2011/11/02

 「どうせ曲がった人生さ 落語家Philosophy」(立川談四楼/毎日新聞社)

 師匠の著書はある時期から購入しだした。当然それまで図書館で借りて読んだ本も機会あるごとに手に入れた。どうしても手に入らなかったのが本書だった。ネット古書店に出ていてあわてて注文したのだ。
 レビューは01年の1月に書いている。転載したのがこちら
 昨年、日経新聞に短期間連載していたコラムが好評で、特にそのうちの一編が「ベストエッセイ2011」(日本文藝家協会編/光村図書出版)に収録された。驚くなかれ本書にはそのレベルのエッセイが満載なのだ。エッセイの一つひとつが味わい深く読了後の充実感といったらない。
 文庫にならず、復刊もされない。実にもったいないことではないか!


2011/11/08

 「MM9」(山本弘/創元SF文庫)



2011/11/09

 「小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史」(小沢昭一/朝日新聞出版)


2011/11/13

 「マンガ進化論」(中野晴行/ブルース・インターアクションズ)

 〈コンテンツビジネスはマンガから生まれる!〉のサブタイトル。
 かつてほどマンガ雑誌が売れなくなった。その要因、今、マンガを読めない人がいるというのだ! そういう時代になっているのか。


2011/11/16

 「昭和の藝人 千夜一夜」(矢野誠一/文春新書)

 昭和に活躍した今は亡き藝人たち、いわゆる喜劇人だけでなく、落語家や歌手、俳優をも含めた88人の思い出話。
 

2011/11/21

 「大統領の晩餐」(小林信彦/角川文庫)

 オヨヨシリーズの最高傑作。ちくま文庫版のレビューを「夕景工房」に書いている。00年2月23日付。感想は変わらないのでそのまま転載。

     ▽
 ちくま文庫から「コラム」シリーズのほかに「オヨヨ」シリーズが出るのを知った時は歓喜したものだ。小林信彦の新刊は有無を言わず購入するし、既刊についても、書店にあるものは手に入れ、そうでないものだけ図書館で借りるなりして読んでいたのだが、「オヨヨ」シリーズだけはどういうわけかどこにも見かけることがなかった。
 わくわくしながら読んだ「オヨヨ島の冒険」は、しかし、解説の新井素子が絶賛するような面白さを感じなかった。小林信彦の傑作として評価の高い小説なのにこれは意外だった。続く「怪人オヨヨ大統領」も同じ印象。
 僕のオヨヨ伝説がくずれるかに思えた頃、大人向けに書かれた「大統領の密使」が快作だったのでほっとした。ギャグがはじけてニヤニヤしたり、声だして笑ったり。どうやら僕とジュブナイル版オヨヨとは相性が悪いらしい。
 当然続刊を読みたくなるのだが、不思議と書店で目にすることがなかった。古本でもと思ってもいつも立ち寄る古書店にはちくま文庫版の小林信彦本はおいてなく入荷される気配もない。すっかり忘れかけていた昨年、下北沢へ立川談四楼独演会を聴きに行った帰り、ぶらりと寄った古本屋にこの「大統領の晩餐」と「合言葉はオヨヨ」の2冊が並んでいて感激した次第。あんまりうれしくて今までツン読状態にしておいたのだ。

 さて「大統領の晩餐」、出だしから好調である。冒頭は古今東西の小説の書き出しのあれこれをオヨヨ風にアレンジすると、というマクラで笑いをとって、あっというまに小林信彦的うんちくとギャグとパロディに彩られた抱腹絶倒の世界にひき込まれた。
 解説にもあるとおり本作は求道者小説「宮本武蔵」「姿三四郎」のパロディであり、料理道を邁進する登場人物を創造するところが何とも愉快。人気TV番組「料理の鉄人」や牛次郎原作の一連の料理マンガの先駆的作品と言えるだろう。小林信彦のすごさは本家「宮本武蔵」に対して登場人物に「なんでも『宮本武蔵』は、戦争中の版と、いまのと、一部分、ちがうそうで、みなさん、その辺には口をとざしているそうです」と語らせることである。これはどうしたって、その違いというものを知りたくなるではないか!
 本筋とは関係なく、日活アクションに思い入れと造詣の深い作者らしいギャグも炸裂する。僕自身、日活黄金時代の映画は何も観ていないのにもかかわらず映像が浮かんできて、いや~笑わせてもらいました。
 こうなると、自身でシナリオを担当し、紆余曲折の末に完成した松竹映画「進め!ジャガーズ 敵前上陸」をどうしても観たくなる。
     △


2011/11/23

 「ジャーナリストの陥し穴 -明治から東日本大震災まで」(田原総一朗/ちくま新書)


2011/11/11/25

 「これが日本の本当の話」(聞き手 元木昌彦/ロコモーションパブリッシング)


2011/11/28

 『「踊る大捜査線」は日本映画の何を変えたか』(日本映画専門チャンネル編/幻冬舎新書)


2011/11/30

 「運命の人(一)」(山崎豊子/文藝春秋)




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プロフィール

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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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