疲れている。
 今、角川シネマ有楽町(以前のシネカノン)で三島由紀夫原作映画の特集をしている。14、15日ともに、朝10時30分から市川崑監督「炎上」(原作「金閣寺」)が上映されるので、いい機会だから駆けつけようと思っていた。結局行かなかった。起きるには起きたのだが、身体が重くて外出する気になれなかったのだ。二日続けて。「炎上」は6月1日にまた上映があるのでそのとき押さえるつもり。

 夜は、かみサンのリクエストでテレビ朝日「最後の晩餐」にチャンネルを合わせる。フジテレビ「世にも奇妙な物語」を観たかったが仕方ない。以前宣言したブルーレイレコーダーの購入はまだ果たしていない。Y電器先着5名さまの格安品は現金のみの扱いだという。諦めた。
 布団に横になりながら「最後の晩餐」を観ていた。

 開店初日のイタリアンレストランが放火され死傷者をだした。放火殺人事件として捜査本部が設置され、刑事の佐藤浩市は新米刑事とともに当日の客の身辺を洗うことに。看護婦(安達祐実)、激安量販店の女社長(黒木瞳)、刑務所から出所したばかりの男(西田敏行)、TV局のディレクター(石黒賢)、政治家(中尾彬)、引きこもり大学生(本郷奏多)。ドラマには「刑事・遠野一行と7人の容疑者」というサブタイトルがついている。あともう一人の容疑者が、レストランのオーナーシェフ(成宮寛貴)というわけだ。
 途中から目をつむって音声だけ聴いていた。いつのまにか寝ていた。目が醒めたら、犯人と刑事が対峙していた。

 ドラマが終わってからかみサンに言う。「冒頭で犯人わかっちゃったよ」
 かみサンが冷たく答える。「誰だってわかるわよ。このドラマ、期待したほどじゃなかった」
 オリジナル脚本(井上由美子)と容疑者7人に主演クラスの役者を揃えたのは評価できるけれど。
 事件解決後、妻(斉藤由貴)に去られた佐藤浩市は警察学校に左遷(?)されるのだが、終わり方が中途半端だった。今、わかったのだが、このラストから連続ドラマ(7月開始)になるらしい。

 犯人がわからなかったといえば6日(金)に再放送された2時間ドラマ「警視庁電話指導官〜深川真理子の事件簿」。なかなか面白かった。用事があって夕方4時に外出しようと思っていたのに、ドラマに夢中になってそのまま終了する(5時)まで見てしまったほど。
 菊川怜の主演、共演は内藤剛志。田口主将さんが米屋の役で出演していた。ドラマだからある程度キャスティングでわかってしまうのだが、もし活字だったら意外な犯人に驚いたことだろう。
 菊川と内藤が犯人の自宅に向かう際、別の容疑者の自宅とカットバックさせて、あたかもそちらを訪れたように描く演出上のトリック。映画「羊たちの沈黙」の応用だ。「相棒 バベルの塔」でも見られた。

 昨日、帰宅してTVをつけたら始まった「ハンチョウ ~神南署安積班」も意外な展開だった。ダーツバーの店長役って、めちゃいけの新メンバー、Tバックモデルの人だよね?

 話は飛ぶ。
 「みのもんたの朝ズバッ!」のコメンテイター(だった?)高木美也子って、岡田茂(東映名誉会長)の娘だったのね。ということは岡田裕介(元俳優、東映社長)の妹なのか。知らなかった! 通夜か告別式でTVの取材に答えて「いつも岡田茂の娘と言われるのがつらかった」云々と言っていたが、僕自身はそんな目で見たことはなかった。いつも偉そうな態度だよなとは思っていたけれど。

 団鬼六も亡くなった。小説はそれほど読んでいないが、日活ロマンポルノのSMシリーズにはお世話になった。東映ビデオ制作の「花と蛇」シリーズも2本とも劇場に足を運んだほど。ただし、昨年公開された小向美奈子主演の第3弾はDVDになってもどうにも食指が動かない。

 合掌




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Comment
No title
「最後の晩餐」は途中、ちらっと見ました。
病院で、ナントカくん(名前忘れた)が、佐藤さんに「どうして最後の晩餐の絵を飾ったのか」などなど質問されている場面でした。
あ、彼が犯人なのか、と思いました。
最初から犯人を明らかにするていのストーリー・・・だと思いましたが、そうではなかったんですね(笑)。
結局飛ばし飛ばし見てましたが、ラストも見ませんでした。
そうかぁ、連続ドラマになるんだあ。
「相棒」ヒットか、一時姿を消していたのに、最近やたらと刑事モノ多いですねぇ。
showken-fun  さん
やはり「世にも奇妙な物語」派ですか(笑)。
「最後の晩餐」、主人公が警察学校に赴く(本人に赴任する気がないのだけれど、とりあえず見に行く)と、校門のところに若い男が二人。若い男の言葉に主人公が反応して、CM。その時点で、23時を少し超えていましたので、てっきり30分くらい延長しているのかと思ったら、そこでおしまいなんです。まさか、連続ドラマになるとは思っていませんでしたので、中途半端な終了に?
テレビ朝日、最近調子良いいからでしょうか、やることがフジテレビ、日テレに似てきました。

刑事ドラマ、たぶん一番作りやすいんじゃないですか。
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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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