山篭りしても読書だけは続けていた。でないと自分が自分でなくなってしまうので

          * * *

★1月

 「帰ってきた紋次郎 悪女を斬るとき」(笹沢左保/新潮社)

 今年は「木枯し紋次郎」シリーズを読破しようと決めた。本当は第一期の四巻から読み始めたかったのだが、図書館で見当たらなかったので、再開シリーズの1冊を。


 「伸びる女優、消える女優」(小林信彦/文春文庫)

 山篭りするとともにもう週刊文春のエッセイ集の新刊は買わないようにしようと思った。立ち読みだけにとどめようと。文庫も同じ。12年、13年はそれですんだ。14年になってすぐに反省した。単行本買いました。ついでにこれまで出版された文庫本も。


 「黄金を抱いて翔べ」(高村薫/新潮社)

 高村薫は、これまで小説を読んで映画(あるいはTV作品)を観ていたが、これは公開からずいぶん遅れてDVDを観て、けっこう来るものがあって、小説をあたった次第。


 「オリンピックの身代金」(奥田英朗/角川書店)

 テレビ朝日のスペシャルドラマを観てから、もう一度原作をあたろうと思っていたところ、やっと図書館の棚で見つけた。


 「木枯し紋次郎(四) 無縁仏に明日をみた」(笹沢左保/光文社文庫)


★2月

 「小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム 名喜劇人の横顔・素顔・舞台裏」(萩本欽一・小林信彦/集英社)

 御大には、欽ちゃんの評伝を書いてもらいたかったのだけど、満足しました。


 「木枯し紋次郎(五) 夜鳴石は露に濡れた」(笹沢左保/光文社文庫)


 「黒澤明と『天国と地獄』 ドキュメント・憤怒のサスペンス」(都築政昭/朝日ソノラマ)

 都築さんの最初の黒澤本を愛読した者として、このシリーズは噴飯ものでした。やはり読まず嫌いはよくない。


 「木枯し紋次郎(六) 上州新田郡三日月村」(笹沢左保/光文社文庫)


 「黒澤明と『用心棒』 ドキュメント・風と椿と三十郎」(都築政昭/朝日ソノラマ)


 「笑いの花伝書」(滝大作/講談社)

 UFOのTVディレクターが矢追純一だとすると、笑劇のTVディレクターが滝大作、でしょうか。


 「旧怪談 ー耳袋より」(京極夏彦/メディアファクトリー)

 本当に怖いの? 古文の勉強にぴったりだとは思う。とばしたけど。


 「落語家の通信簿」(三遊亭円丈/祥伝社新書)

 志らく師匠、なぜそんなにムキになるんですか。


★3月

 「最後のクレイジー 犬塚弘 ホンダラ一代、ここにあり!」(犬塚弘+佐藤利明/講談社)

 書店の棚で本書を見つけたとき、書名に得心することしきり。


 「密売人」(佐々木譲/角川書店)

 道警シリーズはまだ続いていた。


 「放送禁止映像大全」(天野ミチヒロ/文春文庫)

 この単行本、読んでいるような……。


 「黒澤明と『七人の侍』」(都築政昭/朝日文庫)

 このシリーズすっかりクセになってしまって。図書館に単行本がなかったけれど、文庫があったので。読めば映画が観たくなる。


 「黒澤明と『生きる』 ドキュメント心に響く人間の尊厳」(都築政昭/朝日ソノラマ)


 「犯罪者 クリミナル (上下)」(太田愛/角川書店)

 平成ウルトラマンシリーズで名作、佳作を連打したシナリオライターが小説を書いた! 少々長いけれど、読後感は心地よい。


 「沈黙の町で」(奥田英朗/朝日新聞社)

 朝日新聞連載時は毎日の楽しみだった。終了時に似たような事件が起きて驚いた。あっけない終り方はその影響でないだろう。

 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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