2012年の2月以降、読書と映画鑑賞以外の愉しみは原則封印していた。土日は家に引きこもり、案内をいただいたイベント類はほとんどパス。昨年(2014年)12月、やっと元気がでてきて、2年半ぶりの生落語、生芝居を楽しんだ。

          * * * 

2014/12/12

 「立川流夜席」(上野広小路亭)

 談幸師匠が12月末をもって立川流を脱退、新年から落語芸術協会に移籍するということで、落語ファンがかまびすしい。15日は談四楼師匠の独演会があるが、行けるかどうかわからない。その前に広小路亭の立川流寄席に出演すると知って駆けつけた。誰も談幸一門の脱退、移籍の話題に触れなかった。

 立川志らべ   「よかちょろ」  
 立川志のぽん 「蜘蛛駕籠」
 立川談修    「代脈」
 立川談四楼   「弥次郎」
 立川談之助   「桑名舟」

 中に入ると、志らべさんの途中だった。本当なら笑二さんなのだが、変更になったのだろう。
 志のぽんさんは初めて。出てきたときは驚いた。談修さん、いや、師匠、やせたなあって。メガネもかけてるし。2年半の間、老眼が進んでコンタクトから眼鏡(近視用)にしたのだが(小さな文字を読むとき、眼鏡をはずすとはっきり見えるので、老眼鏡をかけるより都合がよい)、視力が落ちたことを実感した。
 「よかちょろ」「代脈」はよく目にするネタだが、初めて聴いた。
 談四楼師匠の「弥次郎」は二度目だろうか。ギャグだけで成り立つバカ話は好きだ。
 談之助師匠はトリだけに漫談ではなかった。


2014/12/26

 「世襲戦隊カゾクマン」(赤坂レッドシアター)

 2年半ぶりにシネりんの忘年会に参加したら、内藤さんが音楽を担当した芝居が年末にあるという。戦隊ものをモチーフにしたコメディなので、迷わず観劇の意思を伝えた。最初給料が入る25日の夜の部を希望していたのだが、この回だけ芝居ではなく落語会であることが後日判明して翌26日に変更した。後で気がついた。26日は会社が本年最終日でお昼で終了するのだ。
 変更の変更は悪いと思ってそのままにしたのだが、19時までが長いこと長いこと……。

 芝居は、40年代を彷彿させるお茶の間のセットに心が和み、適材適所のキャスト(&演技)に大笑い。クライマックスでは巨大ロボット(もちろん舞台では等身大だが)も登場して拍手もんだったが、映像によって表現された、自宅がロボットに変形するシーンはアニメだった。ここは絶対特撮でしょう、貧弱な出来でもいいから。
 劇場をでるとき、主題歌をハミングしていた。面白かった証拠だ。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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