★10月

 「ソロモンの偽証 第Ⅰ部」(宮部みゆき/新潮社)

 「ソロモンの偽証 第Ⅱ部」(宮部みゆき/新潮社)

 「ソロモンの偽証 第Ⅲ部」(宮部みゆき/新潮社)

 ある種のファンタジーだろう。中学生たちがほとんど独力で、つまり大人たちの力を借りずに、こんな完璧に裁判ができるわけがない。
 作者らしいストーリーテラーぶりで夢中でページを繰ったのだが、ラストで失速してしまった気がする。
 読書中に映画化を知った。「模倣犯」みたいな出来にならないことを祈る。


 「小説吉田拓郎 いつも見ていた広島 ダウンタウン物語」(田家秀樹/小学館文庫)

 拓郎がコロムビアフォークコンテンストを受けるくだりで後藤悦治郎さん率いるフーツ・エミールが登場する。案の定、フルーツ・エミールとなっていた。


 「みずいろメガネ」(中野翠/毎日新聞社)


 「ザ・タイガース 花の首飾り物語」(瞳みのる/小学館)

 「花の首飾り」の原詩がどういうものか初めて知った。ほとんど補作のなかにし礼のオリジナルなのだ。


 「木枯し紋次郎(九) 三途の川は独りで渡れ」(笹沢左保/光文社文庫)


 「監督ばか」(内藤誠/彩流社)


★11月

 「本当は怖い洋楽ヒットソング」(太田利之/ヤマハミュージックメディア)

 YouTubeで検索しながら読んだ。訳詩が下手でほとんど飛ばした。


 「思い出のアメリカテレビ映画」(瀬戸川宗太/平凡社新書)


 「今日も元気だ映画を見よう 粒よりシネマ365本」(芝山幹郎/角川SSC新書)


 「あかんやつら」(春日太一/文藝春秋)

 映画にすれば面白いのに。


 「東映ゲリラ戦記」(鈴木則文/筑摩書房)

 雑誌連載時、毎月の楽しみだった。
 単なる偶然なのだが、「あかんやつら」、「東映ゲリラ戦記」と続けて読んでとても良かった。ロングによる東映の誕生から現在までの歴史を学んだあと、クローズアップによる東映個人史を読むということで。


 「木枯し紋次郎(十) 虚空に賭けた賽一つ」(笹沢左保/光文社文庫)


 「木枯し紋次郎(十一) お百度に心で詫びた紋次郎」(笹沢左保/光文社文庫)


 「ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた」(磯前順一/集英社文庫)

 タイガースの上京、デビューから解散までを、どうしても赤い鳥を比べてしまう。


 「ゴジラの時代」(八本正幸/青弓社)

 個人史を挿入しながらのゴジラ(東宝特撮)シリーズ史。第一作からミレニアムシリーズ最終作までを綴る。特撮怪獣ファンなら誰でも書きたいのではないか? ほとんど得心するのだが、ピーター・ジャクソン監督版「キング・コング」を認めていないのはちょっとショック。 


 「皆殺しの映画通信」(柳下毅一郎/カンゼン)

 本書における著者は当たりやみたいなものだ。つまらなそうと思ったら観なければ良い。にかかわらず劇場に足を運ぶということはネタにならるからだろう。この手の映画を本当に撲滅するには完全無視がよろしい。


 「木枯し紋次郎(十二) 奥州路・七日の疾走」(笹沢左保/光文社文庫)

 初の長編!



★12月

 「つなわたり」(小林信彦/文藝・2014年12月号掲載)


 「プロジェクト魂 本気で仕事に打ち込む幸せ」(結城崇史/WAVE出版)

 NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のVFXプロデューサーを担当した著者の当時の思い出話による仕事論。いいよなぁ、仕事に打ち込んで幸せになれるなんて。


 「悪の教典」(貴志祐介/文藝春秋)

 三度目の読書。図書館の棚に短編を収録した新書版があったので、あわてて借りてきた。
 何度読んでも面白い。面白いけれど、リアリティはない。この作者のピークは「新世界より」なのだろう、いまのところ。


 「ハリウッドと日本をつなぐ」(奈良橋陽子/文藝春秋)


 「木枯し紋次郎(十三) 人斬りに紋日は暮れた」(笹沢左保/光文社文庫)


 「木枯し紋次郎(十四) 女の向こうは一本道」(笹沢左保/光文社文庫)


 「映画の奈落 北陸代理戦争事件」

 ラストで目頭が熱くなるとは思わなかった。名もないやくざもんが活写されていて愛おしくなってしまう。


 「木枯し紋次郎(十五) さらば峠の紋次郎」(笹沢左保/光文社文庫)

 今年の目標を達成しました!


 「ぼくの歌・みんなの歌」(森達也/講談社文庫)

 面白い。洋楽の訳がうまい。「本当は怖い洋楽ヒットソング」の著者に読ませたい。でも、「竹田の子守唄」に関しては?である。「放送禁止歌」以降、紙ふうせんの生演奏を聴いたことがないこともわかった。来年の3月東京でコンサートがあるので、ぜひ聴いてください。ほんと、招待しても良いと思っています。


 「どんでん返し」(笹沢左保/双葉文庫)

 すべて会話によるミステリー6篇。「木枯し紋次郎」で会話による状況説明をしてしまう作者ならありうるだろうと思わせた。


 「美雪晴れ みをつくし料理帖」(高田郁/ハルキ文庫)

 シリーズ第8弾。6月に図書館に予約して借りられたのは12月。すごい人気。最終巻を予約したが、読めるのはいつだろう?




 
関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
2014年の映画鑑賞 ~備忘録として
NEW Topics
告知ページ
 「グリーンマイル」 ~映画を観て原作をあたる
 「雨あがる」「ボイスレター」 「スペーストラベラーズ」「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」 「DEAD OR ALIVE 犯罪者」 ~ある日の夕景工房から
「シュリ」「海の上のピアニスト」「新選組」「ストーリー・オブ・ラブ」 ~ある日の夕景工房から
「天国と地獄」「どん底」 ~ある日の夕景工房から
「赤ひげ」「御法度」 ~ある日の夕景工房から
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「リトル・ヴォイス」「黒い家」 ~ある日の夕景工房から
1分間スピーチ #19 マスコミの悪意について
「双生児 ~GEMINI~」「秘密」「皆月」 ~ある日の夕景工房から
NHK「ファミリーヒストリー」は8月18日(金)に放送されます!
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top