書き忘れていたこと。そんなのいっぱいあるのだけれど、とりあえずシネりん3月にプレイベントを実施した窪田将治監督「クレイジズム」について。
 公開は4月16日(土)。単館ロードショーで、劇場はシネマート六本木。レイトショーではなく夜17時から。18日以降の平日ならば、退社後向かっても間に合った。ところが、23日(土)に舞台挨拶があると聞いて、土曜日の方が余裕で行けると駆けつけたら、上映時間が変わっていた。何と16時30分から。仕方ない、時間を確認しなかった自分が悪いのだ。翌日日曜に観ようとしたら、監督と出演者によるおしゃべりがつくコメンタリー上映だって。「通常上映はありません」とポスターに張り紙があった。月曜日からはまたまた18時45分からの上映に切り替わる。

 そりゃないぜ。退社後だと間に合わないじゃないか。とはいえ28日で公開は終了してしまう。途中入場するしかないか。なんだかなあ。いっそのこと観るのやめようか。いやいや、すでに前売券は購入してあるのだし映画は観てナンボのもの。前売券を無駄にするなんてポリシーに反する。
 考え直して、25日(月)、劇場に電話してみた。
「『クレイジズム』の本編が始まるのは何分ですか?」
「予告編が10分ありますので、55分からですね」
 だったら間に合うかも。ネットで検索して、羽田から六本木まで一番短時間でいける路線を見つけた。翌26日実行。予告編上映中に到着した。

 観てよかった!
 作りはインディーズ(ものすごく低予算)だけど、アイディアが面白い。老人の箪笥預金を強奪した若者集団が金の分配をめぐって仲間割れする話。密室劇なのだが、どんどん状況が変化していくので観ていて飽きなかった。強盗後の話、意外な展開、過激な暴力描写等、どこか「レザボアドックス」を彷彿とさせる。ただすべてを悪徳金融業者に収斂させてしまうのは納得いかない。登場人物みんなバカを見た、という方が皮肉な幕切れで面白いのに。
 縛られて横になった主人公が自分の行動を反省、謝り続け、同じように縛られた女が怒り狂って主人公を汚い言葉で罵倒し続けるショット。男女の普遍的な姿を見せられた気がして、この映画一番の見せ場ではなかったか。




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新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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