今日は映画の日、レイトショーで「ステキな金縛り」を観たこともあり、違う話題を。
 北海道のJさん、許されて。

          * * *

 昨日の「相棒 season10」、ゲスト出演が柴俊夫だった。シルバー仮面の人、なんていってもわからないか。「ゴジラ対ヘドラ」のときは名前が違っていたっけね。
 水谷豊とのツーショットで、懐かしさがこみあげてきた。
 NHK土曜ドラマ「男たちの旅路」で二人は同じ警備会社で働く同僚として共演していたからだ。柴俊夫は森田健作に代わって第2シリーズからレギュラー入りした。同僚のもう一人が桃井かおりで、三人の上司が鶴田浩二。この4人が派遣された会社で事件が起きる展開で、特攻隊の生き残り(という設定)鶴田浩二と〈戦争を知らない〉世代の3人がさまざまな場面でぶつかりあう。戦中派(の中年)と団塊世代(の若者)の葛藤、反目、和解、共鳴がドラマの骨子だった。
 脚本・山田太一、主演・水谷豊ということで、第一シリーズから夢中で観ていた。音楽はミッキー吉野だ。

 高校時代はやることなすことうまくいかず、悩みっぱなしの3年間だった。そんな僕の、横っ面がはたかれたかのような衝撃をこのドラマで受けた。水谷豊に対する柴俊夫の台詞だった。
 当時の日記にこう書いている。

     ▽
1977/12/03
 NHK「男たちの旅路/別離」の中にこんなセリフがでてきた。
「自分を哀れむ奴は、俺はキライだ」
 一瞬、ハッとした。
 自分を哀れむ奴――すなわちこの自分のことではないか!
 この頃、自分という人間はダメなやつで、バカだよと笑ってみせて、だけどやっぱり本当はかわいくて、心の奥ではかわいそうな奴と泣いているんだよね。
     △

 「別離」は第三シリーズの最終回。病気で余命いくばくもない鶴田浩二と鶴田に一途の桃井かおり、桃井かおりが好きな水谷豊の三角関係が描かれる。桃井かおりにふられた水谷豊の投げやりな態度に怒った柴俊夫が言うセリフだった。




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Comment
男たちの旅路、最高でしたね。別離→流氷‥‥
泣かされました。
断然、、、右京より陽平ですね!
右京サンの豊は作りすぎだと思います。
ギラギラして誰にでも、噛み付くような、それでいて お調子者‥‥、
吉岡晋太郎とのコントラスト、今見ても本当に素晴らしいドラマだと思います。
取手呉兵衛 さん
亡くなった野沢尚氏が「思い出づくり」と「北の国から」が同じ時間帯に放送されたときは、至福のときだった、とかなんとか書いていたように思います。
2作とも80年代はじめの作品ですが、70年代から80年代半ばあたりまでがTVドラマの黄金時代だったのではないでしょうか。
「家政婦のミタ」、高視聴率で大いに話題になっていますが、ドラマの質としてはそれほどとは思えませんし。トレンディドラマがドラマを変質させました。
「男たちの旅路」の水谷豊、よかったですよねぇ!
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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