昨日は何とか20時までに帰宅できて「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」を冒頭から観ることができた。前日の「ダイ・ハード2」(先週の「ダイ・ハード」も)に続いて、今は亡き野沢那智の声(C3PO)も楽しめた。
 この映画、もともと「Revenge of the Jedi」として製作発表され、それに伴い邦題は「ジェダイの復讐」となった。しかし、公開時にルーカスの意見で「Return of the Jedi」に変更。日本では「ジェダイの復讐」のまま公開された。
 以前にも書いたことだが、旧3部作の中では内容的にもヴィジュアル的にも特別編が作られた一番意味のある作品だと思っている。
 がっ! その後、さらに修正されて、あのラストの、ヨーダを真ん中にしたアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービが並ぶ3ショットで、アナキンが新シリーズ(エピソード2&3)のヘイデン・クリステンセンに変更されたのはどうしても納得できない。邦題の変更は仕方ない(意味がある)としても。
 だったら、同時にヨーダをもっと若くして、オビ=ワンもアレック・ギネスからユアン・マクレガーにしなければ。Sir(サー)の称号を持つ名優に、できないでしょ、そんなこと!

 それから、あらためて観ると、なにかと辻褄が合っていないんですよね、エピソード3と。
 そんなことはどうでもいいけれど、これまでのシリーズを3Dにするくらいなら、新3部作を制作してください。お願いします、ルーカス御大!

 「SW」の思い出話はこちら

          * * *

2011/10/15

 「談四楼独演会 第178回」(北澤八幡神社 参集殿)

 下北沢に到着したのは17時半ちょっと前。独演会は18時からなので、コンビニで金麦とかきPを買って、会場で読書しながら時間つぶすつもりでいた。この時間にお客さんなんていないから。だいたい落語の前にアルコールを飲むのは初めてだ。早めに着いたことは何度かあるが、いつもならお茶とおにぎりをパクついているのだ。まあ、たまにはいいだろうと裏道から神社に入っていくと、正門からやってきた3、4人が同じ方向に歩いていく。
「えっ、独演会のお客さん? こんなに早く?」
 胸騒ぎがした。
 案の定、玄関に人だかりが見えた。会場(参集殿)前に設けられた受付から玄関まで7、8mほど距離があるが、そこまで列ができていたわけ。寸志さんの初高座を観るために出版関係者が大勢押しかけたのだ。この独演会に通うようになって10年あまりになるが、こんな光景見たことがない!

 開口一番からほぼ満席。途中、膝送りを何回したことか。それでも会場に入りきらず、廊下と参集殿のあいだを仕切る襖をとりはずさなければならなかったほど。一番前だったから、どんどん高座との距離が狭まりしまいには見上げるようになった。寸志効果でいつもの三割増しだとか。


  立川寸志 「子ほめ」
  立川笑二 「狸の札」
  立川吉笑 「てれすこ・序」
  立川談四楼「目黒のさんま」

   〈仲入り〉

  原一平   声帯模写
  立川談四楼「抜け雀」


 師匠の日記で新弟子が入門したことはわかっていた。長四楼さんと同じく年齢が40を超えていることも。長四楼さん、鬱病は克服したけれど、その後に別の病気が発覚して現在静養中。
 40半ばで新しい目標に向けて邁進する姿に僕自身も刺激を受けていたのでとても残念に思っていた。そんなとこへの新弟子志願。
 いったい誰なんだろう? まさかOさんだったなんて!

 7月に談四楼師匠の新刊出版と還暦を祝うパーティーがあった。おかみさんと一緒に受付していたのがOさんだった。Oさんを知ったのはポプラ寄席だったと思う。Sさん(今はM出版)の下で働いていたような。落語のあとの懇親会、打ち上げの席で何度かご一緒していた。特に話しをしたことはないけれど。
 Oさんがパーティーの受付をしているのは自分が担当した書籍だからだろうと特に違和感はなかった。へぇ、今OさんP社なのか、このパーティー、Oさんの企画なのか、と。二次会でもこはるさんと一緒になってテキパキ動いてるところを目にしながらも何も考えなかった。「へぇ、自分が企画したパーティーだと二次会までこんな気を使わないといけないのか」なんて。
 あれっ? と思ったのが8月の独演会だった。打ち上げでやはりあれこれと会場内を動き回っている。ちょっとした違和感。
 その帰り、おかみさんに訊いてみた。「弟子って誰なんです?」
 まだ発表できないけれど、との注釈つきで「出版記念パーティーのとき受付していたでしょう?」
 このとき、Oさんは編集者という認識だからまるっきり意識していなかった。「いましたっけ? そんな人」

 翌日、おかみさんの言葉を反芻しているとOさんの顔がフラッシュバックした。
「もしかすると?!」
 あわててSさんに電話した。Sさんはカメラマン(&デザイナー)で、「一回こっくり」の表紙写真や独演会のフライヤー、プログラムを担当している。
 僕の質問に新弟子がOさんであることを教えてくれた。
「ああ! やっぱり」
 名前は何になるのだろうか? これまで同様、○四楼なのだろうか。寸志だった。師匠の前座名。なるほど、なるほど。そうきましたか。
 長四楼さんの前にもやはり若くない弟子がいたことがあったので、寸志さんで3人目。三度目の正直でぜひとも〈還暦で真打〉になってほしい。

 で、その寸志さんの初高座は「子ほめ」。
 学生時代は落語研究会にいたというほどだから、堂々としていた。口跡もそれっぽい。そりゃそうだよな。でなければ、44歳で噺家になろうなんて思わない。安心して最後のサゲまで見ていられる、と思ったら、途中で無言になってしまった。次の言葉がでてこない。噺がとんだらしい。見た目と違って、かなりあがっていたらしい。でもまあ、初高座のトチリは愛嬌のうち。
 楽屋では先輩の前座に言われているはずだ。
「あんちゃん、よかったよ、うまくなるよ」
 44歳の、自分よりはるかに年上の後輩には言えないか。


 この項続く




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×× さん
ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
21日(金)はJ’sもあって、悩むところです。
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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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