先週、11日(土)の「柳家さん喬独演会」。星のホールの客席は奥行き、幅が適度な広さで一番後方でも演者の表情が認識できる。落語を観る施設としては最適ではないか。
 高座のさん喬師匠、あるときは黒髪の小朝、あるときはやせ気味のケーシー高峰のよう。角度によっては江戸弁の鶴光のようにも見えたりして。圧倒されまくり。「船徳」の宿屋のおかみさんが絶品だった。
 「肝つぶし」は初めて。導入がまんま「紺屋高尾」だった。ラストでハッピーエンドになるのかなあと予想していたらあっけない幕切れ。 
 「唐茄子屋政談」、よくタイトルは目にするがもしかしたら初めてかもしれない。後半、「人情八百屋」と同じ展開になる。僕の場合、基準は立川流、というか談四楼師匠の演目との比較になるのだけれど。

 終演後、Fさん、Mさん、Wさんと三鷹駅前の居酒屋で飲んだ。最初は生ビールで乾杯。さて二杯目。Mさん、Wさんはハイボール、Fさんは日本酒にするという。日本酒が美味そうだったがぐっと我慢した。
 昨年の小朝独演会のときは、終演後、荻窪の昭和酒場で3人(Fさん、Mさん、私)で飲んだ。このときFさんにつられて日本酒をかなりハイペースで飲んだら、帰りはベロベロだった。酔っ払うと電話魔になる(ことがわかったのだ、この夜!)。普段はかけない知り合いに電話かけて、新宿で飲もう、遊ぼうと誘ったりして。もちろん断られたけれど。断られてよかった。財布に金なんてなかったんだから。大した金額じゃなかった居酒屋の支払いもMさんに借りたくらい。
 何考えてんだと翌日海より深く反省……。
 日本酒はあとから効いてくる。外で日本酒飲んで帰宅途中に、あるいは帰宅してからとたんに酔いがまわってきて七転八倒したことは何度もある。もともとアルコールが弱いくせにその場の雰囲気で許容量を超えて飲んでしまうのだ。この許容量超えの時間差攻撃にいつも悩まされてきた。学習能力がないというのか何というか。

 てなわけで、最近は自宅か一人で飲むときしか日本酒にしないことにしている。で、僕はグレープフルーツ・サワー。定番のウーロンハイはどうも苦手でレモンサワーより飲みやすい。今大人気のハイボールも好きになれない。ビール、ワイン、焼酎、日本酒。学生時代はビール以外全然飲めなかった。結婚してからは、かみサンの影響でみなイケるようになったものの、ウィスキーだけは手がでない。
 それはともかく。
 Fさんが一ノ蔵を注文した。すばやく「切らしている」との返事。
 Fさんが嘆く。「被災地を救援しようと思ったのに」
 別の酒を注文して、しばらく日本酒のうんちく話になった。
 すかさず訊いてみた。「田酒ってご存知ですか?」
「あれは美味いよ」
 Fさんが大きくうなずいた。「でも、どうして知っているの?」
 神戸行ったときに情報仕入れてきました。

 14日(火)は部署の送別会だった。2人が7月から異動になるのだ。
 参加者は2人を含めて全部で10人。歓談は3グループに分かれた。うちのグループで日本酒談義になった。日本酒通のYさんに奨められたのが福島の地酒・奈良萬と新潟の純米吟醸・上善如水。
 訊いてみた。「青森の田酒ってご存知ですか?」
 Yさんは知らなかった。Fさんは団塊の世代(Mさん、Wさんも)、Yさんは同世代。世代の違いだろうか。
 この日も最初の一杯は生ビール、二杯目からグレープフルーツサワー。別にコースではなく、店もそれほど混雑していなかったので時間制限はない。19時から始まった宴は23時過ぎにお開きになった。帰宅したら24時過ぎ。

 昨日は二日酔もなくきちんと出社した。のだが、午後になって疲れが一気に出た。左親指のしびれは相変わらず、左腕のほかに左足もダルくなってきた。早く横になって寝たい。偶数月15日のお楽しみ「談四楼独演会」に行ける体調ではない。欠席。 29日(水)に国立演芸場で「祝・立川談四楼還暦落語会」があるからとまっすぐ帰宅。そのまま寝てしまった。




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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