秋が来るまで衣替え。
 涼しそうでしょう?

          * * *

 昨日帰宅して部屋着に着替えていると、かみサンが言った。
「三谷幸喜と小林聡美の離婚、発表を今日にした理由があたしにはよくわかるの」
 勝ち誇ったような顔をしている。
「どうして?」
「だって、明日は小林聡美の誕生日だもの。同じなの、あたしと」
 一歳トシとる前に発表したのよ、きっと。かみサンは続けて言うのだが、聞いちゃいなかった。叫んだ。
「明日、24日なのか!」
 ああ、今月は5月だったんだ。昨日は22日、今日は23日……しっかり認識していたのに。どうして!?
「忘れていたでしょう?」
「……」
「やっぱり」 
「で、でも、今日なんて駅からの帰り道、誕生日には一緒に食事してもいいかなと考えていたんだよ」
「お金ないから食事なんてしたくない」
「オレのおごりだよ」
 以前モスバーガーだった店が、今はイタリアンレストランになっている。一度は行きたいと思っていた。あそこならカードも扱っているだろう。
 かみサンちょっと逡巡して「いらない」。
 思い出した。
「今年はもうプレゼント渡しているよねぇ。一ヶ月早い誕生日プレゼント」
「そういう問題じゃない!」

 それにしても。
 かみサンの誕生日が5月24日、娘が8月24日。どうしてみんな誕生日が給料日直前なんだよ。ずいぶん前に嘆いたことがある。
「前もってこずかいからとっておけばいいでしょう!」
 おっしゃるとおりで。




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kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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