今日は丸の内TOEIで「マイ・バック・ページ」を観る。朝日ジャーナル、週刊朝日、朝日新聞をそのまま使用することは無理なのか。東都ジャーナル、週刊東都、東都新聞なんて嘘っぽくて。
 でも、スクリーンの中は確かに70年代だった。一人、妻夫木くんだけが現代からタイムトラベルした感じ、かな。(個人的に)よく知らない役者陣がいい。あがた森魚、昔の岸辺一徳みたい。三浦友和、圧巻。
 この映画についてはあとでじっくりと。
 
 昨日の「X-MEN ファースト・ジェネレーション」。エンディング・ロールを眺めていたら、何かのスタッフでマイケル・ダグラスとあった。同姓同名は海外にもあるんですね。

          * * *

 ●君は照明助手・泉谷しげるを知っているか? 2007/12/27

 TVの洋画劇場の類を観るようになったのは小学生の高学年になってからだと思う。番組の最後で日本語版スタッフのテロップが流れるのだが、いつも目にしたのが〈効果・赤塚不二夫〉だった。
「へぇ、赤塚不二夫って多才なんだなあ、こんな仕事もやっているんだ」
 漫画家と効果マンの二束のわらじを履いている。しばらくの間、そう信じていた。映画好きだったからさもありなんと納得していたのだ。後で不二夫ではなく、不二男であることに気づき、同名異人だとわかるのだが。

 平成の怪獣映画の中で、内容的、映像的に一際光り輝いている「ガメラ 大怪獣空中決戦」を初めて試写会で観たときに同様の感覚が蘇った。エンディングロールで泉谷しげるの名を発見したのだ。照明助手。今度は完全なる同姓同名である。もういい大人だったから、あの泉谷しげるが余技で照明の手伝いをしているとは考えなかったけれど。一般の劇場で鑑賞した際には、クレジットが流れてちょっとしたざわめき、笑いが起きた。それだけインパクトある名前なのだろう。
 以降、ガメラシリーズでは必ず、そのほかの映画でも何度か目にした。

 あれからもう10年以上の月日が経つ。
 先週終了した「ULTRASEVEN X」は第1回を予約録画するのを忘れて、2回めから観はじめたのだが、エンディングで快哉を叫んだ。久しぶりに泉谷しげるのクレジットに再会したのだ。ちと大仰か。「頑張っているね~」なんてひとりごちながら、その肩書きに首をひねった。まだ「照明助手」なのだ。すでに照明技師として一本立ちしているものとばかり思っていた。
 照明も、演出や撮影同様、助手にも何段階かランクがある。助監督はペーペーのフォースから、監督の片腕ともいうべきチーフまである。チーフ助監督になると監督より力量が問われることもあるのだという。
 某売れっ子脚本家が撮影所で長年助監督を続けている人に訊いたことがあるそうだ。「監督になりたくないんですか?」
 助監督はこう答えた。「監督の話はきたことがあるが断った」理由は「監督になると1本ごとの契約になる。助監督なら給料制だ。生活を考えるとこのままの方がいいから」
 CMプロダクションで働いてたころ、照明技師がよく言っていた。「技師より助手の方が稼げるんだよな」
 フリーだから1本ごとの契約は同じだが、技師と違って残業代は出るし、拘束時間の関係から仕事の量が違ってくる。

 もしかして泉谷さん、腕は一級なのに、生活を考えて技師になることを拒んでいるのか?
 ミュージシャン兼俳優のあの泉谷しげるの声で照明助手の言葉が聞こえてきた。
「他人のことなんてどうでもいいだろうが! お前はどうなんだ、お前は、よう!」
 返す言葉がない……




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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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