四連休二日目の昨日。
 午後NHKで「阿修羅のごとく」を放送していた。脚本・向田邦子 、演出・和田勉の傑作ドラマ。本(シナリオだったか小説だったかはっきり覚えていない)を読んだことはあるが、ドラマは初めて。
 ずいぶん前に横浜の放送ライブラリーで「阿修羅のごとく」をテーマに関係者のトークショーがあった。演出家の石橋冠が司会で、和田勉やいしだあゆみ、風吹ジュンらがゲストだった。

 「阿修羅のごとく」といえば、音楽が印象深い。とんでもないインパクトがあった。トルコの軍隊曲(?)で、和田勉が旅行したときに録音してきたものを使用したとトークショーで語っていた。
 第一話はアーカイブ枠でいしだあゆみをゲストに放送された。探偵役の宇崎竜童が、「前略おふくろ様」のサブちゃんが探偵になったらという演技で笑ってしまった。もしかしたら宇崎竜童、ショーケンを意識しているのか?
 ショーケンといえば、映画「居酒屋ゆうれい」の音楽が「阿修羅のごとく」によく似ているのだ。最初は同じ曲だと思ったくらい。

 「阿修羅のごとく」を観てから外出。中野富士見町のTHE KICHIN NAKANOへ。ドラマリーディング「ペール・ギュント」が楽日だった。ペール・ギュントの母親役で出演している南久松真奈さんからもし時間が許せばと案内を受けていて、ドラマリーディングがどういうものか、興味があったので足を運んだ次第。歌とダンスありと聞いていたけど、生演奏のミュージカルだったなんて!

 深夜に放送された「阿修羅のごとく」第二話、すっかり忘れていたよ!
 今夜は第三話なのだが忘れないように。

          * * *

2011/05/18

 「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(林總/ダイヤモンド社)

 「コハダは大トロよりなぜ儲かるのか?」が面白かったので、あわてて借りてきた。シリーズ第一弾。「コハダは……」は第三弾にあたる。ちなみに第二弾は「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?」。


2011/05/20

 「ナニカアル」(桐野夏生/新潮社)

 女流作家と編集者の不倫関係。「IN」に続いて桐野夏生がまたしてもこのドロドロした関係を執拗に描いていく。「IN」では架空の作家と編集者だったか、本書では実在の作家(林芙美子)と毎日新聞社の編集者に仮託している。いいのだろうか? というか、この不倫は事実なのだろうか。林芙美子といったら「放浪記」しか知らない。それも森光子主演の芝居として。なので、この不倫問題については、事実に基づいたフィクションなのか、まったくの創作なのか僕にはわからない。創作だとしたら、遺族から異議申し立てが出たりしないのか。ま、天下の新潮社なのだからそこらへんはすべてクリアされているのだろうが。軍と作家の関係が興味深い。

 林芙美子が密かに書いていたノンフィクション(もしくは実録小説)という体裁なのだが、林芙美子の作品を読んだことがないから、そう見える(読める)かどうかはわからない。全体の印象としてやはり現代の作家が書いた文章というものだった。
 一つ気になって仕方なかったのは、文中にでてくる手紙だった。この小説では、まず〈○○様〉と宛名があって、本文が続く。手紙の書き方を読めばわかることだが、正しい手紙とは、本文があって、自分の名前を記して、最後に宛名となる。先に宛名を書くのは、最近(この10年、20年、30年?)のことではないか。戦時中の作家の習性として、上記のような手紙の書き方をするものなのか、どうか。
 

2011/05/21

 「70年代ノート 時代と音楽、あの頃の僕ら」(田家秀樹/毎日新聞社)

 一つ上の世代が綴る1970年代。田家秀樹ってミニコミ誌から音楽に関係していくのか。知らなかった。
 新聞連載のコラムをまとめたもの。新聞連載ならこれでいい。でも、一冊にするなら、各文章を大幅に加筆してボリュームを濃くしなければいけないのではないか。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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