昨日19日(火)はプリンスシネマのレイトショーで「エンジェルウォーズ」を鑑賞。地元シネコンでも上映しているのだが日本語吹替版なのだ。金だして吹替版なんて観たくない。美少女五人組のコスプレアクションものと思っていたら、全体のイメージはずいぶん違った。

          * * *

 一昨日18日(月)、ネットニュースで出崎統監督の逝去を知った。虫プロ出身のアニメーション演出家で、70年代にTVアニメで一つのスタイルを作った。
 前日のサムライシアターではもうひとつ上映したビデオがあり、それが懐かしアニメ、特撮ヒーロー番組等々のオープニング特集。以前シネりんのお遊びで鑑賞したものの続きだ。YouTubeにUPされているものをピックアップしている。「あしたのジョー」も流れて、クレジットで「出崎統」の名前を見たばかりだった。

 それまで虫プロは手塚治虫の原作ばかりを手がけていたので、手塚マンガとは一番遠いところに位置するこの作品のクレジットで〈制作・虫プロダクション〉を見たときは少しばかり違和感があったのを覚えている。もちろんアニメ「あしたのジョー」には夢中になったが。
 そういえば、「あしたのジョー」の場合、アニメやマンガに思い入れが強いので、最近公開された劇場実写版にはまるで興味がわかなかった。昔、石橋正次で映画化されたことがあるが何バカなことしてるんだくらいの認識だったから。「宇宙戦艦ヤマト」の実写化とはずいぶん違う反応である。

 話を戻す。
 出崎統の名前は「ガンバの冒険」で覚えたと思う、確か。すでに人気マンガのアニメ化が主流になっていた当時「ガンバの冒険」は異色だった。ストーリーはハードでとても熱く、決定的瞬間の止め絵には迫力があった。原作は海外の児童向け小説だったか。何気なく観て受けたインパクトの強さ、絵やストーリーの魅力に惹かれて夢中になっていく過程は「科学忍者隊ガッチャマン」と双璧を成す。
 出崎統の統はたぶん違うと思いながら勝手に〈トウ〉と読んでいた。〈オサム〉とは読めやしない。〈オサム〉と読むんだとわかっても、しばらくすると忘れてしまう。そんなわけでいつも漢字そのもので名前を認識していたアニメ作家だといえる。
 最近まで園子温監督がそうだった。「冷たい熱帯魚」を観るまでは、園子が苗字で温が名前だと思っていた。園子は〈そのこ〉だろうか、温の読みがわからないなあ、なんて。
 肺がんということはヘビースモーカーだったのか。
 享年67。

 合掌 

 
 この日は帰宅途中、川口駅で下車し川口図書館へ。借りていた本とDVDを返却した。
「今は積読本読破期間なんだからね、何も借りないように」
 もう一人の自分が囁く。
「わかっているよ。でも、DVDならいいじゃない」
 とにかく2階のDVDコーナーへ。 
 3巻借りた。

 「酔いどれ天使」(監督:黒澤明)
 「天然コケッコー」(監督:山下敦弘)
 「裸のランチ」(監督:デイヴィッド・クローネンバーグ)

 次は映画関連の棚を覗く。いつものコースだ。
「こういうときに限って読みたい本があったりすんだよ」
 ほらあった!

 音楽本コーナー、書評関連、社会評論コーナーを覗いてから階下の小説本のコーナーへ。
 あった、あった、あった!

 4冊借りた。 

 「手塚治虫の奇妙な資料」(野口文雄/実業之日本社」
 「日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで」(長山靖生/河出書房新社)
 「日本動画興亡史 小説手塚学校Ⅰ ~テレビアニメ誕生~」(皆河有伽/講談社)
 「日本動画興亡史 小説手塚学校Ⅱ ~ソロバン片手の理想家~」(皆河有伽/講談社)




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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