僕の携帯電話はインターネットを利用できない。契約をしていないからだ。
 別に携帯でネットを閲覧しようとは思わない。PCでさんざ利用しているのだから電話とメールだけで十分だ。

 実をいうとメールも苦手。携帯の片手入力はとんでもなく労力を使う。文章を入力していて面倒くさくなって、電話してしまうこともよくあった。直接電話できないこともあるので、仕方なくメールアドレスを取得したにすぎない。だから携帯メールのアドレスは一部の人にしか教えていない。それもメールする場合には「はい」「いいえ」で答えられる内容にしてくださいと念を押す。
 僕にとってメールといったらPCだ。キーボードだったら、両手を使ったローマ字入力で自分の考えをきちんと表現することができる(あいうえお入力だとこれまた苦労する)。
 携帯電話はあくまでも連絡手段のツールでしかない。

 携帯電話のメールアドレスを取得してからこれまで、正確には先々週までは、スパムメールの類は受信したことがなかった。自分の内ではそれが当たり前の感覚だった。メールの受信音(バイブ)、誰からだろう? ポケットから携帯取りだし確認。ああ誰々さん!
 ところが、先週、一通のスパムメールが届いた。すると、しばらく時間をおいて2通め。翌日も。毎日来るようになった。

 PCのメールにスパムが大量に来るようになったのはいつごろだったか。毎日、帰宅してPCを開いて最初にすることは大量のスパムメールを削除することだ。空しい作業だが仕方ないと思っている。
 なぜなら、メールアドレスを不特定多数の人たちの目につくところに掲載しているので。HP「夕景工房」のTOPに。削除するわけにはいかない。発信した情報に責任を持つためである。
 つまり自分の書いたことに認識の間違いがあった場合、閲覧者が異議申し立てできるように、だ。ブログにコメント欄を設けているいるのも、同じ趣旨による。誤字脱字、単なるミス以外の、明らかにそれ違うよ~的記述があったら、読んでいる人に指摘してもらいたい。もちろん、お褒めの言葉、励ましのコメント等はうれしいことだけど。

 PCのスパムメールが大量に来てもまだ我慢できるのは、こちらに金銭的な負担が生じないということもある。メールがあろうとなかろうとプロバイダーと契約した料金で済む。携帯は違う。受信でも1通いくらの料金がかかってしまう。そんなバカなことがあるのかと最初システムを知ったとときに思った。郵便で受取人払いのDMが届いたら、普通拒否するだろう。届いたスパムはほとんどスケベ系。URLをクリックせよとあるが、オレの携帯はネットにつながっていないんだよ。ったく、無駄な意味のないメール。
 メールの着信音(バイブ)がすると以前はうれしかった。今はギクっとなる。とはいえ、まだ日に3通、4通だからいい。もっと増えたらどうなることか。友人がアドレスを変える原因はこれだったのか。

 それにしても、この時期なぜ携帯にスパムが来るようになったのか。アドレスが業者に漏れたということなのだが、どのようにして漏れたのか?

 原因その1 アドレスを知る人が業者にアドレスを渡した(売った)。

  まさか、そんなことがあるわけがない。…オレ、誰かに憎まれているのか?

 原因その2 アドレスが登録されている携帯電話が業者に渡った。
  考えられるとすれば、これだな。しかしどうやって?

 推理1.本人が携帯を落とした、あるいは、盗まれた
 推理2.機種替えで旧携帯の処理を頼んだ(渡した)際に情報が盗まれた

 2.は通常の流れなのだが、業者の中に悪い奴がいてこずかい稼ぎで業者に情報を売ったっというのはどうだろう。携帯本体から情報だけ吸い取る(コピーする)なんてことができれば、可能だもの。本体はちゃんと処分するのだから。

 1.について、今思いだしたことがある。あれは「エンジェルウォーズ」を観た日だから、4月19日か。シネコンが入っている「アリオ」の男性洋服店でブラブラしていると、携帯が鳴った。相手はTさん。出て「もしもし」と何度も呼ぶが相手から何の返事もない。ガヤガヤしているだけ。電話は通じている。かすかにTさんらしい声が聞こえる。誰かとしゃべっていて電話がつながっていることが気づいていない。
 一度電話を切って、こちらから電話した。Tさんは出ず、留守録になった。用件を話した。折り返しの電話はなかった。
 梨のつぶて。
 まさか……。


【追記 05/16】

 「エンジェルウォーズ」は品川プリンスシネマで観たのだった。「英国王のスピーチ」&「まほろ駅前多田便利軒」を観た日。5/1(日)。




関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
「アンノウン」
NEW Topics
告知ページ 「まぐまPB9 アニメの声と音と音楽と」
「クリムゾンの迷宮」「家族狩り」 ~ある日の夕景工房から
水曜日は慌ただしい その2 「生賴範義展」
「デヴィット・リンチ:アートライフ」
水曜日は慌ただしい 「あなたと私の合言葉 さようなら今日は」&「氷点」
「放送禁止歌」「メディア決闘録(ファイル)」「命」『新ゴーマニズム宣言SPECIAL 「個と公」論』 ~ある日の夕景工房から
「性同一性障害 -性転換の朝」「消えた劇場アートシアター新宿文化」「日本は頭から腐る 佐高信の政経外科Ⅱ」 ~ある日の夕景工房から
「貸本屋のぼくはマンガに夢中だった」『「分かりやすい表現」の技術』 ~ある日の夕景工房から
2017年12月&2018年1月 映画観て歩き
「ゴッホ 最後の手紙」&「レディ・ガイ」 その2
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top