28日(木)は「シネマDEりんりん」。場所は新橋の交流サロンSHU。久しぶりに訪れた。
 今月のゲストは山内和彦さん。元川崎市議会議員。このときの選挙の模様を追ったドキュメント「選挙」(監督:想田和弘)が話題になった。この映画が公開されるときに続いて2回目の登場ということらしい。
 参加者が少なかったが少人数が奏功した。山内さんを囲んだ飲食込みの座談会的な場になり、今回無所属で出馬した選挙の件(落選)、東日本大震災の件、原発問題……いろいろ話すことができた。議論白熱。話が濃かった。楽しかった。翌日の神戸行きのこともあり、参加するかどうか迷っていたのだが、参加してよかった。
 終了後、山内さんが前回の選挙のことを書いた「自民党で選挙と議員をやりました」(角川SSC新書)を買ってしまった。

 29日(金)、GW初日は神戸へ。紙ふうせん恒例のシークレットライブのため。ライブ後FC懇親会。その後打ち上げに参加して、二次会、場所を移して三次会(?)。寝たのは朝の5時過ぎだった。昨日(30日)Sさんのクルマに同乗させてもらって帰ってきた。
 ライブについては項を改めてじっくりと。

          * * *

2011/04/08

 「らくごinn庚申塚 志ん生座」(STUDIO Four)

 鈴々舎やえ馬 「子ほめ」
 神田愛山 「谷風の情け相撲」
 三遊亭兼好 「錦の袈裟」

 〈仲入り〉

 桂竹丸 「石田三成」
 立川談四楼 「らくだ」


 古今亭八朝師匠プロデュースの落語会(の一つ)。旗揚げ公演(第一回)に足を運んでいる。あのときは談四楼師匠の演目は「替わり目」だった。今回は「らくだ」! 志ん生に飲兵衛はかかせない?
 会場に入るとすでにやえ馬さんの終盤だった。

 神田愛山さんは僕が北澤八幡に通うようになりはじめたころ、よくお客さんで来ていた。短編「はんちく同盟」のアル中の講釈師にモデルがいたのかと驚いた。講談は今回初めて聴いたのだっけ? 独演会で一度聴いているか。とにかく、リズムがあるからとてもいい気持ちになれる。ある意味子守唄になると。一度きちんと聴きたいと思っているがまだ果たしていない。

 兼好師匠の達者さに驚いた。与太郎の女房のキャラクターが愉快だ。調べたらまだ真打になって日が浅い。また聴きたい、観たいと思った。
 竹丸師匠はギャグの連打。ずっとこのままなのだろうか。いや別にマクラだけでもいいのだ、単なる落語会ならば。でもこの会はマクラだけはまずかろう。志ん生が生前得意としたネタを、4派の噺家が高座にかけるというのが趣旨だから。気がついたら(終ってみたら)石田三成という演目だった。

 トリは談四楼師匠。大好きな「らくだ」だ。
 なぜ「らくだ」が好きなのだろう? あまり他の噺家の「らくだ」は聴いたことがない。いや、上方の噺家さんのは一回聴いた。たとえば弟弟子(志らく)が書いた本に「雨ん中の、らくだ」というのがある。談志・立川流家元の「らくだ」で印象的なくだりが雨の中にたたずむらくだであり、それをタイトルにもってきたと本に書いてあった。師匠の噺にはそういうくだりはない。
 なぜ好きなのか。くず屋とらくだの兄貴の立場が酒を飲むことで逆転するのが爽快なのだ。最初は兄貴にいいように使われて虐げられて、それが途中で酒を飲み始めると、酔うほどに気がでかくなって、最初のころのおどおどびくびくが嘘のような態度になるくず屋。飲みっぷりもたまらない。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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