森田芳光監督の訃報はショックだった。一昨日の午後、ネットのニュースで知ったのだが、知った瞬間に大声あげて上司が「ど、どうした?」。
 市川森一が現役の脚本家なら、それ以上に現役の監督だった。だって61歳だよ! まあ相米慎二監督の例もあるけれど。

 「キネマ旬報」で自主映画「ライブイン茅ヶ崎」の存在を知った。劇場映画デビュー作「の・ようなもの」が評判になったが僕が観たのは最近のこと。図書館でDVDを借りたのだ。
 松田優作主演の「家族ゲーム」で映画賞を総なめにしたが、やはり劇場で観ていない。TV放映の際に初めて観たのだが、一番の見せ場(優作&家族が食事のときに大乱闘を繰り広げる)がカットされていた。この放映バージョンは森田監督自身の手で編集された。森田流のTVに対するアンチテーゼだろう。
 僕が森田監督の才気に触れたのは薬師丸ひろ子主演の「メインテーマ」だ。映像に仕掛けられたトリックに最初は驚き、あとは次に何をするのかニヤニヤしながら楽しんでいた。

 好きな作品を一つ上げろと言われたら「39 刑法三十九条」を選ぶ。大いに期待した「黒い家」は原作を知る者としては少々残念な結果となった。
 ベストセラー「模倣犯」の映画化作品は首をかしげざるをえなかった。「椿三十郎」はよくオファーを受けたものだと思った。
 「阿修羅のごとく」「武士の家計簿」は興味はあったが劇場に足を運ばなかった。新作を撮り終えたばかりだという。鉄ちゃんではないが、その要素を持つ者としては劇場で押さえたい。

 合掌




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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