今週は月曜日(12日)に二つの図書館へ行った。
 まず昼休みに会社近くのH図書館へ。予約していた本を受け取る。業務で会計関連の本を上期に4冊読むと目標をたてている。6月に2冊読んだきりなのであわてて予約したのだった。悪い癖がでた。予約本を借りるだけでいいのに、いろいろ棚をまわってどうしても読みたい本が2冊。……借りた。

 「美容院と1,000円カットでは、どちらが儲かるか?」(林總/ダイヤモンド社)
 「トキワ荘最後の住人の記録」(山内ジョージ/東京書籍)
 「純平、考え直せ」(奥田英朗/光文社)

 帰宅時、川口駅で降りて川口中央図書館へ。
 借りていたDVDを返却。

 「内海の輪」(監督:斎藤耕一)
 「放浪記」(監督:成瀬巳喜男)
 「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(監督:スティーブン・スピルバーグ)

 「内海の輪」は、中学時代にTVで観た。いや、もしかして高校だったか。松本清張原作、斎藤耕一監督作品。主演は岩下志麻と中尾彬。ふたりは不倫関係にある。中尾彬が東京の某大学の助教授で、岩下志麻が愛媛にある有名呉服屋の後妻。岩下の夫(三國連太郎)が不能の老人ということもあるのか、ふたりは3ヶ月に一度逢瀬を楽しんでいる。もともと岩下は中尾の兄嫁だった。兄が浮気して家を出て、一度ふたりで押しかけたことがある。岩下は亭主に離婚を申し立て、その夜、ふたりは結ばれた。
 大学理事長の娘を嫁にして出世を望む中尾にとって、あくまでも岩下との仲は不倫だった。しかし、中尾の子を宿した岩下にとって違う。夫と別れて一緒になることを願うようになっていた。中尾に殺意が芽生えて……。
 中尾彬がまったく自分勝手な男で憎らしくてたまらないのだが、ラストに発する言葉で一気に感情移入してしまう。ボタンを握る岩下の手のアップ(爪)が衝撃だった。
 斎藤監督らしい映像に堪能できる。瀬戸内海のカットの数々がたまらなく美しい。

 僕はこの「内海の輪」と同じ松本清張原作の「影の車」(短編「潜在光景」の映画化。やはりTVで観た)で、濡れ場のうまい女優として岩下志麻がインプットされた。別に裸になるわけではないのだが、あのときの声がたまらないのだ。
 「内海の輪」で、三國連太郎相手によがり声をあげまくるというシーンがある。実は三國にマッサージしてもらっているというオチで大いに笑えます。

 「放浪記」は、林芙美子原作、高峰秀子主演。監督は成瀬巳喜男。僕にとって初の成瀬映画だ。今では、森光子の舞台が有名だが、こんな物語だったのか。高峰秀子はやはり上手い。どうしようもない夫役(やがて離婚する)の宝田明も。特撮怪獣映画とは別の顔を見せてくれて、これまたかっこいい(かっこ悪い、か)。母親役の田中絹代は、この時代(1962年)から、サブちゃんのお母さんしている。
 大学生の役で、岸田森が1シーンだけ出演しています。

 川口中央図書館では本は借りなかった。
 DVD3枚だけ。

 「フレンチコネクション2」(監督:ジョン・フランケンハイマー)
 「用心棒」(監督:黒澤明)
 「容疑者Xの献身」(監督:西谷弘」

 


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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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