近寄りがたい。だかららしくないのである。
 初期の作品が復刻されない理由がわかった気がする。「虚栄の市」が「悪魔の下回り」、「冬の神話」が「東京少年」になった。「監禁」は「侵入者」あたりが該当するのだろうか。
 ちなみに作品は、1編めより2編め、2編めより3編めの方が面白い。つまり最後の「日々の漂泊」が一番面白かった。文章もまさに小林信彦節になっている。


2011/01/19

 「タイムトラベル 超科学読本」(松田卓也 監修/PHP研究所)

 初めて買ったコンビニ向け単行本。本の作りが「夕景工房 小説と映画のあいだに」の参考になればと思って。テーマも僕好みということもあるけれど。




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kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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